株式投資には情報収集が必要?オンラインで入手可能な情報源も紹介

株式投資には情報収集が必要?オンラインで入手可能な情報源も紹介

株式投資

この記事のポイント

  • 株式投資には情報収集が不可欠であり、オンラインでは常に最新の情報を豊富に取得できる
  • オンラインで収集できる情報は、「投資の知識」「経済動向」「銘柄情報」の3つに分類され、多様な情報源が存在する
  • 情報収集の際は、複数の情報源で確認し、常に最新の情報を活用すること、また、長期的視点で投資しリスクを分散しながら自身の投資スタイルを確立することが重要である

株式の価値は常に変動しているため、投資を行う際は情報収集が不可欠です。こちらの記事では、オンラインで入手可能な情報を「投資の知識」と「経済動向」「銘柄情報」の3つに分けて紹介します。

それぞれの情報を利用する際の注意点も併せて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

「ネット証券で資産運用を始めたい・見直したい」そんな方へ

近鉄あべのハルカス店

投資信託相談プラザ -近鉄あべのハルカス店

私たち「投資信託相談プラザ」は、SBI証券・楽天証券での資産運用を無料で相談できる窓口です。
仲介する預かり資産残高5,000億円超(※)の実績を活かし、IFAがあなたに合った運用をサポートします。全国の店舗またはオンラインでご相談できます!

※令和8年2月時点

※投資信託相談プラザは「資産運用の相談窓口」であり、各証券会社の画面の操作方法や事務手続きの受付窓口ではございません。あらかじめご了承ください。

株式投資に情報収集は不可欠

株式投資とは、これから価格が上がるか下がるか分からないものに資金を投入する行為のことです。

不確実な要素が多く、資金投入前に今後の株価がどう変化するかということは誰にも分からないため、広く情報を収集して丁寧に予想することが必要になります。

もちろん、情報収集をしたからといって、株式投資に確実性が生まれるわけではありません。しかし、情報収集することで予想に根拠が生まれ、不確実さを軽減することは可能です。

ただし、すべての情報が株式投資にとって有益とは限りません。まったく関係のない情報や真実ではない情報もあるので、どの情報を選ぶかという点も重要です。

オンラインで収集できる情報は多い

証券取引所が開いているとき、株価は変動し続けます。そのため、情報は常に最新のものが求められるでしょう。

本や雑誌に書いてある情報も長期的な予想をするときには有益である可能性がありますが、今すぐ役立つ新しい情報は常に更新されるオンラインでも豊富に取得できます。

ただし、インターネットさえ繋がっていれば、オンライン上のすべての情報を取得できるわけではありません。中には特定の会員のみに公開された情報や、口座保有者だけが閲覧できる情報もあります。

株価が上がる理由を解説!上昇タイミングを見極めるコツを理解しよう

株式投資の情報収集その1「投資の知識」

株式投資は、株式を購入して株価が上がったときに売却することで利益を得る方法です。株を長期的に保有し、配当を得ることでも利益につながります。

しかし、投資に対する知識がなければ、どのように利益が得られるのか、売買を行う際に何に注意すべきかなどを知らないまま投資を行うことになるでしょう。

結果として損失を招くこともあるので、投資全般に対する知識や株式投資に関する知識を入手しておくことが必要になります。

投資の知識を得られるサイトとしては次の2つが利用できるでしょう。

  • 証券会社のホームページ
  • 証券業協会などのホームページ

証券会社のホームページ

各証券会社では、株式投資に関する情報を豊富に提供しています。インターネットで口座を開設する方法から、買い注文・売り注文の仕方まで網羅されているので、一度も株式投資をしたことがない方でも実践的かつ十分な知識を得られるでしょう。

なお、証券会社ごとにオンラインでの注文方法が少々異なります。口座を保有している証券会社のホームページを見ることで、より実践的な知識を獲得できるでしょう。

証券業協会などのホームページ

証券業協会や東京証券取引所(東証)などの証券関連の団体のホームページもチェックしてみましょう。特定の企業や証券会社などの民間団体の情報とは異なり、偏りが少なく公平な情報を得られるという点がメリットです。

これらの証券関連の団体では「なぜ投資が必要か」といった基本的なことから、投資を行う際に知っておきたい用語、株価チャートの見方、実際に株式投資を行っている人の体験談まで、幅広い情報が提供されています。

「投資をしたほうが良いのかな?」と迷っている初心者はもちろんのこと、「もっと上手に投資をしたい」と考える経験者も一度は目を通しておきましょう。

株式投資の情報収集その2「経済動向」

株式投資を行う際には、経済動向を把握しておくことが求められます。株価は経済の流れの影響を強く受けるため、正確に経済動向を理解していないと判断が鈍ることもあるでしょう。

また、国内株式だけに投資を行う場合でも、国内経済だけを理解しておけば良いというわけではありません。どの企業も多かれ少なかれ海外経済の影響を受けているため、為替や政策金利、失業率などの海外の経済情報も入手しておく必要があります。

次の4つから国内外の経済動向をチェックしましょう。

  • ニュースサイト
  • 経済新聞サイト
  • 投資ニュースサイト
  • 証券会社のメルマガ

ニュースサイト

読売新聞や毎日新聞などの全国紙だけでなく、京都新聞や中日新聞などの地方紙もニュースサイトを運営しています。常に最新の情報を紹介しているので、新聞社のサイトはチェックするようにしましょう。

また、インターネットニュースのサイトも経済情報を入手する手段のひとつです。

ヤフーニュースやLINEニュースなどのサイトでは、経済ニュースだけを集めてまとめて閲覧できるようにタブ化されています。こまめにチェックして投資に活用しましょう。

経済新聞サイト

日本経済新聞や産経新聞などの経済新聞のサイトは、経済に関する情報が詳しくかつ広範囲に掲載されていますのでチェックしておきましょう。

特に日本経済新聞社のサイトは、自社で算出している日経平均株価に対する分析や独自に取材した情報について詳しく記載されているので、株価全体を把握する際に有用な情報を得られます。

投資ニュースサイト

投資関連のニュースをメインに集めたニュースサイトも活用しましょう。

例えば投資支援サービスを手掛けている投資信託相談プラザでは、国内マーケットの情報から海外経済に至るまで資産運用に役立つ幅広い情報をオンラインで提供しています。

また、金融関連の情報を網羅したブルームバーグ社やロイター社なども、ニュースサイトを運営し、投資情報を提供しているのでチェックしてみましょう。

証券会社のメルマガ

各証券会社では、主に口座保有者に向けてオリジナル情報満載のメルマガを配信しています。

国内株式や外国株式、投資信託など、細かく情報を分けてメルマガを配信している証券会社も多く、知りたい情報をピンポイントで受け取る手段として用いることができるでしょう。

また、情報をコンスタントに受け取れるので、情報収集の手間がかからないというメリットもあります。

投資信託相談プラザ

限定セミナーや最新情報をお届け!

株式投資の情報収集その3「銘柄情報」

経済の動向を知るだけでは、株式投資に十分な情報を得たとはいえません。株式は銘柄ごとにバックグラウンドや価格変動の要因が異なるため、銘柄について詳しく知るための情報も入手しておく必要があります。

各銘柄についての情報は、次の3つから入手が可能です。いずれもオンラインで閲覧できるので、投資前に確認しておきましょう。

  • 会社四季報オンライン
  • 経済新聞サイト
  • 企業のIR情報

会社四季報オンライン

東洋経済新報社では、すべての上場企業の業績や最新データをまとめた『会社四季報』を発行しています。会社四季報オンラインでは会社四季報の情報を閲覧できるので、銘柄についての情報を入手したいときチェックできるでしょう。

また、銘柄を条件ごとにランキング付けしたり、株主優待情報を一覧表示したりと、どの銘柄を選ぼうか迷ったときに活用できる情報も満載です。過去の情報もアーカイブとして提供しているので、気になる銘柄をより深く知りたいときにも活用できるでしょう。

なお、会社四季報オンラインでは無料で閲覧できる情報だけでなく、複数の有料版も提供されています。知りたい情報や利用したい機能によって、無料版・有料版を使い分けましょう。

また、特定の証券会社の口座を保有していると、証券会社のサイト経由で有料情報を無料でチェックできることがあります。証券会社の口座保有者向け特典として記載されていることがあるので、一度確認しておきましょう。

経済新聞サイト

日本経済新聞や産経新聞などの経済新聞社のサイトは、経済全体の流れを知る際にも有用ですが、銘柄情報を入手する際にも活用できます。

特定の銘柄にスポットを当てて株価の動きを解説しているので、購入するかどうかを見極める際に参考にできるでしょう。

また、新商品の発表や経営方針の変更なども、最新の情報を報道しています。銘柄選定や売却タイミングを決定する際にも利用価値が高いといえるでしょう。

企業のIR情報

投資したい銘柄が決まっているとき、また、いくつかの候補として絞り込んだときは、各企業のIR情報をチェックして成長性などを詳しく調べましょう。

IR情報とは元々投資家向けの広報資料のことで、投資家が知りたいこと、例えば財務状況や経営計画、株主還元などがまとめられています。

現在あるいは将来的に株価に影響を与え得るリスクについても記載されていますので、短期的に売買するときだけでなく、長期的に保有する場合もチェックしておきましょう。

情報収集の際に注意したい5つのこと

オンラインを活用することで、投資全般や株式投資に関する情報を幅広く仕入れることができます。より慎重に投資を行うためにも、こまめに情報を収集して多面的に銘柄を分析していきましょう。

しかし、オンラインで得た情報であれば、何でも投資に役立つというわけではありません。また、信用できる情報であっても、情報公開の時期によってはあまり参考にならないこともあります。

オンラインで情報を入手する際には次の5つのポイントに注意し、上手に投資に活かしていきましょう。

  1. 情報源は複数チェック
  2. 投資ブログなども参考にできる
  3. 情報は常に最新のものを取り入れる
  4. 長期的視点で投資をする
  5. 自分の投資スタイルを確立する

1.情報源は複数チェック

株価が上がった、為替が下がったなどの客観的事実を伝える情報については、情報提供側が間違えることがあまりないので1つの情報源であっても信頼に値します。

しかし、入力ミスの可能性や、文章を短くするあまり分かりにくくなっていることもあるので、できれば複数の情報源でチェックしておきましょう。

例えば「米金融政策の影響か株価暴落」という文章では、アメリカの金融政策の影響を受けてNYダウ平均が大幅に下がったのか、それとも日経平均株価が下がったのか判然としません。複数の情報源で日本株や米国株の情報を入手することで、実際に起こった金融の動きを理解しやすくなります。

客観的情報以外の情報に関しては、必ず複数の情報源で確認するようにしましょう。ほとんどの証券会社のホームページでは、著名な投資アナリストによる銘柄分析情報が紹介されています。

投資をする上で参考になる有益な情報ではありますが、未来のことに関してはあくまでも「予想」にしか過ぎないという点に留意しなくてはいけません。

そのため、どんなに著名なアナリストの情報であっても間違うことがあり、予想とは反対の動きになる可能性も十分にあります。アナリストの分析を参考にしつつ、自分で考えて投資判断をすることが大切です。さまざまな角度からの分析を参考にするためにも、ひとつの分析だけをチェックするのではなく、複数の分析を閲覧しましょう。

2.投資ブログなども参考にできる

著名な投資家の分析も役立ちますが、個人投資家の意見も参考にできることがあります。特に実績があり、投資を長く行っている投資家のブログであれば、銘柄の選定方法や売り時・買い時の見極め方など、参考にすべき点が多くあると考えられるでしょう。

もちろん、著名アナリストと同様、未来のことに関しては「予想」に過ぎないので、そのまま鵜呑みにするのではなくあくまでも参考にすることが大切です。複数の個人投資家のブログを参考にすれば、次に買うべき銘柄や手放すべき銘板などが見えてくるかもしれません。

3.情報は常に最新のものを取り入れる

株式投資を取り巻く状況は刻一刻と変化するものです。企業の中でも変化はありますが、災害や気候、金利政策、為替、雇用状況などのさまざまな状況が複雑に絡み合って株価に反映されていると考えられるでしょう。

そのため、情報は常に最新のものを取り入れることが重要となります。古い情報にも価値はありますが、古い情報だけを入手していると現在の価値を見誤る可能性が高くなるので注意が必要です。

オンラインで入手する情報に関しては、必ず情報提供日をチェックしてください。ニュースサイトでは情報が提供された時間や分まで記載されているので、いくつかのサイトを閲覧して新しいものを投資に活かす情報として採用するようにしましょう。

ただし、投資の仕組みや株価チャートの見方などの基礎的な知識に関しては、情報の鮮度はあまり関係ありません。証券業協会や東京証券取引所、各証券会社のホームページで紹介されている情報を理解し、普段の投資に活用しましょう。

4.長期的視点で投資をする

株式投資は、長期的な視点で進めていくことが基本です。急激な株価の変動に併せて短期的に売買を繰り返すことでも利益を得ることはできます。

しかし、IR情報などから成長性があると判断した企業の株式に関しては短期的な株価の変動に惑わされずに長期的に保有して、配当金などを得つつ、企業成長を応援しましょう。

株式投資において注意をしたい点としてリスク分散も挙げることができます。どんなに成長が期待される銘柄であっても、あくまでも予想に基づいた判断のため、予想に反して株価が下落し続けることや、場合によっては倒産し、株式の価値がなくなってしまうこともあるでしょう。

このような予想外のことが起こっても柔軟に対応できるように、複数の銘柄に資産を分散させておくことが大切です。

また、それぞれの銘柄はお互いに影響を受けにくいものを組み合わせ、特定の銘柄の株価が下落しても、別の株価が上昇しているような状態をキープできるように取り計らいます。

長期的かつリスク分散をした投資を行うためにも、投資が行き当たりばったりにならないようにポートフォリオを作成するのもおすすめです。業界ごとにどの銘柄をどの程度保有しているのか分かりやすく表に記載し、常に投資状況を把握できるようにしておきましょう。

5.自分の投資スタイルを確立する

株式投資を行う上で重要なことは、自分の投資スタイルを確立することです。利用できる情報が多いため、どの情報をどの程度参考にすれば良いのかと悩み、誤った判断をしてしまうことがあるかもしれません。

投資判断の基準を自分で構築し、情報を参考に自分の頭で考える習慣を身に付けるようにしましょう。また、自分の投資スタイルを確立した後も、良くないと思われる点は柔軟に改良して、より良い投資が行えるように調整を重ねてください。

幅広い情報を仕入れて株式投資に活用しよう

株式投資に関する情報は、インターネットで収集することが可能です。信用できる情報を集め、投資判断に活かしていきましょう。

また、複数の情報源をチェックすることや自分の投資スタイルを確立することも大切です。普段から情報をチェックして自分の頭で考える習慣を身に付けておくことで、状況が変わっても柔軟に対応できるようになるでしょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

「ネット証券で資産運用を始めたい・見直したい」そんな方へ

近鉄あべのハルカス店

投資信託相談プラザ -近鉄あべのハルカス店

私たち「投資信託相談プラザ」は、SBI証券・楽天証券での資産運用を無料で相談できる窓口です。
仲介する預かり資産残高5,000億円超(※)の実績を活かし、IFAがあなたに合った運用をサポートします。全国の店舗またはオンラインでご相談できます!

※令和8年2月時点

※投資信託相談プラザは「資産運用の相談窓口」であり、各証券会社の画面の操作方法や事務手続きの受付窓口ではございません。あらかじめご了承ください。

あわせて読みたい

株の買い時はどう判断すべき?見るべきチャートや注意点について

株の買い時は、「上昇トレンドが見込めるとき」や「移動平均線と株価が大きく離れたとき」などと言われていますが、読み切ることはプロでも難しいです。株の買い時の大まかな目安4つや初心者が知っておくべき投資の基本を紹介しますので、考え方を押さえておきましょう。投資信託相談プラザ -近鉄あべのハルカス店※投資信託相談プラザは「資産運用の相談窓口」であり、各証券会社の画面の操作方法や事務手続きの受付窓口ではございません。あらかじめご了承ください。株の買い時を見極めるにはチャート(株価の動き)や企業の決算情報などを確認する必要があります。具体的には以下4つが買い時の目安とされています。ただし前提として、株の買い時や買うべき銘柄に絶対の正解はないと心に留めておきましょう。もし「絶対に儲かる」とアドバイスするプロがいたら、断定的判断を提供したとして明確な法律違反に当たります。また無免許の人物による詐欺被害についても、金融庁が注意を呼びかけている事実があります。甘い言葉に惑わされるより、これまでの株取引の歴史から導き出された「傾向」を知ることが大切です。チャート(株価の動き)において、ほしい銘柄が今後上がっていく兆候が見られる「上昇トレンド」が見込めるときは、株の買い時の1つとされています。株取引におけるトレンドとは、株価が右上に伸びているか、右下に伸びているか、横ばいを維持しているかなどの大局を表す動きのことを表すものです。こうしたトレンドを読むには移動平均線に注目します。移動平均線とは、ある一定期間の株価の動きを平均化して表した線のことです。間隔は日や週、ときに分刻みでの平均を算出して分析します。例えば日足は5日や25日、75日などの間隔で結び、週足は13週や26週、52週などの間隔で結びます。平均を取る期間によって短期・中期・長期に分類されるのが一般的です。このように上昇トレンドを読んだり、過去のチャートの動きを確認したりなどで株価動向を予想することをテクニカル分析といいます。また上昇トレンドと判断するには、株価の動きの特徴を捉えることも大切です。株価の動きはストレートに伸びることは少なく、常に細かく上下しています。そこで株価の安値(谷)もしくは高値(山)の頂点をそれぞれ線(トレンドライン)で結ぶことで、どの方向へ正しく伸びているかを確認できます。3点以上の安値と安値を結んだとき、右上に進んでいる状態が上昇トレンドです。このタイミングが一般的に銘柄の買い時といわれています。上昇トレンド中では、一番高い株価から一時的に下がる「押し目」の状態から反発したときに、以下2パターンの買い時が発生します。判断を行うには、直近の高値から水平に引いた線、もしくは高値と高値を結んだ線である「上値抵抗線(レジスタンスライン)」を基準にするとやりやすいです。ただし「押し目待ちの押し目なし」という格言もあり、株価上昇の勢いが強い(値の下がりが予想しにくい)相場の場合は押し目が現れにくい傾向があります。また押し目のタイミングで買っても、その後本当に高値を更新するかどうかは未知数です。なお直近の高値を更新できなくなってくると、その後の株価は上昇しにくいとされるのが一般的です。なおチャートの値が最高値またはそれに近い高値になっているところを天井と呼びます。このように、テクニカル分析を行う上で移動平均線を読めるようになれば、株式市場におけるさまざまな局面を推測できるため、株の売り時のタイミングを見極めたり、より先の株価の動きを予想できたりします。株価が上がる理由を解説!上昇タイミングを見極めるコツを理解しよう移動平均線に対して株価が大きく下へ離れた「マイナス乖離」の状態が買い時の1つといわれています。移動平均線と株価が離れているマイナス乖離中は、これまでの平均的な株価の動きに比べて異常に安くなっている状態です。なぜマイナス乖離が買い時とされるか、ですが、これは単純に「安くなったから買い時になった!」と判断されるわけではありません。反転上昇、つまり株価が以前の値に戻る動きを見せる可能性を期待できるためです。株価は急落すると、株式市場にて「押し目だから買いだ」という投資家の考えが働きます。そして実際に買い注文が増え、結果として株価は上昇し、移動平均線の値に戻ろうとする値動きになるケースが見られます。このように対象の銘柄が「売られすぎている(買われすぎている)」との投資家心理から、自律反発して株価が上向く(下向く)傾向が多いです。このことは逆張りとも呼ばれます。また短期の移動平均線が、長期の移動平均線を下から上に交差して抜く「ゴールデンクロス」の状態も有名な買い時の1つといわれています。ただし、株価の動きは企業業績や政治、法改正や経済界の動き、災害などといったファンダメンタルズ(外的要因)にも左右されます。移動平均線と株価の大きな乖離に対し、焦って「今が買い時だ」と判断せず、チャートと一緒にファンダメンタルズをチェックすることをおすすめします。企業の決算をチェックした結果、「この企業は将来的に伸びる」と思えたら買い時と言えるでしょう。過去と現在の売上や利益を比較したり、使っているお金が借金の返済なのか投資なのかを見たりして、企業の将来性をチェックしましょう。企業の業績や将来的な伸びを分析したいときは、決算短信や有価証券報告書など企業が公表しているIR情報をチェックすると以下の情報が得られます。企業の業績が株価に直結しやすい株取引において、企業価値を正しく分析することは買い時を判断するために重要です。なお、企業価値はファンダメンタルズ分析によって判断できます。決算短信や有価証券報告書などのIR情報・財務情報は読み慣れるまで時間がかかりますが、読めるようになれば業界誌や株関係の書籍も理解しやすくなります。まずは、決算短信のサマリー情報にある財務三表(損益計算書・貸借対照表・キャッシュフロー計算書)の情報を読み解く練習をしてみましょう。例えば2021年初期、ある日本の企業が長年かけて開発したアプリが爆発的人気を博したことをきっかけに、ただでさえ伸びていた株価が加速度的に上昇したという事例があります。ファンダメンタルズ分析により、この企業が小規模ベンチャーだった頃から投資状況や開発アプリ、リリースするサービスの質などを分析して株を買っていれば、大きく利益を得られたでしょう。株取引における出来高とは、株の取引量(枚数)のことを意味します。もし出来高に増加傾向が見られると、買い時と判断されることが多いです。なぜなら出来高=取引量が増加しているということは、「投資家から注目されている」「需要が伸びている」と推測できる、株価上昇を見込めるからです。とくに出来高の増加と一緒に上昇トレンドが見られるときは、今後株価も継続して上がっていくと期待できるでしょう。また「セリングクライマックス」と呼ばれるタイミングもあります。セリングクライマックスとは、株価に下落傾向が見られるとき、投資家たちが「これ以上持てない」と大量に売りに出した結果、さらに株価が暴落することです。これは売りや下落が一段落するサインとも読めるため、その後の反発に期待ができます。ただし底の見極めの難しさや再暴落のリスクもあるので、一旦は方法論として心に留めておく程度がよいかもしれません。株式投資を始めたばかりの初心者やこれから始めようと考える人にとって、ときに気をつけたいポイントが4つあります。初心者が株を買うときに大切なのは「リスク回避の意識」です。事前に多くの情報を集めつつ、リスクを分散する投資のやり方や手持ち資金との相談を忘れないことが大切になります。それぞれを順番にみていきましょう。より多くより広く情報元を持ちつつ、正しい内容であるかを精査しながら情報収集を行いましょう。情報源としておすすめなのは次のとおりです。成長株は投資家や金融業界人の間で話題になりやすく、そこから得た情報は買い時の判断材料になるでしょう。また粉飾決算や従業員の不祥事などのコンプライアンス違反や、経営難による事業縮小・売却などのマイナス情報もいち早く仕入れられるようにアンテナを張り、「今後も上がる見込みが薄い株」を見分けられるようになりましょう。不確定要素や世情の流れに株価が左右される株取引において、信頼できる情報をスピーディに手に入れることは基本中の基本です。購入する株は1~2つに絞るのではなく、複数の銘柄に分散投資して手持ち資産の大きな損失や枯渇につながるリスクを下げることが大切です。分散方法として考えられるのは次のとおりです。ただしそこまで資金を投入しなかったり、複数の銘柄を管理するのが難しかったりする場合は、少額かつ安めの株に集中して買うスタイルもおすすめです。将来的にはアセットアロケーションやポートフォリオなどを意識した投資を行いましょう。株取引では生活用資金以外の余剰資金を使い、自己資金以上を使って投資をしないことが鉄則です。とくにレバレッジ(預けた保証金以上の金額で取引する方法)ができる信用取引は、持っている現金以上の投資をして失敗した結果、追証による追加入金や生活苦に陥る危険があるためです。初心者は、手持ちの現金と株式で取引する現物取引からスタートをおすすめします。また楽天ポイントやdポイントなどを使ったポイント投資から始めるのも1つの選択肢です。とくに気をつけたいのは一括投資を行うことです。「生活費を一度にすべて株式に突っ込む!」などの方法は初心者・ベテランともにリスクが高すぎます。時期や銘柄を分散しながら少しずつ投資を行いましょう。短期的な取引が合わなかったり生活リズム的に不可能だったりする場合は、長期的な目線での投資をおすすめします。なぜなら、短期での株価の上げ下げを予想し続けることは初心者にとって困難だからです。また前述の通り、初心者には「予算300万円をまとめて1回で投資に使う」という短期的な一括投資はおすすめできません。常に資金に余裕を持ちながらじっくり取り組むようにしましょう。また初心者向けではないものの、あえて株価が下がったタイミングで買い増していく「ナンピン買い」の選択肢もあります。株取引は短期での売買やデイトレードだけではありません。買い過ぎに注意しつつ、少額ずつの積立や買い増しから始めてみるのも立派な株式投資です。一括投資や積立投資の違いや特徴については、以下の記事でわかりやすく解説しています。株の買い時をチェックしたいときは、各証券会社が提供している「企業分析ツール」の利用がおすすめです。有名な証券会社は自社の口座を開設してもらうと、株取引をサポートする企業分析ツールを提供してくれます。企業分析ツールを使うことには次のようなメリットが挙げられます。企業分析ツールはスマホアプリ版に対応するものも多いので、仕事の合間や通勤時間中、プライベートのすき間時間などでも確認できます。買い時のチェックに活用すると良いでしょう。一般的に考えられる株の買い時としては、以下4つのタイミングがあるといわれています。投資に絶対の正解はありませんが、大まかな目安として覚えておくと、買い時の判断で役に立つでしょう。この基本の買い時にプラスして「情報を集める」「分散投資や余剰資金で投資する」を行うなどのリスク回避を意識すれば、初心者でも投資にチャレンジできるはずです。避けられるリスクは回避しつつ、株取引を目指してみてください。投資信託相談プラザ -近鉄あべのハルカス店※投資信託相談プラザは「資産運用の相談窓口」であり、各証券会社の画面の操作方法や事務手続きの受付窓口ではございません。あらかじめご了承ください。

株の買い時はどう判断すべき?見るべきチャートや注意点について

株の売り時とは?4つのタイミングや注意点、分析ツールを解説

こちらの記事では、このようなお悩みにお答えしていきます。一般的に株の売り時といわれるタイミングを見極めるには、「株価が上昇したとき」「投資先の企業の業績が下がったとき」などが挙げられます。とはいえ、なかなかイメージが湧きづらいですよね?こちらの記事では、株の売り時を見極めるコツや見失わないために意識すべき注意点、分析ツールを解説します。投資信託相談プラザ -近鉄あべのハルカス店※投資信託相談プラザは「資産運用の相談窓口」であり、各証券会社の画面の操作方法や事務手続きの受付窓口ではございません。あらかじめご了承ください。株取引において、株の売り方を見極めるには以下4つのタイミングを意識しましょう。株の売り時についての考え方自体は単純で、「安く買った株をいかに高く売るか」とされています。しかし、株価が上がりきったタイミングを確実に当てる方法が確立されていれば、誰も株取引に関して頭を悩ませません。株の売り時の判断をするには、これまで多くの投資家や株式市場の動きから分析された「傾向」を見ることが大切になります。また株取引には絶対がないからこそ、第三者からの無根拠かつ無責任なアドバイスには注意しましょう。とくに無免許の人物による投資助言詐欺については、金融庁が注意を呼びかけています。仮に資格持ちのプロだとしても「この株はさっさと売って他の株を買うべきだ」「自分の言うことは絶対だ」などの断定的判断を提供することは認められていません。金融商品取引法違反に当たります。似たような事態に遭遇したら注意が必要です。まずは焦らず、株取引の基本の考え方や見方を身につけましょう。ここからは見極めのタイミング4つを紹介します。株価が上昇したタイミングは売り時の基本ですが、「上がった後にどのタイミングで売るか」にはさまざまな選択肢があります。基本は株式チャート(株価の動き)を参考にして判断しましょう。以下2つの線に注目します。上記2つの線を踏まえた上で、「買ったときより株価が上がっている場合」の売るタイミングは主に次の3つといわれています。1の「確実に利益が出る状態での売り」と、2・3の「株価が上がりきってから下がる傾向が見えたときの売り」の2パターンになります。株式投資初心者は、リスク回避のためにも「株を買ったときより少し高値になったタイミング」で早めに売り、利益の確保を最優先にすることを検討するとよいでしょう。また、目標利益になったときも、一部売却を検討してもいいタイミングといえます。ここで「もっと上がるはず」と強欲に待ち続けるのは、初心者のうちは避けておいたほうが無難です。株価にもっとも大きな影響を与える要素の1つは投資先企業の業績であるため、投資先の企業の業績が下がってきたときは、まだ株価に反映されていなくても売り時と判断できるでしょう。まず投資家たちが出資(株を購入)する目的としては、「高額の配当金がほしい」「優れた企業の経営に参加したい」「高値で売り抜けたい」などが挙げられます。もし業績が下がるとこれらすべてに期待ができないため、株が徐々に売られ始めます。つまりその銘柄の需要がなくなる=株価が下がることにつながります。企業の業績を確認したいときは、決算後に企業が公開する決算の情報である、決算短信や有価証券報告書を見てみましょう。売上や純利益、損失などの詳細が載っています。過去数年間分が公開されているので、「昔と比べて業績が上がったのか下がったのか」、「数年前にやった事業・設備投資は実を結んでいるのか」までチェックできます。もし投資先のコンプライアンス違反(企業が法令や社会的規律などに反した行動をとること)が発覚したときは、株価を大きく下げる原因となるため売り時として検討すべきタイミングといわれています。とくにニュースになるレベルの場合は注意しましょう。平成~令和の時代にかけて、コンプライアンス違反は世間から厳しく見られるようになりました。環境・社会・ガバナンスを重視したESG投資への注目や、SNSの普及による悪評の拡散スピードなどが相まったこともあり、一気に株価を落とすリスクが高いです。実際に世界や日本の大企業でも、コンプライアンス違反が原因と見られる株価の暴落が起こりました。できる限り投資先企業の最新情報やニュースはチェックしておき、問題があったときはすぐに売りに転換する意識を持つことが大切です。為替相場、つまり日本円と外国通貨の相場が変動した場合は売り時になる可能性があります。外国と取引している企業が大きく影響を受けるためです。例えば、為替変動によって1ドル=100円が1ドル=110円の円安ドル高になったとします。このとき輸出型企業と輸入型企業に起こるそれぞれの影響は次のとおりです(100円で1ドルだったが、110円払わないと1ドル手に入らない=円が安くてドルが高い)。このように外国と取引している日本国内企業の業績は、為替相場から受ける影響が大きくなります。長期保有の場合は、短期的な株価の上げ下げで一喜一憂せずにホールドする意識が大切です。企業の将来性をよく見極めて、売却すべきかどうかをよく考えてみましょう。投資家として長い目で見ること、将来的な株価上昇を期待する気持ちを持つことも必要な要素です。そもそも、株を買う時は、その企業の成長性や株価に割安感があるかどうかを確認し見極めなくてはなりません。検討したうえで購入した株ならば、一時的な値動きには左右されないようにしましょう。株による資産形成を考えたときには、長い目で見て判断することが重要です。投資信託相談プラザ -近鉄あべのハルカス店※投資信託相談プラザは「資産運用の相談窓口」であり、各証券会社の画面の操作方法や事務手続きの受付窓口ではございません。あらかじめご了承ください。初心者が株の売り時を見失わないためには、以下4つのポイントを意識しましょう。株の売り時の見極め方を知っていたとしても、実際に売る勇気や売りタイミングを見極める力がなければ利益を出せません。売り時のタイミングと一緒に、「どうしたら見逃さずに済むのか」「初心者でも失敗しないために大切なことはなにか」を知っておくことで、大きな損失を回避できます。ここからは初心者が株の売り時を見失わないための4つのポイントを紹介します。「株価が〇〇パーセント上がったら売る、逆に〇〇パーセント下がっても売る」、「チャートを見るか、企業の成長率に注目して決めるか」など、自分の中で株の売り時に関するマイルールを決めるのは効果的です。マイルールがあれば欲を出しすぎて失敗したり、株価下落によるパニックで売り時を見失ったりするリスクを防げます。経験や実績の浅い投資初心者ほど、自分が定めたルールに従って売り時を決めたほういいでしょう。投資初心者はまず損切り(ロスカット・ストップロス)を覚えることが重要です。損切りとは、購入したときよりも損失が出ている状態で売却を行い、損失を確定させることを意味します。初心者は「まだこれから上がるかもしれない」と損切りのタイミングを逃し、より大きな損を被ることも珍しくありません。損切りせずにホールドするという考え方もありますが、初心者の場合は成長性見込みや購入目的がズレた状態の「意味のないホールド」になる確率が高いです。前述のマイルールで決めたタイミングがきたときや、買ったときの目的が果たせなくなったとき(将来性がなくなった、投資先の競合他社に強力なライバルが出現したなど)では、躊躇なく損切りできる意識を持ちましょう。移動平均線や決算短信は、株取引の分析を行う上で最低限読めるようになっておきたい情報です。移動平均線は株式チャートから株価を分析する「テクニカル分析」、決算短信は企業価値から株価を分析する「ファンダメンタルズ分析」に使います。移動平均線とは、一定期間での株価の平均値を線で結ぶことで、株価の方向性を表すグラフです。5日ごと・25日ごとなどの日にちや、13週ごと・26週ごとなどの週ごとの平均値を線でつないで折れ線グラフで表します。移動平均線は相場のトレンドとその勢いを読んだりするときに重宝される、代表的なテクニカルチャートの1つと言えるでしょう。続いて決算短信とは、決算内容の要点をまとめた資料で、正式な決算報告である有価証券報告書よりも早く公開される情報です。決算日から30日以内、遅くとも45日以内に開示するようルール付けがあります。決算短信は投資家に対して早めに決算結果を伝えることが目的といっても過言ではないでしょう。決算短信を読んでわかることは次のとおりです。決算短信は企業価値を見るファンダメンタルズ分析において欠かすことのできない情報源といえます。初心者投資家として今後レベルアップを狙うのであれば、ある程度は読めるようになっておきましょう。チャートで売り時を判断するコツとして、一般的に売り時とされるチャートの形であるパターンを覚えるのもおすすめの方法です。「今のチャートは売り時の形に近いから、売却を検討してみよう」という判断材料になります。今回は代表的な5つのチャートパターンを紹介しますので、売り時を判断するためのひとつの材料として参考にしてください。売り時のチャートパターンで「これだけは覚えておくべき」なのは、短期の移動平均線が長期の移動平均線を上から交差する「デッドクロス」です。デッドクロスは株価の下降トレンドに入るシグナルとされるため、見極めポイントの章でも紹介した売り時のタイミングに入るとされます。プラス乖離とは移動平均線と株価を並べたときに、株価が上方向に大きく乖離している状態のことです。これまでの平均よりも異常に株価が上がっていることを意味します。プラス乖離が起こると株式市場では利益確定をしようとする投資家が増え、反落の動きになり下降トレンドに入ります。ヘッドアンドショルダー(三尊天井)は、1回、2回と高値をつけた株価で、3回目の高値が2回目を抜けずに落ちていくパターンです。3回目の下降が安値で結んだネックラインを下回ると、下降トレンドの突入を知らせるシグナルになります。ダブルトップ(M型天井)は、1回目と2回目の高値がほぼ同じ値で推移するチャートパターンです。「最初の高値で本質的な価値に達した」「これ以上は上がらないのでは」という投資家の心理が働き、そのまま下げに転じます。ソーサー・トップは、長期間高値の位置で細かい上下を繰り返すチャートパターンです。一度下落した後はさらに横ばいの上下が続くプラットフォームを作り、その後本格的な下降トレンドに入ります。上記4つよりは出現頻度が少ないですが、こういった形もあると覚えておきましょう。売り時をチェックするときは、証券会社が提供する企業分析ツールを活用しましょう。企業分析ツールを用いるメリットとしては次のような点が挙げられます。スマホアプリ版を使えば、仕事の合間や通勤時間中、プライベートのすき間時間などでも確認できるので、売り時を見逃すリスクを軽減できます。無料で使えるツールもあるため、ぜひ活用してみてください。投資初心者が知っておくとよい株の売り時は次の4つとされています。もし株の長期保有による長期的目線で投資を行う場合は、数年単位でのホールドも視野に入れつつ、短期的なチャートの上げ下げに惑わされないことが大切です。大まかな目安を自分の中で作っておくことで、いざ株を売ろうとするときに迷いが少なくなります。さらにマイルールの設定やチャートパターンを頭に入れておくことで、売り時を判断できるようになりましょう。

株の売り時とは?4つのタイミングや注意点、分析ツールを解説

株式投資は損切りが重要!ラインの決め方や損切りをしない問題点を解説

株式投資で資産を増やすために重要になるのが損切りです。損切りラインの適切な設定によって確実に実行できれば、損失が減り、最終的に利益が残ります。こちらの記事では、損切りラインの決め方や実際に損切りをする際の注意点を解説していきます。上記のような注意点を理解した上で、株の売買を行うようにしていきましょう。投資信託相談プラザ -近鉄あべのハルカス店※投資信託相談プラザは「資産運用の相談窓口」であり、各証券会社の画面の操作方法や事務手続きの受付窓口ではございません。あらかじめご了承ください。損切りとは保有している株を売却して損失を確定させることです。株式投資では利益をいかに出すかに意識がいきがちですが、予想と異なる値動きによって損失が出た場合に適切な対応ができるかという点も株式投資では大事なポイントになります。仮にある取引で利益が出ても、損失をうまくコントロールできず別の取引で大損失を出せば最終的に手元には利益が残りません。つまり株式投資で成功するために重要になるのが損切りなのです。損切りとは損失が出たときに株を売却して損失を確定させる行為です。たとえば保有している株の価格が下落して損失が出たとき、さらに下落して損失が拡大する可能性がある場合は、早めに保有株を売却して損切りを行います。損切りはロスカットとも呼ばれ、利益が出た場合に株を売却して利益を確定させる利食いと対をなす用語です。株式投資の基本は、損失が出るケースが生じることを前提としつつ、損失はできる限り小さくなるようにコントロールし、利益はできる限り大きくする「損小利大」になるよう取引することです。そもそも株式投資の世界では、何度も株の売買を行う中で、利益が出る取引・損失が出る取引いずれも経験することになります。経験を積んで勝率を上げられても、将来を100%の的中率で完璧に予想することはできません。損失が出る取引は上級者であっても少なからず発生します。しかし、人間は心理的に損大利小になる行動を取りやすいことがプロスペクト理論として証明されています。よく考えず意識せずに取引をすると、自分でも気付かぬうちに損失を大きくする行動を取ることになりかねません。そのため株式投資では、損失額を少しでも減らすように意識的に取り組み、損失をしっかりとコントロールできるかが重要になります。損切りが重要だとわかっていても、損失を確定させることに抵抗があるなど、いつか戻るはずという根拠のない考えが頭をめぐるため、株の初心者には損切りが難しいのが実情でしょう。しかし、損切りは投資をする上では避けられない選択です。損切りができるようになり安定して利益を積み上げるためには、まずは株の初心者にとってなぜ損切りが難しいのか、なぜ損失を拡大させやすいのか、その理由を理解することが大切です。株の初心者にとって損切りが難しい理由の1つ目が、損失を確定させること自体に抵抗感を覚えるためです。保有している株を売却すれば損失額が確定するため、人によっては損失を確定させること自体に抵抗感を覚えて損切りを躊躇してしまいます。そもそも普段の生活で損失を出す行為を経験する機会は多くなく、株初心者の中には慣れていない人も多いことも一因でしょう。また、利益を出すために株式投資を始めたという意識が強いと、損失を出すことが悪いことのように感じて損切りを躊躇する場合があります。しかし、株式投資で大事なのは、あくまで勝ち負けを繰り返しながら最終的に利益を残すことです。すべての取引で利益を出す前提でいる必要はなく、トータルでいかに利益を残すかを考える必要があります。損切りが難しい理由の2つ目として、初心者は株価がいつかは戻るだろうと根拠なく考えてしまいがちなことが挙げられます。株価が大きく下がって含み損を抱えた場合、「これだけ下がればさすがに少しは戻るだろう」「いつかは間違いなく戻るはずだ」などと根拠なく考えてしまい、損切りを躊躇する人がいます。しかし、根拠がないだけに株価が上昇に転じないことも多く、塩漬けになるケースや株価がさらに下がって損失が拡大するケースも少なくありません。「損切りを早めにしておけば良かった」と後悔することも多いです。含み損を抱えている状態では冷静な判断が難しくなり、どうしても自分の都合の良いように考えがちになります。「もしも株価が回復したら損失額が減るのに」「もしかしたら株価がこの後に上がって損失額が減るかもしれない」と思った場合でも、その考えに根拠があるのかどうか、冷静に考えるようにしましょう。株の売り時とは?4つのタイミングや注意点、分析ツールを解説損切りをせずに塩漬けにしてしまうと、損失が拡大したりメンタルが崩壊したりと、多くのデメリットが生じます。塩漬けとは、株を購入して以来、株価が下落し続けているにもかかわらず保有し続けることで含み損を抱える状態のことです。チャート分析などを行って株価が上昇に転じる根拠がある場合は別ですが、含み損を抱えてその後株価がどう動くのか予想できなければ迷わず損切りするのがおすすめです。運よく株価が回復する可能性もありますが、運任せのトレードでは単なる博打になってしまいます。ここでは損切りをせず塩漬けにすることの3つのデメリットを解説します。デメリットの1つ目は、損切りができず何となく株を持ち続けてしまうと、さらに株価が下がって損失が拡大するリスクがあることです。「早めに損切りをしておけば良かった…」と後悔することになり、資金面でも精神面でも痛手を被ることになりかねません。たとえば株価が下降局面に入った段階で早めに損切りをすれば損失が小さく済んだものの、損切りを躊躇したために損失が大きくなるケースがあります。株価が少し下がったのを見て「下がったから上がるだろう」と考えた場合でも、その後に売りが売りを呼んで逆に株価の下落が加速して、大損失につながることもあり得るのです。デメリットの2つ目は、株価が下がって損失が出ている銘柄を保有し続けると、実は損切りを早く実行していれば他の有望な銘柄に投資できた可能性があり、投資機会を逃す可能性があることです。そもそも含み損が出ている銘柄とは株価が下がった又は下がっている銘柄であり、投資対象として適切なのかどうかを考える必要があります。投資すべき銘柄でないのであれば、わざわざその企業の株を保有し続ける意味はありません。株式市場では、ほかにもさまざまな企業の株が取引されています。株価が上昇局面にあって利益を出せる可能性が高い銘柄に、資金をシフトするのも選択肢のひとつです。逆にいつまでも損切りできずにいると、ほかの有望な株への投資機会を逃してしまいます。デメリットの3つ目は、損切りができず塩漬けにしてしまうとメンタルが崩壊する可能性があることです。損失額が確定せず含み損を抱えていると、いつまで経っても落ち着かず冷静な取引ができません。株式投資ではメンタルも重要な要素のひとつであり、冷静さを失えば他銘柄の取引でミスが増えてさらに損失を出す可能性があります。メンタルが崩れて損失を出すと、焦って取り返そうとして無理なトレードが増え、さらに損失を出す悪循環に陥りかねません。含み損を抱えている銘柄を早めに損切りしておけば、このような悪循環を起こさずに済みます。投資信託相談プラザ -近鉄あべのハルカス店※投資信託相談プラザは「資産運用の相談窓口」であり、各証券会社の画面の操作方法や事務手続きの受付窓口ではございません。あらかじめご了承ください。株価が下落したタイミングで株を買い足す「ナンピン買い」を使いこなすのは難しく、損失が拡大するリスクもあるため、株式投資を始めたばかりの人にはあまりおすすめできない手法です。よく考えずに買い足すと後から後悔するケースも多いです。株初心者の場合は、保有銘柄の株価が下がって損失が出たら、素直に損切りして手仕舞いすることをおすすめします。買い足した後に株価がさらに下がると、ナンピン買いをしなかった場合より損失が大きくなることが、おすすめできない理由の1つ目です。たとえば株価900円で100株購入した銘柄が800円に下がったときに100株買い増した場合、200株あわせた平均取得単価は850円になります。ナンピン買いをしない場合は株価が900円に戻らないと含み損はなくなりませんが、買い足したことで株価が850円になれば含み損がなくなり、損益分岐点の価格を下げられる点は確かにメリットです。株価が800円から上昇した場合、900円ではなく850円まで上がれば含み損がなくなり、少しの株価上昇で含み損を取り戻せます。しかし、これはあくまで株価が再度上昇に転じた場合の話であり、そもそも株価が上がるとは限りません。仮に株価がさらに下がって750円になった場合、買い足して100株から200株に保有株数を増やしていれば損失が拡大してしまいます。「あのときに株を買い足すようなことはせず、逆に損切りしておけば良かった…」と後悔することになりかねません。ナンピン買いは、買い足す株数が多いほど平均取得単価が下がり、損失を取り返しやすくなったように感じる人がいますが、株数が増えればリスクも高まる点には注意が必要です。株価が下がっている最中に、反転するタイミングを見極めるのは簡単ではなく、株初心者が使いこなすのはそもそも難しいことも、ナンピン買いをおすすめできない理由のひとつです。投資の世界ではよく「落ちてくるナイフをつかむのは難しい」と例えられます。無理に落ちてくるナイフをつかもうとすれば怪我をするように、株価が下がっている途中で飛び付いて買い足すと、さらに下がって損失を拡大させることになりかねません。また、損失が拡大する中で冷静さを失うと、何度も買い足してしまい損失が雪だるま式に拡大する悪循環に陥るケースもあるので注意が必要です。下落から上昇に転じるタイミングを見極めるのは初心者にとって難しいので、ナンピン買いで保有株数を増やすのではなく、売却して手仕舞いしたほうが良いでしょう。損切りラインには絶対的な基準はなく、損失率や損失額、トレードの根拠などをもとに基準を決めるといいでしょう。そもそも利益を出しやすい・使いやすいと感じるトレードルールは人によって異なるため、基準の設定の仕方について何が正しいと一概にいえるわけではありません。学習と経験を積みながら自分にあった投資手法を探し、試行錯誤を繰り返す中で自分にとって最も利益を出しやすいと感じる投資スタイルを確立していくのが株式投資の世界です。どのようなルールで取引をすると利益を出しやすいかは人によって異なりますが、ここでは損切りラインを決めるときの3つの考え方について紹介します。損切りラインの決め方の1つ目が、損失率や損失額を基準にする考え方です。「購入時点の株価から〇%下落したら損切りする」「損失額が〇円になったら損切りする」と決めておけば、損切りをする株価が明確になります。ただし、銘柄によって値動きが激しいものもあれば緩慢な値動きをするものもあるため、損失率や損失額の基準として何%や何円が良いと一概にいえるわけではありません。たとえば、すべての銘柄に一律に同じ基準で損切りラインを設定すると、値動きが激しい銘柄ではすぐに損切りをする羽目になり、逆に値動きが緩慢な銘柄ではいつまでも損切りラインにかからず、損切りの基準を設定した意味がなくなる可能性があります。価格変動幅がどれくらいの銘柄であれば損切り基準を何%または何円にすべきなのか、損失を適切にコントロールするための妥当な損切り基準を設定できるようになるには、実際の株取引を通じて感覚をつかむ必要があり経験がどうしても必要です。そのため、まずは損切り基準として実際にいくつかのパターンを試してみて、損失率や損失額として何%や何円を基準にすると、全体として損失コントロールがうまくいき最終的に利益が手元に残るようになるのか、試してみると良いでしょう。損切りラインの決め方の2つ目が、トレード根拠をもとにする考え方です。テクニカル分析やファンダメンタル分析を行った結果、株価が上がると予想して株を購入した場合、株価が上がる根拠が崩れたときに損切りします。たとえばテクニカル分析を行って移動平均線に沿って株価が上昇傾向にあると判断したのであれば、移動平均線を株価が割り込んだときが損切りを実行するタイミングです。またファンダメンタル分析を行って事業内容に成長性があると考えて株を購入した場合は、業績の悪化が発表されるなど成長が見込めなくなったタイミングで株を売却します。損切りラインの決め方の3つ目が、定期的に市場分析や注目銘柄の確認を行うタイミングを設けて、利益を出しやすそうな銘柄が見つかった場合に、損切りをするかどうか迷っている保有銘柄と入れ替える方法です。そもそも注目を集めて投資資金が流入する業種や、株価の上昇が見込まれる有望な銘柄は時期によって変わります。その時々の最適な投資対象銘柄を探して保有商品を入れ替えれば利益が出やすくなるので、定期的に保有商品を見直すタイミングを設けるのもひとつの方法です。たとえば2ヶ月や3ヶ月に1度、定期的に市場の分析や注目銘柄の確認を行って保有商品を入れ替えれば、市場の動向や最新情報を把握できて投資機会を逃さずに済みます。株価が上がる理由を解説!上昇タイミングを見極めるコツを理解しよう事前に自分なりの損切りラインを設定していてもルールどおりに実行するのが難しいのが損切りであり、実際に株取引で損切りをするときには注意すべき点があります。単に損切りルールを決めるだけだと実際には実行できず結果的に損失が拡大したり塩漬けになったりすることがあるため、以下で紹介する点も意識して取引に臨むようにしましょう。事前に決めた損切りルールは必ず守ることが大切です。たとえば損切りラインが近付いたときに、「元々の基準が厳しかった可能性があるから少し緩めても良いかも…」「今回だけは何か違う気がするから例外扱いで基準を緩くしよう」などと基準を変更するのは良くありません。事前に決めたルールを破る癖がつくと損切りができなくなってしまうため、実際に株取引を行う際、損切りルールは絶対に緩めないという強い意識を持つようにしましょう。あらかじめ自分で決めた損切りラインはしっかりと守るべきですが、どうしても難しい場合は逆指値注文を活用すると良いでしょう。逆指値注文は「価格が上昇して指定した値段以上になったら買う」「価格が下落して指定した値段以下になったら売る」という注文方法です。損切り基準にあたる株価まで下がったら売却するように逆指値注文を入れておけば、その価格に達した時点で注文が発注されるので迷う必要がなくなります。この考えは利益確定時にも使えます。株式投資では利益が出る取引でいかに利益額を増やすかだけでなく、損失が出る取引において適切に損切りを行い、いかに損失をコントロールできるかも重要なポイントです。株式投資で安定して利益を積み上げるためにも、損切りはしっかりと習得しましょう。逆に損切りがうまくできるようにならないと、損失が拡大したり塩漬けになって他の銘柄への投資機会を失ったりと、さまざまなデメリットが生じます。あらかじめ損切りラインを適切に設定して、万が一株価が予想と違う値動きをして損切りラインに達したら、確実に損切りを実行して損失の拡大を抑えることが大切です。

株式投資は損切りが重要!ラインの決め方や損切りをしない問題点を解説

株を長期保有するメリットとデメリット、投資する際の注意点を解説

株を長期保有すれば大きな利益を狙える可能性がある一方で、特定の銘柄に資金が拘束されて他銘柄に投資できなくなります。株で利益を出すためには、自分が選ぶ投資スタイルの特徴を理解しておくことが大切です。こちらの記事では、株を長期保有するメリットとデメリット、実際に株の売買をする際の注意点を解説します。株式投資の投資法のひとつである長期保有は、文字通り、株を長期間にわたり保有して利益を狙う手法です。投資法の分類の仕方にはいくつかの方法があり、株を保有する期間の長さを基準に分類した場合の投資法のひとつに長期保有があります。長期保有も含めたいくつかの投資法の特徴や違いをチェックして、自分にあった投資法がないか確認してみましょう。株を買った後に長期間にわたって保有し続けて利益を狙う投資法が長期保有です。「長期」に絶対的な基準や定義はありませんが、1年以上の期間を指す場合が多く、数ヶ月間の株式保有であっても長期保有と考える人もいます。人によっては、1年以上の保有を長期、数ヶ月の保有を中長期と分けて考える人もいますが、数日や数週間程度にわたり株を保有するスイングトレードよりは、少なくとも長い期間にわたり株を保有する投資法が長期保有です。スイングトレードについては後述します。長期保有では、短期的な値動きで利益を狙うのではなく、長期的な値上がりを期待して株を購入します。このあとに紹介するデイトレードのように、頻繁に銘柄を入れ替えて取引手数料が何度もかかるわけではありません。そのため他の投資法に比べると、長期保有では取引コストを低く抑えられます。また長期保有はじっくりと腰を据えて待つ投資スタイルであり、短期的な値動きに一喜一憂する必要がありません。平日の日中に常に株価を監視し続ける必要はなく、平日は仕事で忙しくて株価をリアルタイムでは見れない会社員でも実践しやすい投資スタイルです。デイトレードとはデイ(day)、つまり1日で取引を終えるトレード手法のことで、その日に買った株は当日中に売却して損益を確定させる仕組みです。短期間に売買するため1回あたりの利益は大きくなりませんが、何度も売り買いを繰り返すことで利益を積み上げる方法です。デイトレードでは日をまたいで持ち越さないため、市場が閉じている平日夜間や週末に株価下落要因になる出来事が発生した場合でも、株価の急落に巻き込まれることはありません。取引回数が多いため取引手数料はかさみますが、長期保有のように特定の銘柄に資金が拘束されることはなく、利益を狙えそうな銘柄があれば次から次に銘柄を切り替えて投資を行います。数多くの銘柄に投資できる点で資金の回転効率が良い投資法です。ただし、1日の中である程度の値動きがあり利益を狙える銘柄を扱うため、瞬間的な値動きに対応して利益を出せるだけの瞬発力や経験が求められます。基本的に日中に株価をリアルタイムで監視して売買するため、平日の日中に仕事がある会社員などには難しく、投資を専業にしている個人投資家などが主に行う方法です。また短期間に売買を繰り返すため、損失を出すトレードが何度も続くと損失が一気に積み上がるリスクがあります。スイングトレードでは購入した株を数日から数週間ほど保有して売却します。株を保有する期間がデイトレードより長く、長期保有より短いのがスイングトレードです。たとえば月曜日に株を購入して金曜日までに売却し、その1週間の中で取引を完結させて週末は持ち越さないルールで取引するような場合がスイングトレードにあたります。スイングトレードはデイトレードと長期保有の間に位置する投資法です。デイトレードよりも保有期間が長いため1回のトレードで大きな利益を狙える可能性があり、長期保有よりも保有期間が短いため多くの銘柄に投資できて資金の回転効率が良くなります。長期保有のように、特定銘柄に長期間に渡って資金が拘束されることはありません。ただしデイトレードと違って日をまたいで株を保有するため、株式市場が閉じている間に予期せぬ出来事が起きてしまい、翌取引日の株価急落に巻き込まれるリスクがあります。デイトレードと長期保有それぞれのメリットを併せ持つのがスイングトレードの良さですが、同時にデメリットも併せ持つ点には注意が必要です。投資信託相談プラザ -近鉄あべのハルカス店※投資信託相談プラザは「資産運用の相談窓口」であり、各証券会社の画面の操作方法や事務手続きの受付窓口ではございません。あらかじめご了承ください。株を長期保有することの主なメリットは「大きな利益を得られる可能性がある」「短期的な値動きに一喜一憂せずに済む」「配当金や株主優待をもらえる」の3つです。これらの点をメリットと感じる場合には、数ある投資法の中でも長期保有を選択して株式投資を行うと良いでしょう。ここでは3つのメリットについてそれぞれ解説していきます。1日や1週間など短期間ではあまり値動きがない銘柄でも、1年など長い期間が経てば株価が大きく上昇する場合があります。株価上昇の大きな波をうまく捉えられたときに、利益もその分だけ大きくなる点が長期保有のメリットです。デイトレードやスイングトレードの場合は、短期的な小さな株価上昇の波を狙って取引することが多く、1回あたりの利益は基本的にそれほど大きくなりません。取引回数を増やすことで利益を積み上げられますが、取引の回数が増えればその度に銘柄選びのための企業分析などが必要になり、手間と労力がどうしてもかかります。もちろん、1年先や数年先に成長して株価が上昇する企業を予測するのは簡単ではありませんが、短期的な視点に立つトレード手法では得られないような大きな利益を手にできる可能性がある点は、長期保有の魅力のひとつです。長期保有では長期的な視点に立って投資するため、短期的な値動きに一喜一憂する必要がありません。デイトレードやスイングトレードの場合は、短期的な値動きが気になって落ち着かない人や冷静に取引できない人がいますが、長期保有であれば短期の値動きを気にせず冷静さを保ちやすい点がメリットです。たとえば株を数日保有して売却する前提で会社員がスイングトレードを行う場合、株価が気になってしまい、普段の仕事が手に付かないケースがあります。株価が気になって不安になるようでは精神的に良くありませんし、仕事や普段の生活など株式投資以外のことに悪影響が出ては問題です。その点、長期保有の場合は最初から長期的な視点でチャートを見るものと割り切れるため、短期的な株価の上げ下げを気にすることはありません。あくまでその人の考え方や性格などによって変わる部分ではあるため、人によっては長期投資でも不安になる場合はありますが、デイトレードなどに比べれば精神的に余裕をもって相場に臨みやすくなります。長期保有では配当金や株主優待をもらえる点もメリットのひとつです。配当金や株主優待をもらうには権利確定日に株を保有している必要があり、1年以上株を持ち続けることも多い長期保有であれば、権利確定日をまたいで株を持つことで配当金や株主優待がもらえます。一方でスイングトレードの場合は保有期間が短いため権利確定日をまたがないことが少なくなく、デイトレードの場合はそもそも日をまたいで株を保有することがないため、権利確定日に株を保有するということ自体がなく、配当金や株主優待は受け取れません。配当金を狙って銘柄を選び長期保有をした場合、仮にその企業の業績が好調で株価が上がれば含み益が生じ、好調な業績をうけて配当金が増額されるようなことがあれば、配当金収入も増えることになります。株の長期保有にはメリットがある反面、残念ながらデメリットもあり、特に「利益が出るまでに時間がかかる」「資金が拘束されて他の銘柄に投資できない」「予期せぬ出来事に巻き込まれる確率が上がる」の3つがデメリットです。長期保有によって株式投資を行う場合には、メリットだけでなくデメリットも理解した上で株の売買を行うようにしてください。株を長期間保有して利益を狙う以上、結果が出るまでに時間がかかる点が長期保有のデメリットです。結果がその日のうちに決まるデイトレードや、数日や数週間で結果がわかるスイングトレードと違い、長期保有で結果が出るのは1年先や数年先になる場合があります。短期的な値動きに一喜一憂する必要がない点はメリットですが、逆に長期保有の場合は長期間に渡って忍耐強く待たなければいけません。数年先のことを予測するのは簡単ではなく、本当に利益を出せるのかどうか途中で不安になる人もいます。そのため長期保有は忍耐力がない人にはあまり適さない投資法です。株を長期保有しても利益が出ずに終わる可能性があり、その場合には株を保有していた時間が無駄になります。長期間にわたって特定の銘柄を保有し続けるため、資金がその銘柄に拘束されて他の銘柄に投資できない点も長期保有のデメリットです。ある銘柄を保有しているときに他に買いたい銘柄が出た場合でも、資金不足で購入できず投資機会を逃す可能性があります。そもそも長期保有は株価の長期的な上昇を狙う投資法であり、デイトレードのように投資銘柄を頻繁に変えて有望な銘柄に次から次に投資するわけではありません。資金の回転効率がどうしても悪くなるため、少しでも多くの銘柄を取引したい人は、取引頻度が高い他の投資法を選ぶ必要があります。他の投資法に比べて株を保有している期間が長いため、予期せぬ出来事に巻き込まれる確率が上がる点が長期保有のデメリットのひとつです。株価急落の要因となる何らかの出来事が生じた場合に損失を被る可能性があります。たとえばデイトレードの場合は日をまたいで株を持ち越さないため、株式市場が閉じている平日の夜間や週末に何らかの出来事が起きて世界の株式市場に影響が出た場合でも、そもそも株を保有していないため株価の下落に巻き込まれることはありません。しかし長期保有の場合は、万が一世界同時株安が発生したり個別銘柄まで影響を受けて株価が下がったりすれば、その銘柄を長期保有している投資家にも当然影響が出てしまいます。リーマンショックのような株価の急落が発生して巻き込まれる可能性もゼロではなく、予期せぬ出来事によって含み益がすべて消えるリスクや、大きな含み損を抱えてしまうリスクがある点には注意が必要です。長期保有をする際にポイントになるのが「ファンダメンタルのチェック」「忍耐力」「柔軟な対応」の3点です。どのような投資法で株式投資をする場合でも、その投資法の特徴を踏まえて株を売買する必要があります。長期保有で利益を狙うためのポイントを押さえた上で実際の取引を行うようにしましょう。長期的に見て業績が良くなり株価が上昇する可能性があるのか、配当金は今後も継続されそうか、この点を予測するためにはファンダメンタルをチェックする必要があります。経済全体の状況や企業の業績を分析するファンダメンタルズ分析は、株の長期保有で利益を狙う際に欠かせない要素のひとつです。そのため株の長期保有を行う場合には、日頃から経済ニュースや企業が発表するニュースリリース等を確認するようにし、業界全体や企業の動向をチェックするようにしましょう。どのような出来事が起きると株価にどう影響するのか、PER(株価収益率)やROE(株主資本利益率)、配当利回りなどの指標は一体どのように使えば良いのか、最初はわからないことが多くて戸惑うこともあるかもしれませんが、ひとつずつ経験を積んでいき、株式投資の世界で必要になる知識や考え方を身に付けていくことが大切です。長期保有では日々の値動きに一喜一憂せずに忍耐強く待つことが求められます。長い期間にわたって株を保有することで大きな利益を出せるのが長期保有のメリットであり、短期的な値動きを見てすぐに損切りや利確をしては、そのメリットが十分に活かせません。人によっては、少し株価が上がっただけで利確をしたくなる場合や、僅かに株価が下がっただけで含み損が気になり損切りをしたくなる場合がありますが、長期保有で大事なのは短期的・瞬間的な値動きよりも寧ろ長期的な視点です。その銘柄を購入した際、長期的な視点に立って株価が上がると判断した根拠があるはずで、その根拠が崩れていなければ、長期的には株価が上がる可能性があることになります。短期的な値動きだけを見て利確や損切りをすると、長期的な株価上昇の可能性を見ないことになり結果的に大きな利益を取り逃がすこともあるため、長期的な視点に立つことが長期保有の前提である点を忘れないようにしましょう。株の長期保有では、短期的な値動きに一喜一憂せず安易に利確や損切りをしないことが求められますが、その一方で状況が変わった場合には柔軟に対応することが大切です。たとえばファンダメンタルが変わって株価が下落したり上昇の可能性が低くなったりした場合には、状況を的確に見極めて必要であれば損切りをして株を手放しましょう。それまで長期間にわたって保有していた株を手放す際、人によっては「今更損切りをするのも……」と躊躇する場合がありますが、企業分析等を行った結果として保有すべき銘柄でなくなったのであれば、損失の拡大を防ぐために売却するのが正解ということになります。配当目的や株主優待目的で保有している銘柄の場合は、配当等を受け取れるように保有し続けること自体に意味があるため、多少の状況の変化では損切りしないという選択肢も考えられますが、長期保有では状況の変化に柔軟に対応できるようにしておく必要があるため、経済ニュースや企業業績のチェックは欠かさずに行いましょう。株式投資を長期保有で行う場合でもその他の投資スタイルを選ぶ場合でも、それぞれの投資法にはメリットとデメリットの両方があります。どのような投資法が適しているかは人によって異なるため、まずは自分にあった投資法を探すことが大切です。今回紹介した長期保有も含めて、株式投資のさまざまな投資法について理解を深め、自分が最もやりやすいと感じる投資法、安定して利益を出せる投資法を見つけましょう。投資信託相談プラザ -近鉄あべのハルカス店※投資信託相談プラザは「資産運用の相談窓口」であり、各証券会社の画面の操作方法や事務手続きの受付窓口ではございません。あらかじめご了承ください。

株を長期保有するメリットとデメリット、投資する際の注意点を解説

このコラムの執筆者

マネハブ編集部

株式会社Fan

未来につながる投資情報メディア「Money Hub Plus(マネハブ)」の編集部です。
みなさまの資産形成に役立つ情報を日々発信しております。

本コンテンツは情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身でご判断いただきますようお願いいたします。本コンテンツの情報は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その情報源の確実性を保証するものではありません。本コンテンツの記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答えいたしかねますので予めご了承お願いいたします。また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。

資産運用のおすすめ記事

投資信託のおすすめ記事

保険・税のおすすめ記事