株の買い時はどう判断すべき?見るべきチャートや注意点について

株の買い時はどう判断すべき?見るべきチャートや注意点について

株式投資

株の買い時は、「上昇トレンドが見込めるとき」や「移動平均線と株価が大きく離れたとき」などと言われていますが、読み切ることはプロでも難しいです。

株の買い時の大まかな目安4つや初心者が知っておくべき投資の基本を紹介しますので、考え方を押さえておきましょう。

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こちらの記事では、このようなお悩みにお答えしていきます。一般的に株の売り時といわれるタイミングを見極めるには、「株価が上昇したとき」「投資先の企業の業績が下がったとき」などが挙げられます。とはいえ、なかなかイメージが湧きづらいですよね?こちらの記事では、株の売り時を見極めるコツや見失わないために意識すべき注意点、分析ツールを解説します。投資信託相談プラザ -近鉄あべのハルカス店株取引において、株の売り方を見極めるには以下4つのタイミングを意識しましょう。株の売り時についての考え方自体は単純で、「安く買った株をいかに高く売るか」とされています。しかし、株価が上がりきったタイミングを確実に当てる方法が確立されていれば、誰も株取引に関して頭を悩ませません。株の売り時の判断をするには、これまで多くの投資家や株式市場の動きから分析された「傾向」を見ることが大切になります。また株取引には絶対がないからこそ、第三者からの無根拠かつ無責任なアドバイスには注意しましょう。とくに無免許の人物による投資助言詐欺については、金融庁が注意を呼びかけています。仮に資格持ちのプロだとしても「この株はさっさと売って他の株を買うべきだ」「自分の言うことは絶対だ」などの断定的判断を提供することは認められていません。金融商品取引法違反に当たります。似たような事態に遭遇したら注意が必要です。まずは焦らず、株取引の基本の考え方や見方を身につけましょう。ここからは見極めのタイミング4つを紹介します。株価が上昇したタイミングは売り時の基本ですが、「上がった後にどのタイミングで売るか」にはさまざまな選択肢があります。基本は株式チャート(株価の動き)を参考にして判断しましょう。以下2つの線に注目します。上記2つの線を踏まえた上で、「買ったときより株価が上がっている場合」の売るタイミングは主に次の3つといわれています。1の「確実に利益が出る状態での売り」と、2・3の「株価が上がりきってから下がる傾向が見えたときの売り」の2パターンになります。株式投資初心者は、リスク回避のためにも「株を買ったときより少し高値になったタイミング」で早めに売り、利益の確保を最優先にすることを検討するとよいでしょう。また、目標利益になったときも、一部売却を検討してもいいタイミングといえます。ここで「もっと上がるはず」と強欲に待ち続けるのは、初心者のうちは避けておいたほうが無難です。株価にもっとも大きな影響を与える要素の1つは投資先企業の業績であるため、投資先の企業の業績が下がってきたときは、まだ株価に反映されていなくても売り時と判断できるでしょう。まず投資家たちが出資(株を購入)する目的としては、「高額の配当金がほしい」「優れた企業の経営に参加したい」「高値で売り抜けたい」などが挙げられます。もし業績が下がるとこれらすべてに期待ができないため、株が徐々に売られ始めます。つまりその銘柄の需要がなくなる=株価が下がることにつながります。企業の業績を確認したいときは、決算後に企業が公開する決算の情報である、決算短信や有価証券報告書を見てみましょう。売上や純利益、損失などの詳細が載っています。過去数年間分が公開されているので、「昔と比べて業績が上がったのか下がったのか」、「数年前にやった事業・設備投資は実を結んでいるのか」までチェックできます。もし投資先のコンプライアンス違反(企業が法令や社会的規律などに反した行動をとること)が発覚したときは、株価を大きく下げる原因となるため売り時として検討すべきタイミングといわれています。とくにニュースになるレベルの場合は注意しましょう。平成~令和の時代にかけて、コンプライアンス違反は世間から厳しく見られるようになりました。環境・社会・ガバナンスを重視したESG投資への注目や、SNSの普及による悪評の拡散スピードなどが相まったこともあり、一気に株価を落とすリスクが高いです。実際に世界や日本の大企業でも、コンプライアンス違反が原因と見られる株価の暴落が起こりました。できる限り投資先企業の最新情報やニュースはチェックしておき、問題があったときはすぐに売りに転換する意識を持つことが大切です。為替相場、つまり日本円と外国通貨の相場が変動した場合は売り時になる可能性があります。外国と取引している企業が大きく影響を受けるためです。例えば、為替変動によって1ドル=100円が1ドル=110円の円安ドル高になったとします。このとき輸出型企業と輸入型企業に起こるそれぞれの影響は次のとおりです(100円で1ドルだったが、110円払わないと1ドル手に入らない=円が安くてドルが高い)。このように外国と取引している日本国内企業の業績は、為替相場から受ける影響が大きくなります。長期保有の場合は、短期的な株価の上げ下げで一喜一憂せずにホールドする意識が大切です。企業の将来性をよく見極めて、売却すべきかどうかをよく考えてみましょう。投資家として長い目で見ること、将来的な株価上昇を期待する気持ちを持つことも必要な要素です。そもそも、株を買う時は、その企業の成長性や株価に割安感があるかどうかを確認し見極めなくてはなりません。検討したうえで購入した株ならば、一時的な値動きには左右されないようにしましょう。株による資産形成を考えたときには、長い目で見て判断することが重要です。投資信託相談プラザ -近鉄あべのハルカス店初心者が株の売り時を見失わないためには、以下4つのポイントを意識しましょう。株の売り時の見極め方を知っていたとしても、実際に売る勇気や売りタイミングを見極める力がなければ利益を出せません。売り時のタイミングと一緒に、「どうしたら見逃さずに済むのか」「初心者でも失敗しないために大切なことはなにか」を知っておくことで、大きな損失を回避できます。ここからは初心者が株の売り時を見失わないための4つのポイントを紹介します。「株価が〇〇パーセント上がったら売る、逆に〇〇パーセント下がっても売る」、「チャートを見るか、企業の成長率に注目して決めるか」など、自分の中で株の売り時に関するマイルールを決めるのは効果的です。マイルールがあれば欲を出しすぎて失敗したり、株価下落によるパニックで売り時を見失ったりするリスクを防げます。経験や実績の浅い投資初心者ほど、自分が定めたルールに従って売り時を決めたほういいでしょう。投資初心者はまず損切り(ロスカット・ストップロス)を覚えることが重要です。損切りとは、購入したときよりも損失が出ている状態で売却を行い、損失を確定させることを意味します。初心者は「まだこれから上がるかもしれない」と損切りのタイミングを逃し、より大きな損を被ることも珍しくありません。損切りせずにホールドするという考え方もありますが、初心者の場合は成長性見込みや購入目的がズレた状態の「意味のないホールド」になる確率が高いです。前述のマイルールで決めたタイミングがきたときや、買ったときの目的が果たせなくなったとき(将来性がなくなった、投資先の競合他社に強力なライバルが出現したなど)では、躊躇なく損切りできる意識を持ちましょう。移動平均線や決算短信は、株取引の分析を行う上で最低限読めるようになっておきたい情報です。移動平均線は株式チャートから株価を分析する「テクニカル分析」、決算短信は企業価値から株価を分析する「ファンダメンタルズ分析」に使います。移動平均線とは、一定期間での株価の平均値を線で結ぶことで、株価の方向性を表すグラフです。5日ごと・25日ごとなどの日にちや、13週ごと・26週ごとなどの週ごとの平均値を線でつないで折れ線グラフで表します。移動平均線は相場のトレンドとその勢いを読んだりするときに重宝される、代表的なテクニカルチャートの1つと言えるでしょう。続いて決算短信とは、決算内容の要点をまとめた資料で、正式な決算報告である有価証券報告書よりも早く公開される情報です。決算日から30日以内、遅くとも45日以内に開示するようルール付けがあります。決算短信は投資家に対して早めに決算結果を伝えることが目的といっても過言ではないでしょう。決算短信を読んでわかることは次のとおりです。決算短信は企業価値を見るファンダメンタルズ分析において欠かすことのできない情報源といえます。初心者投資家として今後レベルアップを狙うのであれば、ある程度は読めるようになっておきましょう。チャートで売り時を判断するコツとして、一般的に売り時とされるチャートの形であるパターンを覚えるのもおすすめの方法です。「今のチャートは売り時の形に近いから、売却を検討してみよう」という判断材料になります。今回は代表的な5つのチャートパターンを紹介しますので、売り時を判断するためのひとつの材料として参考にしてください。売り時のチャートパターンで「これだけは覚えておくべき」なのは、短期の移動平均線が長期の移動平均線を上から交差する「デッドクロス」です。デッドクロスは株価の下降トレンドに入るシグナルとされるため、見極めポイントの章でも紹介した売り時のタイミングに入るとされます。プラス乖離とは移動平均線と株価を並べたときに、株価が上方向に大きく乖離している状態のことです。これまでの平均よりも異常に株価が上がっていることを意味します。プラス乖離が起こると株式市場では利益確定をしようとする投資家が増え、反落の動きになり下降トレンドに入ります。ヘッドアンドショルダー(三尊天井)は、1回、2回と高値をつけた株価で、3回目の高値が2回目を抜けずに落ちていくパターンです。3回目の下降が安値で結んだネックラインを下回ると、下降トレンドの突入を知らせるシグナルになります。ダブルトップ(M型天井)は、1回目と2回目の高値がほぼ同じ値で推移するチャートパターンです。「最初の高値で本質的な価値に達した」「これ以上は上がらないのでは」という投資家の心理が働き、そのまま下げに転じます。ソーサー・トップは、長期間高値の位置で細かい上下を繰り返すチャートパターンです。一度下落した後はさらに横ばいの上下が続くプラットフォームを作り、その後本格的な下降トレンドに入ります。上記4つよりは出現頻度が少ないですが、こういった形もあると覚えておきましょう。売り時をチェックするときは、証券会社が提供する企業分析ツールを活用しましょう。企業分析ツールを用いるメリットとしては次のような点が挙げられます。スマホアプリ版を使えば、仕事の合間や通勤時間中、プライベートのすき間時間などでも確認できるので、売り時を見逃すリスクを軽減できます。無料で使えるツールもあるため、ぜひ活用してみてください。投資初心者が知っておくとよい株の売り時は次の4つとされています。もし株の長期保有による長期的目線で投資を行う場合は、数年単位でのホールドも視野に入れつつ、短期的なチャートの上げ下げに惑わされないことが大切です。大まかな目安を自分の中で作っておくことで、いざ株を売ろうとするときに迷いが少なくなります。さらにマイルールの設定やチャートパターンを頭に入れておくことで、売り時を判断できるようになりましょう。

株の売り時とは?4つのタイミングや注意点、分析ツールを解説

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株の買い時はあるの?おおまかな目安は4つ

株の買い時を見極めるにはチャート(株価の動き)や企業の決算情報などを確認する必要があります。具体的には以下4つが買い時の目安とされています。

  1. ほしい銘柄の上昇トレンドが見込めるとき
  2. 移動平均線と株価が大きく離れたとき
  3. 企業の決算をチェックして将来性が見込めるとき
  4. 出来高が急増したとき

ただし前提として、株の買い時や買うべき銘柄に絶対の正解はないと心に留めておきましょう。もし「絶対に儲かる」とアドバイスするプロがいたら、断定的判断を提供したとして明確な法律違反に当たります。

また無免許の人物による詐欺被害についても、金融庁が注意を呼びかけている事実があります。甘い言葉に惑わされるより、これまでの株取引の歴史から導き出された「傾向」を知ることが大切です。

1.ほしい銘柄の上昇トレンドが見込めるとき

チャート(株価の動き)において、ほしい銘柄が今後上がっていく兆候が見られる「上昇トレンド」が見込めるときは、株の買い時の1つとされています。株取引におけるトレンドとは、株価が右上に伸びているか、右下に伸びているか、横ばいを維持しているかなどの大局を表す動きのことを表すものです。

こうしたトレンドを読むには移動平均線に注目します。移動平均線とは、ある一定期間の株価の動きを平均化して表した線のことです。間隔は日や週、ときに分刻みでの平均を算出して分析します。例えば日足は5日や25日、75日などの間隔で結び、週足は13週や26週、52週などの間隔で結びます。

平均を取る期間によって短期・中期・長期に分類されるのが一般的です。

短期・中期・長期の分類

このように上昇トレンドを読んだり、過去のチャートの動きを確認したりなどで株価動向を予想することをテクニカル分析といいます。

また上昇トレンドと判断するには、株価の動きの特徴を捉えることも大切です。株価の動きはストレートに伸びることは少なく、常に細かく上下しています。そこで株価の安値(谷)もしくは高値(山)の頂点をそれぞれ線(トレンドライン)で結ぶことで、どの方向へ正しく伸びているかを確認できます。

トレンドライン

3点以上の安値と安値を結んだとき、右上に進んでいる状態が上昇トレンドです。このタイミングが一般的に銘柄の買い時といわれています。

上昇トレンド中では、一番高い株価から一時的に下がる「押し目」の状態から反発したときに、以下2パターンの買い時が発生します。

  • 直近の高値よりさらに高値を更新し、今後の伸びを期待できるタイミング
  • 押し目の底から上昇してすぐのタイミング(押し目買い)

判断を行うには、直近の高値から水平に引いた線、もしくは高値と高値を結んだ線である「上値抵抗線(レジスタンスライン)」を基準にするとやりやすいです。

レジスタンスライン

ただし「押し目待ちの押し目なし」という格言もあり、株価上昇の勢いが強い(値の下がりが予想しにくい)相場の場合は押し目が現れにくい傾向があります。また押し目のタイミングで買っても、その後本当に高値を更新するかどうかは未知数です。

なお直近の高値を更新できなくなってくると、その後の株価は上昇しにくいとされるのが一般的です。なおチャートの値が最高値またはそれに近い高値になっているところを天井と呼びます。

このように、テクニカル分析を行う上で移動平均線を読めるようになれば、株式市場におけるさまざまな局面を推測できるため、株の売り時のタイミングを見極めたり、より先の株価の動きを予想できたりします。

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2.移動平均線と株価が大きく離れたとき

移動平均線に対して株価が大きく下へ離れた「マイナス乖離」の状態が買い時の1つといわれています。移動平均線と株価が離れているマイナス乖離中は、これまでの平均的な株価の動きに比べて異常に安くなっている状態です。

なぜマイナス乖離が買い時とされるか、ですが、これは単純に「安くなったから買い時になった!」と判断されるわけではありません。反転上昇、つまり株価が以前の値に戻る動きを見せる可能性を期待できるためです。

株価は急落すると、株式市場にて「押し目だから買いだ」という投資家の考えが働きます。そして実際に買い注文が増え、結果として株価は上昇し、移動平均線の値に戻ろうとする値動きになるケースが見られます。

このように対象の銘柄が「売られすぎている(買われすぎている)」との投資家心理から、自律反発して株価が上向く(下向く)傾向が多いです。このことは逆張りとも呼ばれます。

移動平均線と株価が大きく離れたとき

また短期の移動平均線が、長期の移動平均線を下から上に交差して抜く「ゴールデンクロス」の状態も有名な買い時の1つといわれています。

ゴールデンクロス

ただし、株価の動きは企業業績や政治、法改正や経済界の動き、災害などといったファンダメンタルズ(外的要因)にも左右されます。

移動平均線と株価の大きな乖離に対し、焦って「今が買い時だ」と判断せず、チャートと一緒にファンダメンタルズをチェックすることをおすすめします。

3.企業の決算をチェックして将来性が見込めるとき

企業の決算をチェックした結果、「この企業は将来的に伸びる」と思えたら買い時と言えるでしょう。過去と現在の売上や利益を比較したり、使っているお金が借金の返済なのか投資なのかを見たりして、企業の将来性をチェックしましょう。

企業の業績や将来的な伸びを分析したいときは、決算短信や有価証券報告書など企業が公表しているIR情報をチェックすると以下の情報が得られます。

  • どれくらい売上や利益、支出があったのか(前年以前と比較してどうか)
  • どれくらい資産や負債を持っているのか
  • どんな経営戦略を実施したのか
  • 今後どのような事業戦略を持っているのか
  • 企業価値に対して株価は割安であるか

企業の業績が株価に直結しやすい株取引において、企業価値を正しく分析することは買い時を判断するために重要です。なお、企業価値はファンダメンタルズ分析によって判断できます。

決算短信や有価証券報告書などのIR情報・財務情報は読み慣れるまで時間がかかりますが、読めるようになれば業界誌や株関係の書籍も理解しやすくなります。まずは、決算短信のサマリー情報にある財務三表(損益計算書・貸借対照表・キャッシュフロー計算書)の情報を読み解く練習をしてみましょう。

テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析

例えば2021年初期、ある日本の企業が長年かけて開発したアプリが爆発的人気を博したことをきっかけに、ただでさえ伸びていた株価が加速度的に上昇したという事例があります。

ファンダメンタルズ分析により、この企業が小規模ベンチャーだった頃から投資状況や開発アプリ、リリースするサービスの質などを分析して株を買っていれば、大きく利益を得られたでしょう。

4.出来高が急増したとき

株取引における出来高とは、株の取引量(枚数)のことを意味します。もし出来高に増加傾向が見られると、買い時と判断されることが多いです。なぜなら出来高=取引量が増加しているということは、「投資家から注目されている」「需要が伸びている」と推測できる、株価上昇を見込めるからです。

とくに出来高の増加と一緒に上昇トレンドが見られるときは、今後株価も継続して上がっていくと期待できるでしょう。

また「セリングクライマックス」と呼ばれるタイミングもあります。セリングクライマックスとは、株価に下落傾向が見られるとき、投資家たちが「これ以上持てない」と大量に売りに出した結果、さらに株価が暴落することです。

これは売りや下落が一段落するサインとも読めるため、その後の反発に期待ができます。ただし底の見極めの難しさや再暴落のリスクもあるので、一旦は方法論として心に留めておく程度がよいかもしれません。

初心者が株を買うときに気をつけたいポイント4つ

株式投資を始めたばかりの初心者やこれから始めようと考える人にとって、ときに気をつけたいポイントが4つあります。

  • いろいろなところから情報を収集すること
  • 複数の銘柄に分散して投資すること
  • 自己資金以上の投資はしないこと(現物取引から)
  • 長期的な目線や買い増しを意識すること

初心者が株を買うときに大切なのは「リスク回避の意識」です。事前に多くの情報を集めつつ、リスクを分散する投資のやり方や手持ち資金との相談を忘れないことが大切になります。それぞれを順番にみていきましょう。

1.いろいろなところから情報を収集すること

より多くより広く情報元を持ちつつ、正しい内容であるかを精査しながら情報収集を行いましょう。情報源としておすすめなのは次のとおりです。

  • 経済系のニュースサイト
  • 株式情報サイト
  • 決算短信や有価証券報告書

成長株は投資家や金融業界人の間で話題になりやすく、そこから得た情報は買い時の判断材料になるでしょう。

また粉飾決算や従業員の不祥事などのコンプライアンス違反や、経営難による事業縮小・売却などのマイナス情報もいち早く仕入れられるようにアンテナを張り、「今後も上がる見込みが薄い株」を見分けられるようになりましょう。

不確定要素や世情の流れに株価が左右される株取引において、信頼できる情報をスピーディに手に入れることは基本中の基本です。

2.複数の銘柄を分散して投資すること

購入する株は1~2つに絞るのではなく、複数の銘柄に分散投資して手持ち資産の大きな損失や枯渇につながるリスクを下げることが大切です。

分散方法として考えられるのは次のとおりです。

  • 違う業種に属する企業の株を買う
  • 同じ業界の株式でも複数銘柄買う
  • 国内・海外株をそれぞれ買う

ただしそこまで資金を投入しなかったり、複数の銘柄を管理するのが難しかったりする場合は、少額かつ安めの株に集中して買うスタイルもおすすめです。将来的にはアセットアロケーションやポートフォリオなどを意識した投資を行いましょう。

アセットアロケーション・ポートフォリオ

3.自己資金以上の投資はしないこと(現物取引から)

株取引では生活用資金以外の余剰資金を使い、自己資金以上を使って投資をしないことが鉄則です。とくにレバレッジ(預けた保証金以上の金額で取引する方法)ができる信用取引は、持っている現金以上の投資をして失敗した結果、追証による追加入金や生活苦に陥る危険があるためです。

初心者は、手持ちの現金と株式で取引する現物取引からスタートをおすすめします。また楽天ポイントやdポイントなどを使ったポイント投資から始めるのも1つの選択肢です。

とくに気をつけたいのは一括投資を行うことです。「生活費を一度にすべて株式に突っ込む!」などの方法は初心者・ベテランともにリスクが高すぎます。時期や銘柄を分散しながら少しずつ投資を行いましょう。

4.長期的な目線や買い増しを意識すること

短期的な取引が合わなかったり生活リズム的に不可能だったりする場合は、長期的な目線での投資をおすすめします。なぜなら、短期での株価の上げ下げを予想し続けることは初心者にとって困難だからです。

また前述の通り、初心者には「予算300万円をまとめて1回で投資に使う」という短期的な一括投資はおすすめできません。常に資金に余裕を持ちながらじっくり取り組むようにしましょう。

また初心者向けではないものの、あえて株価が下がったタイミングで買い増していく「ナンピン買い」の選択肢もあります。

株取引は短期での売買やデイトレードだけではありません。買い過ぎに注意しつつ、少額ずつの積立や買い増しから始めてみるのも立派な株式投資です。一括投資や積立投資の違いや特徴については、以下の記事でわかりやすく解説しています。

株の買い時をチェックできるおすすめの分析ツール

株の買い時をチェックしたいときは、各証券会社が提供している「企業分析ツール」の利用がおすすめです。有名な証券会社は自社の口座を開設してもらうと、株取引をサポートする企業分析ツールを提供してくれます。

企業分析ツールを使うことには次のようなメリットが挙げられます。

  • 財務情報をもとにした各企業の成長性や割安性などをチェックできるので、将来的に伸びる銘柄やお買い得な株を分析しやすい
  • 財務情報や取引数などをもとにしたランキング機能で目的の銘柄を探しやすい
  • 過去数年間の企業業績も確認できるのでより成長性を分析しやすい

企業分析ツールはスマホアプリ版に対応するものも多いので、仕事の合間や通勤時間中、プライベートのすき間時間などでも確認できます。買い時のチェックに活用すると良いでしょう。

初心者はリスクを意識して買い時を見極めよう!

一般的に考えられる株の買い時としては、以下4つのタイミングがあるといわれています。

  • ほしい銘柄が上昇トレンドでこれからも上がる見込みがあるとき
  • 移動平均線と株価が大きく離れたマイナス乖離であるとき
  • 決算短信や有価証券報告書などで見た企業の決算から将来性を見込めたとき
  • 出来高が急増してかつ株価も上向いているとき

投資に絶対の正解はありませんが、大まかな目安として覚えておくと、買い時の判断で役に立つでしょう。この基本の買い時にプラスして「情報を集める」「分散投資や余剰資金で投資する」を行うなどのリスク回避を意識すれば、初心者でも投資にチャレンジできるはずです。避けられるリスクは回避しつつ、株取引を目指してみてください。

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こちらの記事では、このようなお悩みにお答えしていきます。一般的に株の売り時といわれるタイミングを見極めるには、「株価が上昇したとき」「投資先の企業の業績が下がったとき」などが挙げられます。とはいえ、なかなかイメージが湧きづらいですよね?こちらの記事では、株の売り時を見極めるコツや見失わないために意識すべき注意点、分析ツールを解説します。投資信託相談プラザ -近鉄あべのハルカス店株取引において、株の売り方を見極めるには以下4つのタイミングを意識しましょう。株の売り時についての考え方自体は単純で、「安く買った株をいかに高く売るか」とされています。しかし、株価が上がりきったタイミングを確実に当てる方法が確立されていれば、誰も株取引に関して頭を悩ませません。株の売り時の判断をするには、これまで多くの投資家や株式市場の動きから分析された「傾向」を見ることが大切になります。また株取引には絶対がないからこそ、第三者からの無根拠かつ無責任なアドバイスには注意しましょう。とくに無免許の人物による投資助言詐欺については、金融庁が注意を呼びかけています。仮に資格持ちのプロだとしても「この株はさっさと売って他の株を買うべきだ」「自分の言うことは絶対だ」などの断定的判断を提供することは認められていません。金融商品取引法違反に当たります。似たような事態に遭遇したら注意が必要です。まずは焦らず、株取引の基本の考え方や見方を身につけましょう。ここからは見極めのタイミング4つを紹介します。株価が上昇したタイミングは売り時の基本ですが、「上がった後にどのタイミングで売るか」にはさまざまな選択肢があります。基本は株式チャート(株価の動き)を参考にして判断しましょう。以下2つの線に注目します。上記2つの線を踏まえた上で、「買ったときより株価が上がっている場合」の売るタイミングは主に次の3つといわれています。1の「確実に利益が出る状態での売り」と、2・3の「株価が上がりきってから下がる傾向が見えたときの売り」の2パターンになります。株式投資初心者は、リスク回避のためにも「株を買ったときより少し高値になったタイミング」で早めに売り、利益の確保を最優先にすることを検討するとよいでしょう。また、目標利益になったときも、一部売却を検討してもいいタイミングといえます。ここで「もっと上がるはず」と強欲に待ち続けるのは、初心者のうちは避けておいたほうが無難です。株価にもっとも大きな影響を与える要素の1つは投資先企業の業績であるため、投資先の企業の業績が下がってきたときは、まだ株価に反映されていなくても売り時と判断できるでしょう。まず投資家たちが出資(株を購入)する目的としては、「高額の配当金がほしい」「優れた企業の経営に参加したい」「高値で売り抜けたい」などが挙げられます。もし業績が下がるとこれらすべてに期待ができないため、株が徐々に売られ始めます。つまりその銘柄の需要がなくなる=株価が下がることにつながります。企業の業績を確認したいときは、決算後に企業が公開する決算の情報である、決算短信や有価証券報告書を見てみましょう。売上や純利益、損失などの詳細が載っています。過去数年間分が公開されているので、「昔と比べて業績が上がったのか下がったのか」、「数年前にやった事業・設備投資は実を結んでいるのか」までチェックできます。もし投資先のコンプライアンス違反(企業が法令や社会的規律などに反した行動をとること)が発覚したときは、株価を大きく下げる原因となるため売り時として検討すべきタイミングといわれています。とくにニュースになるレベルの場合は注意しましょう。平成~令和の時代にかけて、コンプライアンス違反は世間から厳しく見られるようになりました。環境・社会・ガバナンスを重視したESG投資への注目や、SNSの普及による悪評の拡散スピードなどが相まったこともあり、一気に株価を落とすリスクが高いです。実際に世界や日本の大企業でも、コンプライアンス違反が原因と見られる株価の暴落が起こりました。できる限り投資先企業の最新情報やニュースはチェックしておき、問題があったときはすぐに売りに転換する意識を持つことが大切です。為替相場、つまり日本円と外国通貨の相場が変動した場合は売り時になる可能性があります。外国と取引している企業が大きく影響を受けるためです。例えば、為替変動によって1ドル=100円が1ドル=110円の円安ドル高になったとします。このとき輸出型企業と輸入型企業に起こるそれぞれの影響は次のとおりです(100円で1ドルだったが、110円払わないと1ドル手に入らない=円が安くてドルが高い)。このように外国と取引している日本国内企業の業績は、為替相場から受ける影響が大きくなります。長期保有の場合は、短期的な株価の上げ下げで一喜一憂せずにホールドする意識が大切です。企業の将来性をよく見極めて、売却すべきかどうかをよく考えてみましょう。投資家として長い目で見ること、将来的な株価上昇を期待する気持ちを持つことも必要な要素です。そもそも、株を買う時は、その企業の成長性や株価に割安感があるかどうかを確認し見極めなくてはなりません。検討したうえで購入した株ならば、一時的な値動きには左右されないようにしましょう。株による資産形成を考えたときには、長い目で見て判断することが重要です。投資信託相談プラザ -近鉄あべのハルカス店初心者が株の売り時を見失わないためには、以下4つのポイントを意識しましょう。株の売り時の見極め方を知っていたとしても、実際に売る勇気や売りタイミングを見極める力がなければ利益を出せません。売り時のタイミングと一緒に、「どうしたら見逃さずに済むのか」「初心者でも失敗しないために大切なことはなにか」を知っておくことで、大きな損失を回避できます。ここからは初心者が株の売り時を見失わないための4つのポイントを紹介します。「株価が〇〇パーセント上がったら売る、逆に〇〇パーセント下がっても売る」、「チャートを見るか、企業の成長率に注目して決めるか」など、自分の中で株の売り時に関するマイルールを決めるのは効果的です。マイルールがあれば欲を出しすぎて失敗したり、株価下落によるパニックで売り時を見失ったりするリスクを防げます。経験や実績の浅い投資初心者ほど、自分が定めたルールに従って売り時を決めたほういいでしょう。投資初心者はまず損切り(ロスカット・ストップロス)を覚えることが重要です。損切りとは、購入したときよりも損失が出ている状態で売却を行い、損失を確定させることを意味します。初心者は「まだこれから上がるかもしれない」と損切りのタイミングを逃し、より大きな損を被ることも珍しくありません。損切りせずにホールドするという考え方もありますが、初心者の場合は成長性見込みや購入目的がズレた状態の「意味のないホールド」になる確率が高いです。前述のマイルールで決めたタイミングがきたときや、買ったときの目的が果たせなくなったとき(将来性がなくなった、投資先の競合他社に強力なライバルが出現したなど)では、躊躇なく損切りできる意識を持ちましょう。移動平均線や決算短信は、株取引の分析を行う上で最低限読めるようになっておきたい情報です。移動平均線は株式チャートから株価を分析する「テクニカル分析」、決算短信は企業価値から株価を分析する「ファンダメンタルズ分析」に使います。移動平均線とは、一定期間での株価の平均値を線で結ぶことで、株価の方向性を表すグラフです。5日ごと・25日ごとなどの日にちや、13週ごと・26週ごとなどの週ごとの平均値を線でつないで折れ線グラフで表します。移動平均線は相場のトレンドとその勢いを読んだりするときに重宝される、代表的なテクニカルチャートの1つと言えるでしょう。続いて決算短信とは、決算内容の要点をまとめた資料で、正式な決算報告である有価証券報告書よりも早く公開される情報です。決算日から30日以内、遅くとも45日以内に開示するようルール付けがあります。決算短信は投資家に対して早めに決算結果を伝えることが目的といっても過言ではないでしょう。決算短信を読んでわかることは次のとおりです。決算短信は企業価値を見るファンダメンタルズ分析において欠かすことのできない情報源といえます。初心者投資家として今後レベルアップを狙うのであれば、ある程度は読めるようになっておきましょう。チャートで売り時を判断するコツとして、一般的に売り時とされるチャートの形であるパターンを覚えるのもおすすめの方法です。「今のチャートは売り時の形に近いから、売却を検討してみよう」という判断材料になります。今回は代表的な5つのチャートパターンを紹介しますので、売り時を判断するためのひとつの材料として参考にしてください。売り時のチャートパターンで「これだけは覚えておくべき」なのは、短期の移動平均線が長期の移動平均線を上から交差する「デッドクロス」です。デッドクロスは株価の下降トレンドに入るシグナルとされるため、見極めポイントの章でも紹介した売り時のタイミングに入るとされます。プラス乖離とは移動平均線と株価を並べたときに、株価が上方向に大きく乖離している状態のことです。これまでの平均よりも異常に株価が上がっていることを意味します。プラス乖離が起こると株式市場では利益確定をしようとする投資家が増え、反落の動きになり下降トレンドに入ります。ヘッドアンドショルダー(三尊天井)は、1回、2回と高値をつけた株価で、3回目の高値が2回目を抜けずに落ちていくパターンです。3回目の下降が安値で結んだネックラインを下回ると、下降トレンドの突入を知らせるシグナルになります。ダブルトップ(M型天井)は、1回目と2回目の高値がほぼ同じ値で推移するチャートパターンです。「最初の高値で本質的な価値に達した」「これ以上は上がらないのでは」という投資家の心理が働き、そのまま下げに転じます。ソーサー・トップは、長期間高値の位置で細かい上下を繰り返すチャートパターンです。一度下落した後はさらに横ばいの上下が続くプラットフォームを作り、その後本格的な下降トレンドに入ります。上記4つよりは出現頻度が少ないですが、こういった形もあると覚えておきましょう。売り時をチェックするときは、証券会社が提供する企業分析ツールを活用しましょう。企業分析ツールを用いるメリットとしては次のような点が挙げられます。スマホアプリ版を使えば、仕事の合間や通勤時間中、プライベートのすき間時間などでも確認できるので、売り時を見逃すリスクを軽減できます。無料で使えるツールもあるため、ぜひ活用してみてください。投資初心者が知っておくとよい株の売り時は次の4つとされています。もし株の長期保有による長期的目線で投資を行う場合は、数年単位でのホールドも視野に入れつつ、短期的なチャートの上げ下げに惑わされないことが大切です。大まかな目安を自分の中で作っておくことで、いざ株を売ろうとするときに迷いが少なくなります。さらにマイルールの設定やチャートパターンを頭に入れておくことで、売り時を判断できるようになりましょう。

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このコラムの執筆者

マネハブ編集部

株式会社Fan

未来につながる投資情報メディア「Money Hub Plus(マネハブ)」の編集部です。
みなさまの資産形成に役立つ情報を日々発信しております。

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