石井さまのプロフィール
- 【年齢・性別】40代 男性
- 【家族構成】既婚(子2人)
- 【ご職業】会社員
- 【投資経験】あり(20年)
- 【ご相談時の保有資産】約3,000万円
※プライバシー保護のため、氏名は仮名とし、内容を一部調整しています。
ご相談内容
勤めている会社の持ち株会にて自社の株を積み立てしています。自社の株価は順調に上がっており資産額も増えていますが、このままでいいのか専門家の意見を聞きたいです。
石井さまのご希望
- ・持ち株を売却する手続き、運用益の税金について知りたい。
- ・持ち株以外での運用方法を検討したい。
- ・なるべくリスクを低減したい。
- ・老後を考え、現状の資産額や貯蓄の状況は、住居の買い替えをした場合でも問題がないか確認したい。
ご提案内容
お客様の将来の生活設計や現在の家計状況を詳しく伺い、「住居の買い替え」をした場合の将来予測(シミュレーション)を作成しました。その結果、現状のままでは将来的に資金が不足してしまう可能性が見えてきました。
そこで、無理のない範囲での家計の見直しとともに、効率的な積み立て方法や、資産をバランスよく整えるための具体的な運用プランを下記のようにご提案しました。
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見直し前
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見直し後
- 国内株式
- 外国株式(先進国)
- 国内債券
- 外国債券(先進国)
- 外国債券(新興国)
- 円預金
- 持ち株
ご提案のポイント
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(1) 将来を見据え、「今使うお金」と「運用するお金」を色分け
住居の買い替えや教育資金として必要な1,000万円は、あえて運用せず普通預金のまま手元に残す計画を立てました。そのうえで、残りの資産で「年3%」の利回りを目指すことで、老後の資金不足を解消するための現実的な道筋を整えています。
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(2) 「自社株」特有のリスクを抑え、安定感のある構成へ
資産の多くを占めていた持ち株は、勤務先の業績やご自身の給与と連動しやすいため、相対的にリスクが高くなる傾向にあります。同じ期待リターンを維持しながらも、より値動きが穏やかな「投資信託(株式・債券の分散投資)」へ組み替えることで、着実な準備を目指しました。
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(3) 税制優遇の活用と、インサイダー規制への配慮
NISAを活用した効率的な積み立てへ切り替えるとともに、持ち株特有の注意点も整理しました。売却時のインサイダー取引規制や、利益にかかる約20%の税金といった見落としがちなポイントを事前に確認し、ルールに則した丁寧な移行をサポートしています。
石井さまより ご感想
住まいの買い替えを考えるにあたって、将来に向けていくら準備し、どのような方法で積み立てればよいかを具体的に整理できたことで、迷いがなくなりました。
また、以前から資産の多くを占める『持ち株』の偏りが気になってはいたものの、つい後回しにしてしまっていました。今回の相談をきっかけに、リスクを抑えた分散投資の大切さを実感できたので、これからもアドバイスをいただきながら、着実な運用を心掛けていきたいです。
担当アドバイザー
道谷昌弘
大学卒業後、大手証券会社に入社。国内営業部門にて法人・個人の資産運用アドバイスを行う。8年間勤めたのち退社し、より中立的なアドバイスができるIFA(独立系投資アドバイザー)に転身。現在は富山を拠点に、全国各地のお客様に幅広くコンサルティングを行いながら、お客様にとって本当に良い商品提案を日々追求している。
自社株の積み立ては、会社の成長を支えるやりがいもあり魅力的です。一方で、一つの資産に偏ることは家計のリスクも高めてしまいます。
今回は「手元に残すお金」を確保したうえで、残りを他の投資先に分けることで、全体のバランスを整えました。メリットを活かしつつ、将来に備えた安定感のある歩みをこれからも支えてまいります。