

ネット証券に相談窓口はない? ご相談はIFAの店舗・窓口のご利用をどうぞ!
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ネット証券は手数料の安さに加え、スマホで簡単に取引が可能で、少額投資やポイント投資といったサービスも先駆けて行ってきました。
資産運用の敷居を低くしたことはネット証券の大きな功績でしょう。
しかし本格的に運用をする場合、ネット証券では相談窓口がないので、運用先や運用金額を決めるのは自分自身で行わなければなりません。
しかし最近ではネット証券でも対面の運用相談サービスを拡充しています。
今回はそんなネット証券の相談窓口事情をご案内します。
SBI証券や楽天証券といったネット証券の口座開設数が急増中!
人生100年時代と呼ばれ、それ故に老後に2,000万円が足りなくなるとする試算データが公表されたりなどして、お金に関して何かと気になる時代になりました。
銀行に預けても利息は雀の涙ほど(雀の涙も付かない⁉)。
何とかしなければと資産運用に興味を持ち、その第一歩として証券口座を開設する人が増えています。
特に新規口座開設数の伸びが凄いのがSBI証券や楽天証券といったネット証券です。
下記の証券口座数の推移のデータをご覧ください。
※口座数には、SBI ネオモバイル証券の口座数、SBI ネオトレード証券の口座数、FOLIO の口座数を含みます。 「国内初」について、比較対象範囲は日本証券業協会の会員 273 社です。(2023 年 3 月 27 日現在、各社公表資料等より SBI 証券調べ)
出所:各社公表データを基にFan作成
大手ネット証券であるSBI証券と楽天証券の口座数が大きく増えているのが見て取れます。
SBI証券の証券口座数は2023年3月、ついに1000万口座を突破しました。
楽天証券も2023年4月に証券口座数が900万口座を突破しました。
図からわかる通り、対面証券の大手である野村證券、大和証券、SMBC日興証券を引き離し、大きく証券口座数を伸ばしています。
口座数の推移を見ると大手対面証券とネット証券の勢いの差は明確です。
これから「証券口座を作るならネット証券で」というのが当たり前になりつつあると言えるでしょう。
また、2024年1月より、新NISAの制度がスタートします。新NISAは1人1口座しか開設することができません。NISA口座を開設した金融機関とは、長期の取引となることが予想されます。
そのためどの会社で口座を開設するかが重要なポイントとなります。
SBI証券、楽天証券の2社とも、
- 取扱銘柄数が多い
- ポイント還元などの“独自サービス”が充実している
- 株式取引のしやすさ
といった特徴がありおすすめできます。
ネット証券のデメリット… 資産運用は自身で行うのが基本
ネット証券の口座数が大きく伸びていることを見てきました。
そもそもなぜネット証券の口座数が伸びているのかというと、やはり大きな要因は手数料の安さにあるでしょう。
例えば日本の個別株式を売買する際、対面証券で営業担当者を通して買うと約定代金の1%程度はかかります(証券会社によって、また約定代金の多寡によっても異なります)。
仮に約定代金が100万円だとしたら1万円程度の手数料がかかることになります。
それがネット証券であると、プランにより異なりますが、500円程度で済んでしまったりします。
コストの差は当然に最終的なパフォーマンスに直結するものです。
売買を頻繁に繰り返せば、手数料だけで相当な差になります。
それでは全ての人にとって対面証券ではなくて絶対にネット証券が良いかというと、そうとも言い切れません。
対面証券の強みは、基本的に個々の顧客に営業担当(窓口)が付くため、何か相談事があれば直ぐに対応してくれる安心感です。ネット証券ではそうはいきません。
ネット証券の場合、商品の選定から注文・管理まで全て顧客自身で行わなくてはなりません。
数ある金融商品の中から自分に合ったものを探すのはなかなか大変なことです。
ネット証券に口座を作ったはいいものの、結局何を買ったらよいか分からずに何もしていない人は多くいることでしょう。
繰り返しますが、ネット証券では運用の相談窓口は用意されていません。
何を買うべきかは自分で考えるしかないのです。
運用の知識が全くない人が口座を作り、悩みなく直ぐにスタートするのは難しい話です。
相談窓口がないというのは、ネット証券を使う上でのデメリットと呼べるかもしれません。
店舗(オンライン)で相談できる⁉ 上手にIFAを活用しよう!
ネット証券を使っているけど運用の相談がしたい。そんな風に感じている人も多いのではないでしょうか。
「ネット証券だけど運用相談ができる」ことを可能にしたのが「IFA」です。
IFAとは金融機関から独立した立ち位置で運用相談ができるアドバイザーのことを言います。
金融機関の都合による商品の提案はせず、客観的な立場から資産運用の提案を行うことに強みを持っています。
IFAは基本的にSBI証券や楽天証券といったネット証券と提携し、そのネット証券の取り扱っている商品の中から顧客に最適と思われる銘柄を提案しています。
相談窓口がないというネット証券の弱い部分を補う存在であると言えます。
相談料はかからないケースが多いですので、SBI証券や楽天証券などのネット証券を利用しており、今後の運用に悩んだ際にはIFAを利用してみてはいかがでしょうか。
当社では、店舗での相談に加えて、オンラインでの相談も承っています。
オンラインなら感染症を気にする必要はありませんし、遠方の方でも気軽に相談できます。
相談にかかる費用はありませんので、これから運用を始めたい方や運用しているけど思うようなパフォーマンスが出せていない方は、ぜひお気軽に相談をご利用ください!
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このコラムの執筆者

小須田 徹
株式会社Fan IFA
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プライマリー・プライベートバンカー(日本証券アナリスト協会認定) 関西学院大学卒。政府系金融機関勤務を経てIFAに転身。東京丸の内店に在籍。日本人の金融リテラシー向上に寄与すべく活動中。投資初心者の若い世代から退職世代の方まで、幅広い年齢層のお客様の金融コンサルティングを行う。