債券投資のメリットは?

債券が何かを理解していただいたところで、次はどんなところが債券投資の魅力やメリットなのかをご紹介していきます。

債券投資の魅力とメリット

預金よりも高い利息収入

債券の利息は銀行の定期預金に比べて高く設定されています。
現在定期預金の金利は0.01% に設定されている銀行が多く、100 万円預けても1 年で100円しか増えないことになります。
債券は個人向け国債を例にしても定期預金より高く設定されています。また社債であれば国債よりも更に高い利率にしていることが多く、銀行の預金よりも大きなリターンが期待できます。
※ただし、発行体の倒産・破綻や財政難などによっては利息の支払いを受けられないリスクがあります。

安全性が高い

債券は償還日までの間に債券の価格が変動しても、償還日を迎えると額面金額でお金が戻ってくること(償還)が約束されています。
株式投資ではいつ株価が値上がりするか、どれだけの価格変動があるのかを予想することはできません。しかし、債券は償還期間と利率が決まっているため、償還日まで保有した場合に得られる金額の計算を比較的 簡単に行えます。受け取る金額がわかっていれば、資金計画もスムーズに立てることができます。

※ただし、発行体の倒産・破綻や財政難などによっては利息の支払いを受けられないリスクがあります。

途中で売却が可能

債券は償還日まで保有すれば額面金額を受け取ることができますが、株式と同様に市場で売却し換金することもできます。
自分の保有している債券が購入時よりも高い値段で取引がされていれば、売却をして売却益(償還差益)を得ることが可能です。もちろん売却益を狙う場合、市場の状況や発行体の信用状況の変化によっては元本割れのリスクもありますので注意が必要です。一般的に、景気が後退している時に債券価格が上昇し(利回りが低下)、景気が回復している時に債券価格が下落する(利回りが上昇)傾向があります。

  • 景気回復局面
  • 景気後退局面

多彩な選択肢

債券は発行体や通貨、利回りなどさまざまな種類があり、満期までの期間も1年、5年、10年などがあり、ライフプランに合わせて多彩な選択肢からお選び頂くことが可能です。

手間がかからない

株式投資では投資先の企業の業績や経営状況を入念に調べたり、専門的な知識も必要です。
さらに売却益を得るためには、常に株価を確認していつ売却するかを判断する必要があります。
債券は株式のように常に価格を気にする必要はなく、保有している間は定期的に利息を受け取れます。途中売却による売却益を狙わない限り、満期まで「保有するだけ」で額面金額を受け取ることができます。

利息を受け取れたり、満期には額面金額が戻ってきたり等、たくさんの魅力があるのが債券投資です。では反対に債券投資にはどんなリスクがあるのか見ていきましょう。

債券を購入する場合は、購入対価のみお支払いいただきます。債券の価格は、市場の金利水準の変化に対応して変動しますので、償還前に換金する場合には、損失が生じるおそれがあります。また、発行者の経営、財務状況の変化及びそれらに関する外部評価の変化等により、投資元本を割り込むことがあります。外貨建債券は、為替相場の変動等により損失が生じるおそれがあります。詳しくは所属金融商品取引業者のWEBサイト当該商品のページ、金融商品取引法に係る表示又は契約締結前交付書面等をご確認ください。