


コロナ禍の今、始める投資信託!投資初心者が始めるのは積立投資がおすすめ!
2020.07.13
コロナは世界経済に大きな影響を与えており、金融市場でも株式市場をはじめ多くの市場が荒れた展開となっています。
このような状況下ではどのような運用をしたらよいのでしょうか?
今回は投資信託での運用をご提案したいと思います。
コロナが市場に与えた影響は?
コロナが世界の市場を攪乱させています。
当初コロナの感染は局所的で世界全体にはさほどの影響はないと考えられていました。
そのためコロナが確認された昨年末から年初(2月中旬頃)までは金融市場に特段大きな動きは見られず、株価について言えばむしろ堅調に推移していました。
市場の雰囲気が一変したのは2月下旬、世界的な株安が発生しドル円も急落(円が急騰)しました。
代表的な商品である原油の指数(WTI先物)がマイナスになるなど、リスクオフの動きが鮮明になりました。
コロナの新規感染者もほぼ時を同じくして欧米を中心に世界的に急増していきました。
足元では中南米をはじめとした新興国を中心に新規感染者数が増加しており、また一旦は終息に向かっていたとされる米国でも再び増加の動きを見せています。
世界中でコロナワクチンの研究・開発が急がれていますが、ワクチンが開発され世界中の人に行き渡るのはしばらく先になるでしょう。
世界各国・中銀の財政・金融政策の効果もあり、足元では株価をはじめとしたリスク資産は値を戻してきています。
しかし、コロナの第二波が警戒されるなか、コロナが金融市場に与える影響もしばらくは続くと考えたほうがよさそうです。
市場が荒れている時こそ強さを見せる積立投資! 投資信託と積立投資の相性は抜群!
上記で見た通り、各市場の変動幅は大きくなっています。
投資の理想を言えば、安い場所で運用資金を一気に投じて高値で売り抜けたいものです。
しかし実際にそのような運用をするのは非常に難しいのが現実です。
そこでおすすめしたい運用法が「積立投資」です。
積立投資であれば値段が高い局面では少ない数量を、値段が安い局面では多くの数量を買うことになるので、結果的に取得単価を低く抑えられる可能性が高くなります。
最近のようなボラティリティ(値動き)が激しい局面では有効な運用手法です。
そんな積立投資と相性が良いのが投資信託です。
積立投資そのものは投資信託以外でも、例えば個別株式やETFでももちろん可能です。
ただ資金効率という点では間違いなく投資信託に軍配が上がります。
その理由として、投資信託では〇〇円分(余りなく)買うということが可能だからです。
個別株式でそのような買い方はできません。
個別株式で言えば、最低売買単位が100株ですので必然的にある程度の資金が必要になってしまいます。
ETFも同様で最低売買単位が比較的大きいので、余りなく買うというのは難しいのが現実です(個別株式、ETFともに投資金額に残金が出てしまう可能性が大きい)。
投資の初心者は少額から運用を始めようとすることが多いと思います。
そのようなニーズに上手く応えられる金融商品が投資信託なのです。
ちなみに、SBI証券、楽天証券では、毎月100円から積立投資が可能となっています。
投資信託で積立投資を始めよう! まずはiDeCoやつみたてNISAの活用を!
投資をこれから始める方、投資信託の積立投資を始める方におすすめしたい制度が「個人型確定拠出年金のiDeCo(イデコ)」や「つみたてNISA」です。
これらの制度はいずれも税の優遇が受けられます。
2つの制度に共通するのが運用益に対する税金が非課税、かからないということです。
運用益には本来20.315%の税金が取られます。
それが非課税、“0”になるのです。
さらにiDeCoに関しては掛金を課税所得から差し引くこともできます(年間で10万円掛金を積み立てた場合、10万円が所得控除の対象となります)。
見た目の所得金額が少なくなりますので結果的に所得税負担が軽くなるというメリットが生まれるのです。
iDeCoもつみたてNISAも投資すると決めた投資信託を毎月定額でコツコツ積み立てていくものです(iDeCoは投資信託以外に元本保証の商品も一部あります)。
繰り返しとなりますが、おすすめしたいのは投資信託で積立投資を行うことです。
そしてせっかく優遇制度があるのだから積極的に活用して欲しいと思います。
積立投資を始めたいけど銘柄の選び方がわからない、買いたい銘柄は決まったけど注文の仕方がわかならない等、何かお困りごとがあれば是非我々IFAにご相談ください。
我々IFAは金融機関からは独立した立場ですので、中立的なアドバイスをすることが可能です。
投資の初心者にも多くご利用いただいております。
IFAのサービスについて知りたい場合などでもお気軽にお問い合わせください。
このコラムの執筆者

小須田 徹
株式会社Fan IFA
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プライマリー・プライベートバンカー(日本証券アナリスト協会認定) 関西学院大学卒。政府系金融機関勤務を経てIFAに転身。東京丸の内店に在籍。日本人の金融リテラシー向上に寄与すべく活動中。投資初心者の若い世代から退職世代の方まで、幅広い年齢層のお客様の金融コンサルティングを行う。