投資信託にかかる税金って?

投資信託の税金には、「分配金」にかかるものと、換金時に生じる「譲渡益」にかかるものの2 種類があります。

「分配金」にかかる税金

投資信託の分配金は、投資信託購入金額(個別元本)によって、利益となる「普通分配金」元本の払い戻しとなる「特別分配金」に分けられます。税金は利益に対して発生するので、普通分配金のみ課税対象となります。

普通分配金と特別分配金

  • 購入金額<決算日の基準価額の場合

    購入金額より分配金支払後の基準価額が高い場合は、支払われた分配金は「普通分配金」となり、課税の対象となります。

  • 購入金額>決算日の基準価額の場合

    購入金額より分配金支払後の基準価額が低い場合は、支払われた分配金のうち、購入金額と分配金支払後の基準価額の差額分は特別分配金(元本払戻金)となり、非課税になります。

「譲渡益」にかかる税金

投資信託を売却した際に、投資信託の売却時の価格が取得単価(個別元本+手数料)を上回っている場合は、その差額が譲渡益として課税対象となります。

税率は?

公社債投資信託とは、株式を一切組み入れず公社債のみで運用する投資信託、株式投資信託とは、約款上で株式の組入を許されている投資信託です。自分が保有する投信がどちらなのかは、目論見書などで確認できます。

  平成26年1月1日~
令和19年12月31日
公社債投信の
分配金・譲渡益等
20.315%
株式投信の
分配金・譲渡益等

次は、投資信託にかかる「費用」について解説します。

投資信託は、主に国内外の株式や債券等を投資対象としています。投資信託の基準価額は、組み入れた株式や債券等の値動き、為替相場の変動等により上下しますので、これにより投資元本を割り込むおそれがあります。投資信託は、個別の投資信託毎にご負担いただく手数料等の費用やリスクの内容や性質が異なります。ご投資にあたっては、目論見書や契約締結前交付書面等を十分お読みいただき、お客さま自身にて判断いただきますようお願いいたします。