株式投資のIPOにはメリットとデメリットがある!ポイントを解説
株式投資

株式投資のIPOにはメリットとデメリットがある!ポイントを解説

2021.10.26

IPOとは新規で証券取引所に上場すること(新規株式公開)です。IPO投資の多くは抽選申込みを経て購入します。過去の案件でも上場後の初値が購入価格を上回っているケースが多いです。IPOとは何か、概要やIPO投資をする上でのポイントを解説するので、検討している人は参考にしてください。

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IPOとは資金調達を目的とした新規株式公開のこと

IPOとは

IPOとはInitial Public Offeringの略で新規株式公開のことです。

企業の株式が株式市場で公開されると誰でも自由に取引できる状態になります。

企業は自社の株式を投資家に買ってもらうことで、事業資金を調達することができます。上場維持にコストがかかるため、上場後は株主対応が必要となるなどのデメリットがありますが、上場すれば企業の知名度がアップして優秀な人材を集めやすくなるというメリットもあります。

一方で投資家の立場から見た場合、IPOは初値(上場後の最初の取引価格)が公募価格(上場前に購入するときの価格)を上回るケースが多いため、上場後にすぐに売れば利益を出せる可能性が高いというメリットのある投資法です。

IPOの抽選に申し込んで購入するまでの流れ

IPOの抽選に申し込んで購入するまでの流れ

新規上場する企業の株式を購入するには、証券会社で口座開設して抽選に申し込む必要があります。抽選に参加して購入するまでの流れは次のようになります。

  1. IPOを扱っている証券会社で口座を開設する
  2. 仮条件の内容を確認してブックビルディングに参加する
  3. 抽選が行われて当選したら株式を購入する

新規上場する企業の株式を購入する流れ

IPO株はどの証券会社からでも買えるわけではありません。購入することができるのは主に幹事証券会社からのみとなっており、どの証券会社が幹事になるかは銘柄ごとに異なります。

購入を希望するIPO銘柄がある場合は、まず幹事証券会社を確認しましょう。

幹事証券会社に口座を持っていない場合は、抽選申込みの〆切日や当選発表日などスケジュールを確認した上で、期日に間に合うように口座を開設しておく必要があります。

仮条件とは事前に提示される価格帯で、仮条件として発表された下限価格と上限価格の間で投資家は申込価格を決めてブックビルディング期間内に申し込みます。

ブックビルディングとは、購入希望者から購入する株数や価格の希望を募ってその銘柄の発行価格を決定する制度で、仮条件の価格帯の中から最終的な発行価格(公募価格)を決めます。

人気銘柄の場合は仮条件の上限価格で申し込む投資家が多いため、一般的に上限価格で発行価格が決定します。

発行価格決定後に抽選が行われますが、決定価格よりも低い価格で申し込んでいた人は抽選に参加できません。

そのため、人気が出そうな銘柄であれば、仮条件の上限価格で申し込むのが一般的です。抽選後、各投資家に結果が通知されるので、当選した場合は株の購入手続きを行います。

一般的に、当選しても購入手続き期間内に手続きをしない場合は補欠当選者に権利が移ってしまうため、当選したら期限までに忘れずに購入手続きを済ませなくてはなりません。

投資家から見たIPOのメリットとは?

投資家から見たIPOのメリット

投資家の立場から見たときのIPOのメリットは、「上場後の初値が公募価格を上回る確率が高い」ことと、「購入手数料がかからず参加しやすい」ことです。

IPOは初値が公募価格を上回ることも多く、また証券口座と購入資金があれば
誰でも簡単に抽選に参加できるため、株式投資初心者でも参加しやすい点が特徴といえます。

1.上場後の初値が公募価格を上回る確率が高い

IPOは、上場後の最初の取引価格である初値が、購入時の価格である公募価格を上回る確率が高いことです。

以下の一覧表は2021年6月に上場した銘柄の一覧です。初値が公募価格を上回り、初値売りするだけで利益を得られるケースが多いことがわかります。

赤字・・・公募価格を初値が上回った銘柄
青字・・・公募価格より初値が下回った銘柄

2.購入手数料がかからず参加しやすい

IPOの抽選に申し込んで当選した銘柄を購入するときは手数料がかかりません。

株式を購入する際、通常は株式の購入代金に加えて証券会社に払う手数料がかかりますが、IPO銘柄の購入では手数料はかかりません。購入代金、つまり公募価格に購入株数をかけた額の資金だけで株式を購入できます。

公募割れや初値が公募価格を下回らないかなどの銘柄の見極めは必要ですが、証券口座を開設して購入資金を用意すれば抽選に申し込めるため、手順自体が簡単で参加しやすいです。

なお購入した銘柄を売却するときには手数料がかかるため、売買手数料がかからないのはあくまで購入時のみです。

IPO投資で気をつけること

投資家から見たIPOのデメリット

IPO投資にはメリットがある反面、残念ながらデメリットもあるため、実際にIPOに挑戦するかどうかはメリット・デメリットの両方を理解した上で決める必要があります。気を付けることは主に4つあります。

1.人気銘柄は当選確率が低いため当たりにくい

IPOのデメリットの1つ目は、人気銘柄は当選確率が低くて当たりにくいことです。

IPOでは初値が公募価格を上回るケースが多いため、当選した場合は利益を出せる確率が高いものの、そもそも人気銘柄は当選する確率が低いため、実際に利益を出せる確率はそれほど高くありません。

IPOの抽選には多くの人が申し込むため倍率がどうしても高くなってしまうのです。

2.初値が公募価格を下回り、損をする場合もある

IPOのデメリットの2つ目は、初値が公募価格を下回って損をする場合もあることです。せっかく抽選に当たって購入しても、初値売りをすると損失を被るケースがあります。

初値がいくらを付けるのか、公募価格を上回るのか下回るのかは上場日を迎えるまでわかりません。IPOのメリットについて解説した際、2021年6月上場の銘柄一覧表を紹介しましたが、初値が公募価格を下回ったケースが実際にいくつか見られました。

IPOは初値が公募価格を上回る確率が高いとはいえ、絶対に上回るわけではなく下回るケースもあることは理解しておくようにしましょう。

3.上場後の株価の動きは予測が難しい

IPOのデメリットの3つ目は、上場後の株価の動きの予測が難しい点です。

当選した銘柄を初値売りせず、上場日以降の株価の値上がりを期待して保有し続ける人もいますが、上場日以降株価が下がってしまうことがあり、初値売りしていれば得られたはずの利益を逃してしまうケースがあります。

初値売りせずに保有し続ける場合は売り時の判断で迷うことも少なくありません。

また、IPOの抽選に外れた場合、上場日以降に購入するセカンダリー投資という投資法もあります。しかし、値動きの予測が難しいだけに損失を被る場合もあるため注意が必要です。

4.抽選申込後に資金が拘束されることが多い

IPOのデメリットの4つ目は、抽選申込後に資金が拘束されることが多く、抽選が終了するまで資金を引き出せないケースが多いことです。

資金が拘束されるかどうかや資金拘束が実施されるタイミングは証券会社によって異なりますが、抽選申込みの際に購入資金があるかどうかを確認し、申込みと同時に資金を拘束する証券会社が多く見られます。

申込後に資金を拘束されると一般的に抽選が終わるまで引き出せないため、他に購入したい銘柄があっても資金を充てることができません。投資資金の回転効率が悪くなるため、他銘柄への投資機会を逃す可能性があります。

IPO投資で押さえておきたい4つのポイント

IPO投資で押さえておきたい4つのポイント

IPO投資をする際に押さえておきたいポイントは次の4つです。

  1. IPOの取扱い状況は証券会社によって異なる
  2. 証券会社ごとの抽選ルールの違いを理解する
  3. 公募割れしそうな銘柄は避ける
  4. IPO投資で当選するには継続が大切

当選する確率を少しでも上げて損失を被る確率を少しでも下げるためにも、何となく抽選に申し込むのではなく、IPO投資の特徴を理解した上で抽選に参加するようにしましょう。

1.IPOの取扱い状況は証券会社によって異なる

前述の通り、IPO株は主に幹事証券会社からしか購入できません。

つまり、IPOの取扱い状況は証券会社によって異なり、IPOを頻繁に扱っている証券会社もあればほとんど扱っていない証券会社もあるのです。

IPO銘柄を頻繁に扱う証券会社に口座を持っていれば抽選に多く参加できますが、そもそもIPOを扱っていない証券会社をメインで使っている場合は抽選申込み自体できません。

また銘柄ごとに幹事証券会社が異なるため、気になる銘柄があり抽選に申し込みたい場合は、その銘柄の抽選申込みができる証券会社に口座を開設しておく必要があります。

2.証券会社ごとの抽選ルールの違いを理解する

IPOの抽選ルールは証券会社ごとに異なり、一律に同じルールで抽選が行われるわけではありません。

申し込んだ人すべてが平等に扱われる完全平等抽選方式の証券会社もあれば、それ以外の方式で抽選が行われる証券会社もあります。

たとえば、抽選に申し込む際に希望した株数に応じて当選確率が変わる方式の場合は、多くの資金があり、より多くの株数で抽選に申し込める人が有利です。資金が少なく100株分しか申し込めない人に比べて、多くの資金があって1,000株分の申込みができる人は単純計算で当選確率が10倍になります。

また普段から証券口座に預けている資産額が一定額以上の人がIPOの抽選で優遇される証券会社もあり、そのような証券会社で抽選に申し込むと、資金が少ない個人投資家の場合は相対的に不利になる点は理解しておいたほうが良いでしょう。

3.公募割れしそうな銘柄は避ける

IPOの中には初値が公募価格を下回り損をするケースがあるため、公募割れしそうな銘柄は避けたほうが良いでしょう。

たとえば企業業績が赤字だと人気が出ず、買い注文が十分に入らないため初値が上がらない場合があります。

また、新規公開株数が多い銘柄だと購入した人が出す売り注文の数が多いために、初値があまり上がらないケースもあるため注意が必要です。

4.IPO投資で当選するには継続が大切

IPO投資は簡単に抽選に申し込めるため投資初心者でも挑戦しやすいものの、当選する確率は決して高くないため、当選するまで根気強く続ける必要があります。

資金が拘束されて他の銘柄に投資できなくなることや、当選確率が低いことをデメリットと感じて途中でIPO投資をやめてしまう人もいますが、IPO投資で利益を得るためには継続して抽選に申し込むことが大切です。

IPOとは何かを理解して抽選に挑もう

IPOとは何かを理解して抽選に挑もう

株式投資にはさまざまな投資法があり、どのような投資法であってもメリットとデメリットがあります。

今回紹介したようにIPO投資にもメリットとデメリットの両方があるため、その特徴をしっかりと理解した上で抽選に申し込むことが大切です。

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このコラムの執筆者

MONEY HUB PLUS 編集部

株式会社Fan

未来につながる投資情報メディア「Money Hub Plus(マネハブ)」の編集部です。
みなさまの資産形成に役立つ情報を日々発信しております。

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