この記事のポイント
- SBI証券が選ばれる理由:大手ならではの実績や、法人ニーズに応える豊富な商品(外国債券やIPOなど)、業界最安水準の手数料が評価されている
- 法人運用の落とし穴:法人特有の複雑な手続きや税制が存在し、資金の性質と商品リスクのミスマッチによる自己判断の運用は、大きな損失を被るリスクを伴う
- 賢い活用法:ネット証券の低コストなどのメリットを活かしつつリスクを抑えるには、口座開設から運用まで中立的な立場で長期サポートを行うIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)の活用が有効である
「会社の余剰資金を眠らせたままにするのはもったいない」物価上昇が続く中、コストを抑えて運用できるネット証券、特に「ゼロ革命」により各種手数料を無料化(※1)している「SBI証券」を検討する経営者が増えています。
しかし、「人気だから」「手数料が安いから」という理由だけで始めると、思わぬリスクに繋がる可能性があります。法人の資産運用には、個人とは異なる複雑な税制やリスク管理が求められ、失敗すれば本業の決算に悪影響を及ぼす可能性もあるからです。
この記事では、SBI証券の法人口座が選ばれる理由と、陥りやすい失敗事例、そして「リスクを抑えて賢く活用するための選択肢」を解説します。 会社の資産を守りながら増やすための「大切な一歩」として、ぜひお役立てください。
(※1)出典:SBI証券 公式サイト「ゼロ革命」
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INDEX
なぜ多くの経営者が「SBI証券」の法人口座を選ぶのか
数ある証券会社の中で、なぜ多くの法人がSBI証券を選んでいるのでしょうか。 その理由は、単なる「知名度」だけではありません。経営者にとってメリットとなる、実利的な強みが明確にあるからです。
ネット証券最大手ならではの「実績」と「安定感」
まず挙げられるのが、圧倒的な実績とそれに裏打ちされた安定感です。SBI証券は、SBIグループ全体で総合口座開設数1,500万口座(※2)を達成し、国内株式個人取引シェアでもNo.1(※3)を誇る、ネット証券界のリーディングカンパニーです。
大切な会社の資金を預ける以上、「破綻リスク」や「システムの安定性」は気になるところでしょう。 その点、多くの個人投資家や法人に利用されている実績は、口座開設の大きな判断材料になります。
もっとも、利用実績の多さは、金融機関選びにおける参考指標の一つになり得ますが、最終的な判断は各社のニーズやリスク許容度に応じて行うことが重要です。
(※2)2025年11月25日時点。SBI証券、SBIネオトレード証券、FOLIOの合算値(出典:SBI証券 公式サイト)
(※3)2025年3月期 通期(2024年4月~2025年3月)の委託個人売買代金シェア(出典:SBI証券 公式サイト)
法人ニーズに応える「外国債券」や「IPO」の強さ
SBI証券が法人に支持される大きな理由の一つに、「商品ラインナップの豊富さ」があります。 特に、以下の2点は経営者にとって魅力的です。
- 外国債券の取り扱いが豊富
- 米ドル建て債券(米国債や社債)など、円安・インフレ対策として有効な商品の選択肢が非常に多いのが特徴です。
- 安定的な利子収入(インカムゲイン)を狙いたい法人にとって、債券の種類の多さは大きな武器になります。
- IPO(新規公開株)の実績
- 抽選倍率は高いものの、申込機会の多さを評価する声もあります。IPOの取扱実績については公式サイトに記載の最新情報をご参照ください。
参照:取扱商品|SBI証券
経営コストを圧迫しない「業界最安水準の手数料」
コスト意識の高い経営者にとって、「手数料」は無視できない要素です。 対面型の総合証券や銀行で投資信託や株式を購入する場合、購入時手数料だけで3%近く取られることも珍しくありません。
一方、SBI証券などのネット証券は、店舗コストが抑えられる分、一般に手数料が低水準に設定されています。例えば、国内株式の売買手数料や、投資信託の購入時手数料(ノーロード商品多数)など低水準の手数料体系が用意されています。最新の料率・条件は公式サイトをご確認ください。
運用コストを抑えることは、そのまま利益率の向上に直結します。「無駄な経費は1円でも削りたい」と考えるのは、経営者として当然の判断と言えるでしょう。
参照:手数料|SBI証券
【要確認】法人口座ならではの注意点とデメリット
メリットの多いSBI証券ですが、決して「万能」というわけではありません。特に、本業で多忙な経営者や、資産運用の専任担当者がいない中小企業にとっては、ネット証券特有の「壁」が存在します。
口座開設の手続きが個人よりも複雑
個人の証券口座であれば、スマホとマイナンバーカードがあれば数分で申し込みが完了します。しかし、法人口座の場合はそうはいきません。
- 履歴事項全部証明書(登記簿謄本)
- 法人の印鑑証明書
- 代表者の本人確認書類
- 実質的支配者(大株主など)の申告
これらを用意し、正確に入力する必要があります。 また、審査も厳格に行われるため、書類の不備や確認事項の有無により、開設まで一定の期間を要することがあります。「今すぐ買いたい商品がある」と思っても、すぐには始められない点には注意が必要です。
▼参照
口座開設の流れ(法人のお客さま)|SBI証券
口座開設のお申し込みの際にご用意いただくもの(法人のお客さま)|SBI証券
独自の税制ルール(含み益への課税など)
ここからは法人の資産運用において要となるポイントについて説明します。それは、個人の税制と法人の税制は全く別物だということです。
個人の場合、株式や投資信託は「売却して利益が確定したとき」に課税されます。しかし法人の場合、保有商品の種類や会計・税務の取り扱いによっては、決算期末の評価差額が課税上の論点となるケースがあります。(詳細は個別事情により異なるため、税理士等の専門家へ事前にご確認ください。)
例えば、運用自体は順調で「含み益」が出ているとします。 まだ現金化していないのに、その含み益が「益金」として計算され、法人税の支払いが発生してしまう可能性があるのです。
「節税のつもりで始めたのに、逆にキャッシュフローが悪化した」 といった事態を避けるためにも、税理士や所轄の税務署への確認が必須となります。
「銘柄選び」から「売却タイミング」まで全て自己判断
ネット証券は、手数料が安い代わりに「アドバイス」がありません。画面の向こうには、膨大な数の株式、債券、投資信託が並んでいます。
「今の相場で、どれを買うのがベターなのか?」「いつ売れば一番利益が出るのか?」
これらを全て、自分一人で判断しなければなりません。本業が忙しい中で、常に相場変動をチェックし、適切なタイミングで売買を行うのは、想像以上にハードルが高いものです。
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よくある失敗事例から学ぶ「法人運用の落とし穴」
ここで、実際にあった「ネット証券での法人運用の失敗事例」を一つご紹介します。
利便性の高い取引環境が整っていたとしても、資産運用は相場の変動に伴う適切な判断が欠かせません。この判断のプロセスこそが、運用の安定性を左右する要となります。
【事例】「今すぐ現金が必要なのに…」資金計画なき運用の代償
IT企業を経営するB社長の事例です。「当面使う予定のない資金が5,000万円ある」ということで、少しでも増やそうと、「外国債券」や「株式ファンド」を購入しました。
運用は順調でしたが、半年後、大口取引先からの入金遅延が発生。急遽、運転資金として3,000万円の現金が必要になりました。
■結果
そのタイミングは、たまたま相場が一時的に下落している局面でした。本来、株式や債券は「値動きの波」がある商品であり、一時的なマイナス局面を乗り越えるためには「長期で保有できる余裕」が必要です。
売却するタイミングや、相場状況によっては損失が確定するリスクがあります。
■教訓
法人の資産運用において大切なポイントは、「資金の性質」と「商品のリスク」のミスマッチを防ぐことです。
- 値動きの波がある商品(株式や投資信託、債券など):長期で保有できる余裕資金で運用する
- すぐに現金化できる安定商品(預金など):いつでも使えるよう確保しておく
この「色分け」をせずに、手元の現金をすべて投資に回してしまうと、いざという時に大きな損失を被る可能性があります。
SBI証券のメリットを活かしつつ、アドバイザーのサポートを受ける方法
「SBI証券のコストや使いやすさは捨てがたい」「でも、一人で運用して失敗するのは怖い」
そんな経営者様の悩みを解決する、「いいとこ取り」の方法があります。 それが、「IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)」を活用することです。
ネット証券と対面証券の「いいとこ取り」ができるIFAとは?
IFAとは、特定の金融機関に所属しない、独立した資産運用のアドバイザーです。
実は、SBI証券には「IFAコース」という仕組みがあります。 これを利用すると、「SBI証券の口座」を使いながら、「IFAのサポート」をつけることができるのです。
- 口座・システム:SBI証券(手数料が安い、商品が豊富)
- 相談・サポート:IFA(プロのアドバイス、長期フォロー)
つまり、ネット証券のメリットを享受しつつ、対面サポートに近いフォローも受けられるため、選択肢の一つとして検討する価値があります。※IFAコースの手数料テーブルは、インターネットコースの手数料テーブルと同一ではございません。
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「投資信託相談プラザ」なら、中立的な立場で長期サポートが可能
私たち「投資信託相談プラザ」は、SBI証券・楽天証券と連携提携しているIFA法人です。
一般的な金融機関では、会社の営業方針や目標との兼ね合いで、必ずしもお客様にとってベストな商品だけを提案しきれないケースも少なくありません。
しかし、私たちは特定の金融機関の方針に縛られません。「御社の財務状況にとって、本当に必要な商品は何か?」この一点に集中し、中立的な立場からアドバイスを行います。
- 全国各地に店舗があり、対面での相談が可能。
- オンライン相談にも対応。
- 経営者様のパートナーとして、長期的な視点で資産形成をサポートします。
実績が証明する信頼性
「本当に任せても大丈夫?」という不安もあるかと思います。
投資信託相談プラザは、長年にわたり多くのお客様の資産運用をサポートしてまいりました。
- 仲介する口座数:延べ6万口座以上
- 仲介する預かり資産残高:4,500億円以上
※令和7年12月時点の実績
また、大手新聞やTV、経済誌などのメディアでの掲載実績もあり、特定の金融機関の枠を超えた『公平な第三者』の視点から、多くの方の資産運用をサポートしております。
SBI証券 法人口座開設の基本的な流れ(IFAコース)
もし、サポートを受けながらリスクを抑えて運用を始めたいとお考えなら、IFA経由での口座開設がスムーズです。
必要書類の準備
法人の口座開設には、個人よりも多くの書類が必要です。事前に以下のような書類を準備しておくと、手続きがスムーズに進みます。
- 履歴事項全部証明書(登記簿謄本):発行から6ヶ月以内の原本など。
- 印鑑証明書:法人のもの。発行から6ヶ月以内の原本など。
- 代表者の本人確認書類:運転免許証やマイナンバーカードなど。
- 法人番号指定通知書:コピー可の場合が多いです。
※必要書類は法人の形態や実質的支配者の状況によって異なる場合があります。
▼参照
口座開設の流れ(法人のお客さま)|SBI証券
口座開設のお申し込みの際にご用意いただくもの(法人のお客さま)|SBI証券
申し込みから開設完了までのステップ
一般的なネット証券の申し込みでは、書類の不備などで何度もやり取りが発生し、開設までに1ヶ月以上かかることも珍しくありません。
私たち「投資信託相談プラザ」経由でお申し込みいただければ、専門スタッフが手続きをサポートいたします。
- 無料相談:まずは御社の状況や運用目的をヒアリング。
- 口座開設サポート:書類の書き方や必要書類の案内を実施。
- 審査・開設:SBI証券にて審査完了後、所定の方法でログイン情報(IDなど)が通知されます。(送付方法は時期・手続により異なるため公式案内をご確認ください。)
- 運用開始:担当アドバイザーと共に、御社に合ったポートフォリオを構築します。
まとめ:会社の資産を守り育てるために、まずはIFAに相談を
SBI証券は、手数料の安さや商品ラインナップの面で、法人の資産運用における有力な選択肢の一つになり得ます。
しかし、その高機能なツールも、使い方を誤れば会社の財務にとって「足かせ」になりかねません。特に、為替や税務が絡む法人の資産運用においては、「自己流」は大きなリスクです。
「SBI証券を使いたい。でも、失敗はしたくない」
そうお考えの経営者様は、ぜひ一度「投資信託相談プラザ」の無料相談をご活用ください。SBI証券という「強力なツール」と、IFAという「頼れる専門家」を組み合わせることで、リスクを管理しながら、より堅実に資産運用を進めていくことができるはずです。
まずは、お気軽にご相談ください。
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※弊社は、SBI証券・楽天証券を所属金融商品取引業者とする金融商品仲介業者です。個別のご相談は、弊社指定の相談窓口(IFA担当)で承ります。
このコラムの執筆者
道谷 昌弘
株式会社Fan IFA
本コンテンツは情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身でご判断いただきますようお願いいたします。本コンテンツの情報は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その情報源の確実性を保証するものではありません。本コンテンツの記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答えいたしかねますので予めご了承お願いいたします。また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。


AFP(日本FP協会認定) 大学卒業後、大手証券会社に入社。国内営業部門にて法人・個人の資産運用アドバイスを行う。8年間勤めたのち退社し、より中立的なアドバイスができるIFA(独立系投資アドバイザー)に転身。現在は富山を拠点に、全国各地のお客様に幅広くコンサルティングを行いながら、お客様にとって本当に良い商品提案を日々追求している。