経営者の資産運用|本業に専念しつつ、資産を守り増やすための3つの鉄則

経営者の資産運用|本業に専念しつつ、資産を守り増やすための3つの鉄則

資産運用

この記事のポイント

  • 経営者は本業ですでに十分なリスクを取っているため、個人の運用では短期的なハイリターンを狙うのではなく、株式と債券を組み合わせて価格変動を抑えた「守りの資産」を構築することが重要である
  • 所得が高くなりやすい経営者は、掛金が全額所得控除になるiDeCoや小規模企業共済、運用益が非課税になるNISAなどの税制優遇制度を最大限に活用し、効率的に手元に残る資金を増やすべきである
  • 資産運用を行う際は、単なる商品販売を目的とせず、経営者個人のライフプランや将来の事業承継といった特有の課題も踏まえて、中立的な立場で長期的に寄り添ってくれるIFA(独立系ファイナンシャル・アドバイザー)をパートナーに持つことも検討すべき

「会社の財務状況は毎日チェックしているのに、個人の資産は銀行口座に放置したまま……」
「インフレ対策の重要性は痛感しているが、資産運用の勉強をする時間がない」

日々、重要な決断を迫られる経営者の方々から、このようなお悩みをよく耳にします。

本業でリスクを取って戦っている経営者だからこそ、個人の資産運用で求められるのは「攻め」ではなく「守り」の戦略です。しかし、自己流で始めて思わぬ損失を出したり、商品選びのミスマッチにより、当初の目的とは異なる運用になってしまうケースも少なくありません。

この記事では、多忙な経営者が本業に専念しながら、堅実に資産を守り増やすための「3つの鉄則」を解説します。

会社の未来だけでなく、ご自身とご家族の将来を守るためのヒントとして、ぜひお役立てください。

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経営者であっても「資産運用」が必要な理由

「うちは無借金経営だし、個人の預金もある程度あるから大丈夫」

そうお考えの経営者の方もいらっしゃるかもしれません。しかし、現在の経済環境において、「現金のまま持っておくこと」は、かつてないほどのリスクになりつつあります。

経営者であっても資産運用が必要な背景を整理しましょう。

インフレ時代の到来:現金放置は「得策」ではない?

長らく続いたデフレの時代が終わり、日本もインフレ(物価上昇)の局面に突入しました。身近な生活必需品の価格推移を見ても、その影響は無視できないものとなっています。

✅過去10年間の物価上昇による「お金の価値」の変化

  • 砂糖(1kg)
    • 2016年1月:198円
    • 2026年1月:279円
  • トイレットペーパー(1000m)
    • 2016年1月:286円
    • 2026年1月:832円

参照:総務省統計局|小売物価統計調査(動向編)主要品目の東京都区部小売価格
※あくまで物価全体の傾向の一例です

今の状況で現金のまま持っていることは、物価が上がる分、実質的にお金の価値が下がってしまうリスクと隣り合わせです。

汗水垂らして稼いだ資産の価値を守るためには、少なくともインフレ率以上に資産を増やす「運用」の視点が不可欠なのです。

老後・事業承継への備え:経営者には退職金保証がない

会社員は、厚生年金や企業からの退職金がある程度保証されています。しかし、経営者の場合は事情が異なります。

  • 公的年金が少ない傾向がある(報酬月額による調整など)
  • 退職金制度がない、または業績次第で変動する
  • 事業承継後の生活資金を自分で確保する必要がある

経営者は現役時代の収入が高い反面、引退後の保障は手薄になりがちです。

「会社=自分」と考えがちですが、万が一会社に何かあった際、個人の生活まで共倒れにならないよう、会社とは切り離した場所で、個人の資産を確保しておくことが、人生全体のリスク管理において重要です。

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鉄則1:本業のリスクヘッジとして「守りの資産」を構築する

では、具体的にどのように運用すべきでしょうか。 1つ目の鉄則は、本業とは異なる動きをする資産を持ち、リスクを分散させることです。

「短期・ハイリターン」は本業だけでいい

経営者の方は普段から事業リスクを取ってリターンを得ているため、投資に対しても「短期間で大きく増やしたい」という思考になりがちです。

しかし、以下のような運用は、経営者の個人的な資産運用としては避けるべき典型的な失敗パターンです。

  • 特定の株式銘柄への集中投資
  • 高レバレッジのFX(外国為替証拠金取引)
  • 価格変動の大きい暗号資産へ多額の資金を投入する

これらは価格変動(ボラティリティ)が激しく、常に相場をチェックする必要があります。本業が忙しい経営者が片手間で手を出すと、本業がおろそかになるだけでなく、大切な資産を大きく減らしてしまう可能性があります。

「リスクテイク(攻め)は本業で十分」。 個人の資産運用では、大きく勝つことよりも「負けないこと」を優先しましょう。

「株式」と「債券」を組み合わせ、リスクを適正化する

経営者の資産運用におすすめなのは、「株式」だけでなく「債券」も組み合わせたポートフォリオ(資産配分)を組むことです。 具体的には、以下の3つのポイントを意識することで、本業に集中できる「守りの資産」を作ることができます。

  1. 長期視点(複利と利金の活用)
    • 短期的な売買を繰り返すのではなく、じっくりと保有し続けることが重要です。
    • 株式投資信託であれば「複利効果」による資産の成長が期待でき、債券であれば償還まで保有することで、あらかじめ決められた「利金(インカムゲイン)」を受け取ることが可能です。
  2. 資産分散(アクセルとブレーキ)
    • 一般的に、景気が良いときは「株式」が上がり、不況時は「債券」が選好される傾向にあります。
    • 異なる動きをする資産を組み合わせることで、片方が下がっても資産全体へのダメージを抑えることができます。
  3. 柔軟な手法(積立と個別債券)
    • 資産形成期に「積立投資(ドル・コスト平均法)」はおすすめですが、まとまった資金がある経営者の場合は、それだけが適切な選択肢ではありません。
    • 「個別債券(米国国債や社債など)」を活用し、高い利回りを追求する手法も、有効な選択肢のひとつです。(個別債券への投資は、市場環境次第では相対的に利回りが高くなる場合もあるが、金利・信用・為替リスクを踏まえた検討が必要です)

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【初心者向け】米国債の買い方ガイド|購入までの3ステップをやさしく解説

「将来のために資産運用を始めたいけど、株は値動きが激しくて少し怖い…」「円安が進む中で、日本円だけで資産を持っているのは不安…」昨今の経済状況から、このように考える方が増えています。そんな中、資産運用の選択肢として、流動性が高く換金が容易で、相対的に信用力が高いとされる「米国債」への関心が高まっています。米国債は、アメリカ合衆国が発行する債券です。国が発行体であるため、一般的に企業が発行する社債などに比べて信用度が非常に高い資産と言われています。しかし、いざ米国債を買おうと思っても、といった疑問や不安を感じる方も多いのではないでしょうか。この記事では、そんな投資初心者の方に向けて、米国債の買い方をゼロから分かりやすく解説します。米国債投資のメリット・デメリットといった基本から、口座開設、具体的な購入手順といった実践的なステップまで、この記事一本でゼロから理解できるように構成しました。資産形成の第一歩を、ここから踏み出しましょう。まずは、米国債に投資する上で必ず押さえておきたい基本的なメリットとデメリット(リスク)を見ていきましょう。米国債のメリットは、その発行体であるアメリカ合衆国の高い信用力です。世界経済の中心である米国の国債は、デフォルト(債務不履行)に陥るリスクが極めて低いと考えられています。そのため、金融の世界では「安全資産」の代表格として扱われています。参考:「PRI Open Campus なぜ米国債はグローバルな 安全資産なのか」(財務総合政策研究所 主任研究官 松岡 秀明)一般的な米国債である「利付債」を購入すると、保有している間、定期的に利子(クーポン)を受け取ることができます。銀行預金の金利が非常に低い現在、米国債の金利は魅力的な選択肢の一つとなり得ます。この安定したインカムゲインは、計画的な資産形成の土台となります。米国債は米ドル建てで取引されるため、購入するということは実質的に米ドルで資産を持つことを意味します。近年のような円安局面では、円の価値が下がる一方でドルの価値が上がるため、ドル建て資産を持っていることで為替差益を得られる可能性があります。資産を円だけでなくドルにも分散させることで、円資産の価値減少への備えになります。米ドルで資産を持つことの裏返しとして、為替変動リスクは避けられません。購入時よりも円高(例:1ドル150円→130円)が進むと、利子や償還時に受け取るドルを円に換金する際に、為替差損が発生してしまいます。債券の価格は、市場の金利と密接な関係にあります。一般的に、市場の金利が上昇すると、既に発行されている債券の価格は下落します。これは、新しく発行される債券の方が金利が高く魅力的になるため、相対的に既存の債券の人気が下がるからです。償還まで保有すれば額面金額が戻ってきますが、途中で売却する場合には、購入時よりも価格が下落している(元本割れ)可能性がある点に注意が必要です。投資信託相談プラザ -近鉄あべのハルカス店>> SBI証券での債券投資を相談する>> 楽天証券での債券投資を相談する米国債の購入は、実はそれほど難しいものではありません。大まかな流れは以下の3ステップです。一つずつ、詳しく見ていきましょう。米国債は、主に証券会社や銀行で購入することができます。それぞれの特徴を比較して、自分に合った金融機関を選びましょう。購入する金融機関を決めたら、次は口座開設です。ここでは、ネット証券を例に解説します。スムーズに手続きを進めるために、あらかじめ以下の3点を準備しておきましょう。米国債を購入するには、通常の証券総合口座に加えて「外国証券取引口座」の開設が必要です。多くの場合、証券総合口座の開設と同時に申し込むことができます。口座が開設できたら、購入資金を入金します。一般的な流れは、まず証券口座に日本円で入金し、その資金を米ドルに両替(為替振替)してから米国債を購入します。この両替の際には、「為替手数料(スプレッド)」というコストがかかることを覚えておきましょう。いよいよ、最後のステップです。ここでは、一般的なネット証券の取引画面をイメージしながら、購入手順を解説します。これで、米国債の購入手続きは完了です。A. 金融機関や銘柄によりますが、ネット証券では最低購入金額が100米ドル程度から設定されていることが多いです。日本円で数万円程度から始められるため、少額から試してみたいという方にもおすすめです。A. いいえ、残念ながら2025年現在、NISA制度で個別の米国債を購入することはできません。NISAの対象は、主に株式や投資信託などに限定されています。ただし、米国債を投資対象とする投資信託であれば、NISAの対象になる場合があります。A. はい、原則として償還前に市場価格で売却(中途売却)することが可能です。ただし、その時の金利動向や市場の状況によって価格は変動するため、購入価格を上回ることもあれば、下回って元本割れする可能性もあります。この記事では、米国債の買い方について、口座開設から具体的な購入手順を網羅的に解説しました。一連の流れはご理解いただけたかと思います。一方で、といった、より一人ひとりの状況に合わせたパーソナルな疑問も湧いてきたのではないでしょうか。本やインターネットで得られる知識には限界があり、なかなか、自分のライフプランに合わせた金融商品の選び方まではわからないという人が多いのではないでしょうか。そのようなお悩みは、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)に相談するのがおすすめです。(IFAとは?)弊社が運営する「投資信託相談プラザ」では、経験豊富なIFAが、中立的な立場で、お客様一人ひとりの資産状況やライフプランに合わせた運用方法をご提案します。米国債に関するご相談はもちろん、お客様の資産全体のバランスを見た上でのアドバイスが可能です。「まずは基本的なことから聞いてみたい」「自分の考えが合っているか確認したい」といった動機でも構いません。まずは無料相談で、あなたのお悩みをお聞かせください。投資信託相談プラザ -近鉄あべのハルカス店>> SBI証券での債券投資を相談する>> 楽天証券での債券投資を相談する※国内債券の取引にかかるリスク・費用について<リスク>債券は、債券の価格が市場の金利水準の変化に対応して変動するため、償還前に換金すると損失が生じるおそれがあります。また、債券を発行する組織(発行体)が債務返済不能状態に陥った場合、元本や利子の支払いが滞ったり、不能となったりすることがあります。<費用>国内債券を、相対取引によって購入する場合は、購入対価のみお支払いいただきます(委託手数料はかかりません)。※外国債券の取引にかかるリスク・費用について<リスク>債券は、債券の価格が市場の金利水準の変化に対応して変動するため、償還前に換金すると損失が生じるおそれがあります。また、債券を発行する組織(発行体)が債務返済不能状態に陥った場合、元本や利子の支払いが滞ったり、不能となったりすることがあります。外国債券(外貨建て債券)は為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じたり、債券を発行する組織(発行体)が所属する国や地域、取引がおこなわれる通貨を発行している国や地域の政治・経済・社会情勢に大きな影響を受けたりするおそれがあります。<費用>外国債券を購入する場合は、購入対価のみお支払いいただきます(委託手数料はかかりません)。また、売買における売付け適用為替レートと買付け適用為替レートの差(スプレッド)は債券の起債通貨によって異なります。

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鉄則2:経営者ならではの「税制優遇制度」をフル活用する

2つ目の鉄則は、国の制度を使うことです。特に所得の高い経営者にとって、「節税効果」を十分に引き出すことで、手残り資金を増やせる可能性があります。

所得控除のメリットを最大化する「iDeCo」と「小規模企業共済」

経営者や個人事業主の方々にとって、まず有力な選択肢となるのが、以下の2つの制度です。

  1. iDeCo(個人型確定拠出年金)
  2. 小規模企業共済

これらは、掛金が全額「所得控除」の対象となります。

例えば、課税所得が高い経営者の場合、所得税・住民税の税率も高くなる傾向にあります。そのため、同じ金額を積み立てていても、会社員の方に比べて大きな節税メリットを享受できます。

【参照】
iDeCo公式サイト|iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)【公式】
小規模企業共済とは | 共済制度 | 独立行政法人 中小企業基盤整備機構

NISA(成長投資枠・つみたて投資枠)で運用益を非課税に

2024年にリニューアルされたNISA制度も活用しましょう。

通常、投資で得た利益には約20%の税金がかかりますが、NISA口座内であれば無期限で非課税での運用が可能です。

  • 非課税保有限度額(総枠):一人あたり1,800万円
  • つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能

ご自身だけでなく、配偶者の方の枠も活用すれば、世帯で最大3,600万円分の非課税運用枠を持つことができます。

iDeCoや小規模企業共済で「所得税・住民税」を抑えつつ、NISAで「運用益への課税」をゼロにする。この組み合わせが、資産形成を加速させるエンジンの役割を果たすでしょう。

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NISA制度とは?メリット・デメリットや旧NISAとの変更点を解説

「令和5年度税制改正大綱」にNISAの大幅な拡充が盛り込まれ、2024年1月よりNISA制度は生まれ変わりました。金融庁から発表されている内容を見る限り、様々な運用ニーズに応じることができるよう、大幅に改良されているといっていいでしょう。効率的に資産を増やすために、このパワーアップしたNISAの有効活用は欠かせなくなりそうです。本記事ではNISA制度の変更点やメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。NISAの上手な活用は、資産形成の大きな後押しになるでしょう。本記事でNISAの概要を把握したうえで、正しく理解できているか不安であれば、無料セミナーや無料相談等も利用しながら、どのように投資をするか考えてみるのもいいかもしれません。出典:財務省 令和5年度税制改正の大綱※本記事に書かれているNISAの内容については今後も変更される可能性もあります。そのため、最新の情報は金融庁のサイトから確認しましょう。旧NISA制度は、一般NISA・つみたてNISA・ジュニアNISAの3種類で、それぞれ、非課税期間や金額など、条件や特徴が異なっていました。この3種類のNISAは2023年末をもって、口座開設及び買付ができなくなりました。そして、2024年1月からは投資可能期間の恒久化、年間投資可能枠の拡大など、拡充された新制度にて、非課税投資ができるようになりました。2024年1月から始まったNISAはつみたて投資枠・成長投資枠の利用枠から成り立っていて、併用が可能です。前者がつみたてNISA、後者が一般NISAを継承した制度となっていて、それぞれパワーアップさせ、かつ併用できるようになったとイメージすると、理解しやすいかもしれません。下記のNISA制度の特徴をまとめた表をもとに、主な変更点を説明していきます。出典:金融庁「新しいNISA」をもとに株式会社Fanが作成旧NISAの年間投資枠は、一般NISAが最大120万円/年、つみたてNISAが最大40万円/年となっていて、併用ができませんでした。2024年1月からのNISAでは、つみたてNISAと同様の制度である「つみたて投資枠」で最大120万円/年、一般NISAと同様の「成長投資枠」で最大240万円/年となっており、2つの利用枠を併用できるため、最大360万円まで投資可能となります。非課税保有期間は旧制度の一般NISAで5年、つみたてNISAで20年でしたが、非課税で保有できる期限がなくなったため、何年経っても運用益に税金がかかりません。運用益が大きくなるほど、この約20%の税金が掛からないインパクトは大きくなります。非課税で保有できる金額も増えました。旧制度の一般NISAでは同時に非課税で運用できる金額は最大600万円(120万円×5年)、つみたてNISAでは最大800万円(40万円×20年)でした。一方で、2024年1月からのNISAでは最大1800万円(うち1200万円は成長投資枠)が非課税保有限度額です。年間投資枠限度の360万円を5年間投資すれば、非課税保有限度額の上限に達します。口座開設期間が恒久化となり、2024年以降、いつでも口座開設が可能です。成長投資枠では「上場株式・投資信託等」が対象商品となっています。ただ、①整理・管理銘柄、②信託期間20年未満、高レバレッジ型及び毎月分配型の投資信託等が除外となっています。②は旧制度の一般NISAでは投資可能でしたが、2024年1月からのNISAでは長期運用には不向きと判断され、除外されています。つみたて投資枠では、「積立・分散投資に適した一定の投資信託」が投資対象商品となっています。旧つみたてNISA対象商品と同様のラインナップになっています。参考:金融庁 「NISAとは?」NISAのデメリットとして挙げられるのは次の3つです。デメリットについては、旧NISAと大差がないですが、懸念事項も増えています。損益通算とは一年分の利益と損失を相殺し、税金を減らすことです。通常、上場株式の投資では配当や値上がり益などで得た利益に対して約20%の税金がかかりますが、他の取引で損失が出た場合は相殺されます。一般口座や特定口座で使えるこの損益通算の仕組みが使えないことがデメリットです。NISAでは、利益確定時に通常かかる約20%の税金を支払っていないので、相殺しようがありません。これは旧NISAでも同様のデメリットがありました。NISA口座内だけでなく、一般口座や特定口座で利益が出ていても、NISA口座で出した損失と相殺できない点も併せて注意しましょう。2024年1月からのNISAでは投資期間や非課税保有期間の縛りが無くなったために、投資対象の選定が甘くなることが懸念されます。旧NISAでは投資可能な期間や非課税保有の期間が定められていたために、その範囲内で利益が出る商品を選ぶ必要がありました。旧制度の一般NISAでは年間投資枠が120万円まで、つみたてNISAでは年間投資枠が40万円までという制限に加えて、売却したら非課税で投資できる枠は戻りません。旧制度の場合、NISAの効果を最大化したいならば、投資商品を安易に選んだり、すぐ売却したりすることが選択しづらい環境であったともいえるでしょう。年間投資額が360万円、非課税保有限度額が1800万円と大きくなり、売却すると、年間投資枠が復活するために、商品を吟味せず気軽に投資商品を選ぶ人が増えそうです。銘柄選定が甘くなれば損失が出る可能性は高くなるといえます。また、本来であれば損切りすべき銘柄も、非課税保有期間の制限もないため、そのまま塩漬けにしてしまう懸念もあります。年間投資枠や非課税保有限度額が大きく増えたことはメリットですが、短期間で利益を得ようとして、回転売買が行われる可能性がデメリットとしてあげられます。回転売買とは、金融商品を短い期間で売買する行為を指します。旧NISAは投資している商品を売却しても非課税投資枠は戻らないため、売却の判断は慎重にならざるを得ませんでした。しかし、非課税枠の再利用が認められ、年間投資枠に余力があるなら、あまり気にせずに売買を繰り返すことも考えられるでしょう。株価が下がったら買って、上がったら売るといった短期間での回転売買を非課税で行えるのが実態です。そもそもNISAは家計の安定的な資産形成の支援を目的に導入されたという経緯もあり、回転売買は本旨から外れているといえます。また、売買の数に応じて手数料が入るという構造上、証券会社が積極的な売買を推奨する可能性もあります。非課税枠を気にせずに売買できるのはメリットですが、不必要な売買をしないよう注意しましょう。投資信託相談プラザ -近鉄あべのハルカス店※投資信託相談プラザは「資産運用の相談窓口」であり、各証券会社の画面の操作方法や事務手続きの受付窓口ではございません。あらかじめご了承ください。2024年1月からのNISAは年間投資枠や非課税保有額など様々な面で大きく拡充されています。では、NISAを利用するうえで、特に大きいメリットを以下の3点に絞って解説していきます。それぞれ、内容を確認していきましょう。大きなメリットとして、旧NISAと比べて年間投資枠・非課税保有限度額の増額によって資産形成がより効率的になったことが挙げられます。投資額の大きさは資産形成のスピードに直結するため、まとまった金額を準備できる人は、魅力的に感じるでしょう。旧NISA制度では、限度額が小さいため、超過した金額は、特定口座(課税される口座)で運用しなければなりませんでした。長期で投資をする場合、資産額も雪だるま式に大きくなるために約20%の税金も軽視できない金額になるでしょう。例えば、10万円/月を15年間積み立てた場合にどの程度差が出るのかを以下の2パターンで比較してみましょう。年利5%で運用したと仮定すると15年後の金額はどちらも約2673万円(元本1800万円)になります。①のパターンでは特定口座で運用した部分に約20%の税金がかかります。税金を20%として計算すると、約116万円になるので実際手元に入る金額は、約2557万円となります。一方、②のパターンでは年間投資枠・非課税保有限度額の範囲内であるため、課税されずに約2673万円がそのまま手元に入ります。運用元本、投資する商品が同じでもNISA制度を活用すると、たった15年間の運用でも手元に残る金額が100万円以上変わることがこのシミュレーションから読み取れます。運用期間を20年、30年と長くすると更に大きな差になっていくでしょう。売却して空いた非課税保有限度額を翌年以降再利用できる点は、幅広い年代にとって大きなメリットになるでしょう。旧NISAも好きなタイミングで売却し、現金化できましたが、使用した投資枠の再利用はできませんでした。そのため、非課税枠の消滅をもったいなく思い、売却に躊躇した人も少なくないと想像できます。しかし2024年1月からのNISAでは非課税保有限度額の1800万円の範囲内で取り崩した投資枠が再利用できます。ただし、年間投資枠の360万円は超過できない点には注意してください。20~30代の子どもがいる世帯などにとっては、マイホーム、マイカーなど、まとまったお金が必要になるシーンも多いのでありがたく感じる人も多いのではないでしょうか。現金化しても、その分の非課税投資枠が復活するNISAは使い勝手がいいと感じるでしょう。例えば、NISAで200万円を投資して、150万円を取り崩すと、残りの投資枠はとなります。※説明を簡単にするため、この事例では値上がりや値下がりを考慮していません。旧NISAで制限のあった非課税保有期間が無期限になりました。これは長期的な投資において、資産額が拡大するほど節税インパクトは大きくなり、計り知れないほど大きなメリットになります。簡易的なシミュレーションでNISAの効果がどのようなものなのか確認してみましょう。仮にNISAで5万円/月を30年間積み立て(総額1800万円)で運用した場合をみてみましょう。以下の条件にて特定口座で運用した場合と比べてみましょう。【条件】 この条件で試算すると、積立を始めてから30年後に41,612,932円です。NISAでは年間投資枠(360万円/年)、非課税保有限度額(1800万円)の範囲内であるため、運用益は非課税となります。しかし、特定口座で運用した場合は4,722,586円の税金がかかってしまうのです。【内訳】長期間の運用では、資産が雪だるま式に増えるのと同様に、税金も膨らんでいきます。このシミュレーションからNISAの非課税効果が絶大だと理解できるでしょう。※正確な税率は20.315%ですが、計算をしやすいように20%としています。2024年1月からのNISAは投資期間の恒久化や投資可能金額の増額など、抜本的な拡充がされ、旧NISA制度と比べても大きく改良されました。メリットが大きくなったNISAを上手に活用できるかが、今後の資産形成においては鍵になるでしょう。NISAの制度変更によって、最もメリットを受けられるのは「投資を長く続ける人」です。できるだけ早く投資を始めて、長く継続する人がNISAの恩恵を享受できるでしょう。もちろん投資である以上、必ず利益を上げられるとは限りません。ただし、間違った投資手法をせずに、長期的な目線でNISAを活用できれば、資産形成の成功確率を高められるでしょう。家族形態や今後の描いているライフプランなど、その方が置かれている状況によっても、投資のスタンスは変わります。NISAの概要については把握でき、活用すべきだということが分かっても、実際にどのような投資戦略をとるべきか迷う人も多いかもしれません。そのような悩みを抱えている人におすすめなのは、セミナーや無料相談に参加して、生の声を聞いてみることです。投資信託相談プラザでは、東京・大阪をはじめ、全国で資産運用・投資信託セミナーを開催しています。オンラインでの参加も可能です。スマホやPCがあれば、自宅等から視聴できます。また、自分の状況に合わせて話を聞きたいなら、無料個別相談がいいでしょう。NISAの賢い利用法だけではなく、個別の家計状況に合わせた資産運用に加えて保険や家計の相談できるので、長期的な資産形成の心強い味方になります。投資は早く始めた方が複利の力が働くために将来的なリターンは大きくなる傾向にあります。NISAについては報道が増え、注目も高まっているため、多くのお問い合わせが弊社にも寄せられています。ぜひ、この機会に「投資の第一歩」を踏み出すお手伝いをさせて頂ければと思います。お気軽にご相談ください。※NISAのご注意事項・配当金等は口座開設をした金融機関等経由で交付されないものは非課税となりません。NISA口座で国内上場株式等の配当金を非課税で受け取るためには、配当金の受領方法を「株式数比例配分方式」に事前にご登録いただく必要があります。・同一年において1人1口座(1金融機関)しか開設できません。・NISAで購入できる商品は金融商品取引業者が指定する商品に限られます。・年間投資枠と非課税保有限度額が設定されます。・損失は税務上ないものとされます。・出国により非居住者に該当する場合、NISA口座で上場株式等の管理を行うことはできません。・つみたて投資枠では積立による定期・継続的な買付しかできません。・その他、NISAに関するご注意事項、並びに2023年までの一般NISA ・つみたてNISA等に関するご注意事項の詳細は金融商品取引業者のWEBサイトにてご確認ください。※iDeCoのご注意事項・投資信託は、主に国内外の株式や債券等を投資対象としています。投資信託の基準価額は、組み入れた株式や債券等の値動き、為替相場の変動等により上下しますので、これにより投資元本を割り込むおそれがあります。・投資信託は、個別の投資信託毎にご負担いただく手数料等の費用やリスクの内容や性質が異なります。ファンド・オブ・ファンズの場合は、他のファンドを投資対象としており、投資対象ファンドにおける所定の信託報酬を含めてお客様が実質的に負担する信託報酬を算出しております(投資対象ファンドの変更等により、変動することがあります)。・ご投資にあたっては、商品概要や目論見書(目論見書補完書面)をよくお読みください。・金融商品仲介業者である当社は、お客さま(加入者等)に対して特定の商品への投資について指図を行うこと、または指図を行わないことを勧めるものではありません。・掲載されている各コンテンツは、情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で作成したものではありません。・投資対象、投資機会の選択などの投資に係る最終決定は、お客さまご自身の判断でなさるようにお願いいたします。

NISA制度とは?メリット・デメリットや旧NISAとの変更点を解説

鉄則3:長期的な視点で相談できる「中立的なパートナー」を持つ

3つ目のポイントは、「どのようなパートナーと共に歩むか」という点です。長期にわたる運用を、より納得感のあるものにするための大切な要素のひとつです。

近年、経営者からの注目が高まっているのが「IFA(独立系ファイナンシャル・アドバイザー)」という存在です。

IFAの特長は、「中立的な視点」で「長く付き合える」仕組みにあります。IFAは特定の金融機関に所属せず、独立した立場で顧客にアドバイスを提供します。また、IFAには原則として転勤がありません。

そのため、お客様の人生に寄り添い、10年、20年という長期スパンでのパートナーシップを築くことができます。

  • 「今の会社の状況なら、無理に投資額を増やさず手元流動性を確保しましょう」
  • 「そろそろ事業承継を見据えて、資産の組み換えを検討しませんか?」

このように、商品を売ることをゴールにせず、経営者個人のライフプランや事業の状況を踏まえた「中立的な提案」が期待できるのが、IFAの強みです。

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IFAとは?FPとの違いや特徴、相談料や選び方など詳しく解説

「資産運用を始めたいけれど、誰に相談したらいいのか分からない」「銀行や証券会社以外にも相談先があると聞いたけど、IFAって何?」「FPとはどう違うの?」人生100年時代と言われ、老後資金や資産形成への関心が高まる中、お金に関する相談相手の重要性は増しています。特に、退職金やこれまでの貯蓄をこれからどう運用していくか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。「IFA」という言葉は、2020年頃からメディアや新聞で取り上げられる機会が増えましたが、日本ではまだまだ認知度が低いかもしれません。実は、金融先進国のアメリカでは多くのIFAが活躍しており、医師や弁護士のように人生をサポートするお金の専門家として認められています。本記事では、IFAの特徴やFPとの違い、相談するメリット・デメリット、相談料や信頼できるIFAの選び方・探し方まで網羅的に解説します。「資産運用についてIFAに相談する」という選択肢があることを、ご理解いただけたら幸いです。>> IFAへの資産運用相談なら「投資信託相談プラザ」投資信託相談プラザ -近鉄あべのハルカス店※投資信託相談プラザは「資産運用の相談窓口」であり、各証券会社の画面の操作方法や事務手続きの受付窓口ではございません。あらかじめご了承ください。※イメージ図:株式会社Fanが作成IFAとは、Independent Financial Advisor の略称で、日本語では「独立系ファイナンシャル・アドバイザー」と呼ばれます。特定の銀行や証券会社などの金融機関には所属せず、独立・中立的な立場から顧客の資産運用に関するアドバイスや金融商品の提案・仲介を行うのが特徴です。従来の金融機関では、提案できる商品が自社で取り扱う商品に限定される一方、IFAは特定の金融機関の取り扱い商品やその方針に縛られません。そのため、顧客一人ひとりのライフプランや意向、リスク許容度などを丁寧にヒアリングしたうえで、幅広い選択肢の中から顧客にとって本当に有益と考えられる商品を提案することが期待できます。「特定の金融機関に相談すると、その会社の商品ばかり勧められそうで不安…」と感じる方にとって、IFAは心強い相談相手となり得るでしょう。IFAは、内閣総理大臣の登録を受けて金融商品の仲介を行う金融商品仲介業者に所属しています。なかには、個人として「金融商品仲介業者」としての登録を受けている人もいます。金融商品仲介業者は、証券会社や銀行などの所属金融商品取引業者等と業務委託契約を結び、顧客と所属金融商品取引業者等との間に立って、株式、債券、投資信託などの金融商品の案内や売買の仲介(媒介)を行います。顧客は、IFAを通じて所属金融商品取引業者等に口座を開設し、IFAのアドバイスを受けながら金融商品の取引を行うことになります。お金の管理自体は、IFAではなく提携している所属金融商品取引業者等が行うため、その点でも安心感があります。つまりIFAは、「アドバイスは独立した立場から行い、商品の提供は提携する所属金融商品取引業者等を通じて行う」という仕組みになっているのです。※イメージ図 株式会社Fanが作成銀行や証券会社のアドバイザーは、多くの場合、自社グループで開発・販売している金融商品を中心に提案する傾向があります。また、担当者が数年で異動してしまうこともあり、長期的な関係を築きにくいという側面もあります。一方、IFAは金融機関から独立した立場で、より中立的なアドバイスを行うことが期待できます。複数の金融商品取引業者等に所属するIFAであれば、取り扱える金融商品の選択肢も広く、顧客のニーズに合った商品を提案しやすい環境にあります。さらに、IFAは担当者が変わることが少なく、長期的な視点で資産運用をサポートしてくれる傾向にある点も大きな違いです。ただし、IFAが所属する金融商品取引業者等の商品しか扱えない点や、IFAによっては特定の分野に強みを持つなど特色がある点は理解しておく必要があります。参考:日本IFA協会 IFAに相談するメリットIFAと混同されやすいのがFP(ファイナンシャル・プランナー)です。FPは、個人のライフプラン(人生設計)に基づいて、資金計画やアドバイスを行う専門家です。厚生労働省のWebサイト「職業情報提供サイト(job tag)」にはFPの仕事内容について以下の説明があります。相談者の、生活設計、貯蓄計画、投資、保険など、総合的な資産設計(ファイナンシャル・プランニング)を企画立案し、その実行を支援する。資産設計では、顧客のライフスタイルや価値観を踏まえながら、家族・年齢構成や収入・支出の内容、資産、負債、保険など、基礎となるデータを聞き取りによって集める。希望や目標を聞き、現状を分析した上で、必要に応じて弁護士、税理士や保険・不動産などの専門家の協力を得て、総合的な資産設計について、顧客に最適なプランを作成し、提示する。(中略)ファイナンシャル・プランナーは職業名であり、資格がなくてもファイナンシャル・プランニングの仕事はできるが、顧客の相談に応じるためには年金、税制、相続、各種保険、金融商品、住宅ローン等関連の幅広い専門知識が必要となる。FPの相談範囲は、資産運用だけでなく、保険、不動産、住宅ローン、年金、税金、相続など、お金に関する幅広い分野に及びます。ライフプラン全体の改善を目的としたアドバイスが中心です。出典:独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)作成「職業情報データベース 解説系ダウンロードデータ ver.6.00」※職業情報提供サイト(job tag)より2025年6月9日にダウンロード同じく厚生労働省のWebサイト「職業情報提供サイト(job tag)」にはIFAの仕事内容について以下の説明があります。顧客に寄り添い、顧客のライフプランやニーズに合った長期の資産形成のために、金融商品等の選定・運用や各種制度の活用の提案・アドバイス、売買取引の支援を行う。類似の職業としてファイナンシャル・プランナーがあるが、独立系ファイナンシャル・アドバイザー(IFA:Independent Financial Adviser 以下「IFA」という。)は金融商品仲介業者であるので、顧客の資産形成プランの目標に合致した個別具体的な金融商品の提案を行い、買い付け契約等の実行支援ができることに特徴がある。IFAの業務は、IFA法人等(金融商品仲介業者)が証券会社等である金融商品取引業者又は登録金融機関(以下「金融機関」という。)と業務委託契約を結んだ上で行われる。しかし、IFA法人等は、複数の金融機関と業務提携を結んでいることが多く、経営は独立しており、顧客が目的に最も適した資産運用が可能な金融商品(投資信託、ETF、リート(不動産投資)、各種債券(国債、社債、劣後債等)、国内外株式等)を選択できるよう金融機関の営業方針からは独立した立場でアドバイスを行っている。IFAは金融商品仲介業者に所属して外務員として登録されているため、資産運用に関するアドバイスの提供に加えて、具体的な金融商品の商品説明と仲介まで可能です。投資信託相談プラザを運営する、弊社(株式会社Fan)の所属金融商品取引業者等はSBI証券、楽天証券、ウェルスナビ株式会社、ソニー銀行の4社となっています。投資信託相談プラザでは、所属金融商品取引業者での口座開設や資産運用のサポートを行っています。出典:独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)作成「職業情報データベース 解説系ダウンロードデータ ver.6.00」※職業情報提供サイト(job tag)より2025年6月9日にダウンロード先述のとおり、ファイナンシャル・プランナーは職業名であり、資格がなくてもファイナンシャル・プランニングの仕事はできます。顧客の信頼を得るためにはファイナンシャル・プランナーの資格を取得することが望まれる。ファイナンシャル・プランナーには、国の技能検定に合格したのち「技能士」と名乗ることができる「ファイナンシャル・プランニング(FP)技能士(1~3級)」とNPO法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会の審査試験に合格したのち認定される「AFP(アフィリエイテッド ファイナンシャル プランナー)資格」、「CFP®(サーティファイド ファイナンシャル プランナー®)資格」及び「CMA(日本証券アナリスト協会検定)」がある。とあります。では、FPがどのように仕事をしているかをみていきましょう。多くのファイナンシャル・プランナーは銀行、証券会社、生命保険会社、損害保険会社などの金融機関に所属して、企業内で顧客の相談(コンサルティング)に応じている場合が多い。また、不動産会社や協同組合、官公庁、自治体に所属する人もいる。独立してファイナンシャル・プランナー事務所を開設するケースは現在は少ないが、税理士・社会保険労務士と兼業して、それぞれの資格に“ファイナンシャル・プランナー的な視点”を加え一般向けの資産設計セミナーの講師や、著作物の執筆などを行っている人もいる。FPの収益源は、相談料やコンサルティング料が中心ですが、所属団体から収入を得ている人や、講師業や執筆業で収入を得ている人もいるようです。出典:独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)作成「職業情報データベース 解説系ダウンロードデータ ver.6.00」※職業情報提供サイト(job tag)より2025年6月9日にダウンロードIFAとして就業するための要件については以下のとおりです。金融商品取引法上、金融商品仲介業者の登録外務員として内閣総理大臣へ登録する必要がある。従って証券外務員資格(日本証券業協会)は必須である。また、生命保険を取り扱う場合は生命保険募集人として登録(一般社団法人生命保険協会)することが必要となる。※保険商品の募集や勧誘等については「保険募集人」の有資格者がいる場合のみ行えます。では、IFAがどのように仕事をしているかをみていきましょう。雇用労働者として雇用される場合と個人事業主としてIFA法人に所属している場合がある。雇用労働者の場合は、IFA法人の正社員として雇用される場合が多く、月給制となっている。中には独立して個人で資産形成の専門家として活動している者もいる。なお、IFA法人は、一部を除き小規模な事業所が多く、転勤は無く、地元に密着して特定の顧客を長期間にわたり担当してサービスを提供することが多い。投資信託相談プラザは、弊社が展開する、来店型の資産運用の相談専門店です。富山・東京・大阪・名古屋など全国に展開しております。店舗では、弊社に在籍するIFAが、中立の立場で証券会社選びから、NISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)などの各種制度の活用アドバイスをはじめ、お客様一人ひとりにあった資産運用を無料でサポートしています。出典:独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)作成「職業情報データベース 解説系ダウンロードデータ ver.6.00」※職業情報提供サイト(job tag)より2025年6月9日にダウンロードFPとIFA、どちらが優れているというわけではありません。「ライフプラン全般の相談をしたいのか(FP向き)」、それとも「具体的な金融商品も含めた資産運用の相談・実行をしたいのか(IFA向き)」によって、適した相談相手が異なるといえるでしょう。弊社が運営する「投資信託相談プラザ」なら、ご相談料無料で資産運用のアドバイスが受けられます。全国各地に構える店舗で対面でのご相談ができる他、オンラインでのご相談も受け付けております。>> 投資信託相談プラザの店舗一覧を見るIFAに相談することには、主に以下のようなメリットが考えられます。前述の通り、IFAは特定の金融機関に所属していないため、会社の販売方針に縛られず、顧客本位の客観的なアドバイスが期待できます。「この商品を売りたい」というバイアスがかかりにくく、本当に顧客のためになる選択肢を提案してくれる可能性が高いといえます。銀行や証券会社の担当者は、数年ごとに異動することが一般的です。その度に、新しい担当者にこれまでの経緯や自分の考え方を説明し直す必要があり、煩わしさを感じることもあるでしょう。 IFAは基本的に転勤がなく、同じ担当者が長期間にわたってサポートしてくれるケースが多いです。ライフステージの変化に合わせて、長期的な視点で一貫したアドバイスを受けられるのは大きなメリットです。信頼関係も築きやすく、安心して資産運用を任せられます。多くのIFA法人は、複数の証券会社や保険会社などと提携しています。そのため、特定の金融機関の窓口で相談するよりも、幅広い金融商品の中から比較検討し、自分に合ったものを選ぶことができます。投資信託だけでも、数多くの選択肢の中から提案してもらえる可能性があります。優れたIFAは、単に金融商品を提案するだけでなく、顧客のライフプラン(家族構成、収入、将来の夢、退職時期など)を深く理解した上で、資産全体のバランスを考えた総合的なアドバイスを提供します。退職金の運用、相続対策、お子様やお孫様の教育資金準備など、人生の様々な局面におけるお金の悩みに寄り添ってくれます。多くのメリットがある一方で、IFAに相談する際にはデメリットや注意しておきたい点もあります。IFAは独立しているからこそ、その知識や経験、提案力、倫理観などはアドバイザー個人によって差が出やすいと言えます。残念ながら、必ずしもすべてのIFAが顧客本位で質の高いサービスを提供しているとは限りません。相性が合わない、知識が不足していると感じるアドバイザーもいる可能性はあります。IFAの収益源である手数料には、いくつかの体系があります(後述)。どのような取引で、どれくらいの手数料が発生するのかを事前にしっかりと確認することが重要です。説明が不明瞭だったり、理解できないまま契約したりすることは避けましょう。透明性の高い料金体系を提示しているかどうかも、信頼できるIFAを見極めるポイントです。IFAは幅広い商品から提案可能ですが、「世の中のすべての金融商品」を扱えるわけではありません。IFAが所属している金融商品取引業者等の商品のみ取り扱えます。もし特定の金融商品に興味がある場合は、そのIFAが取り扱っているかどうかを事前に確認する必要があります。投資信託相談プラザ -近鉄あべのハルカス店※投資信託相談プラザは「資産運用の相談窓口」であり、各証券会社の画面の操作方法や事務手続きの受付窓口ではございません。あらかじめご了承ください。IFAを利用する上で、最も気になることの一つが料金でしょう。IFAへの相談は、基本的には無料です(有料のケースもあるため、必ず事前にご確認ください)。いくつかのIFAに相談してみて、IFAの雰囲気や考え方、自分との相性を確認してみるのが良いでしょう。弊社が運営する「投資信託相談プラザ」では、ご相談料無料で資産運用のアドバイスが受けられます。全国各地に構える店舗で対面でのご相談ができる他、オンラインでのご相談も受け付けております。>> 投資信託相談プラザの店舗一覧を見るIFAには、資産運用に関する幅広い内容を相談できます。以下に具体例を挙げます。など、初心者から経験者まで、資産運用に関するあらゆる疑問や悩みに対応してくれます。など、まとまった資金の運用計画についても、ライフプランに合わせて相談に乗ってくれます。保険代理業者を兼業しているIFAは、資産運用だけでなく保険の見直し相談も可能な場合があります。保障内容が今のライフステージに合っているか、保険料は適正かなどを、資産全体のバランスを見ながらアドバイスしてくれます。(ただし、保険の取り扱いはIFAによります)など、資産運用だけでなく、長期的な視点でのライフプランニングに関する相談に対応できるFP業者を兼業するIFAも多くいます。信頼できるIFAを見つけることは、長期的な資産形成において非常に重要です。以下のポイントを参考に、慎重に選びましょう。IFAは、雇用労働者として雇用される場合と個人事業主としてIFA法人と契約している場合があります。IFA法人のウェブサイトなどを見て、以下のような情報を確認しましょう。実際に相談する担当IFA個人の情報も重要です。知識や経験も重要ですが、最終的には担当アドバイザーとの相性が合うかどうかも大切です。長期的に付き合っていくパートナーとなるため、以下の点を無料相談などで確認しましょう。複数のIFAと面談し、比較検討することをおすすめします。IFAを探す方法はいくつかあります。実際にIFAに相談する場合、一般的には以下のような流れで進みます。IFA(独立系ファイナンシャル・アドバイザー)は、特定の金融商品取引業者に属さず、中立的な立場から顧客本位のアドバイスを提供してくれる資産運用アドバイスの専門家です。銀行や証券会社とは異なり、会社の販売方針に縛られにくく、幅広い選択肢の中から商品を提案してくれる可能性が高いでしょう。また、FPとは異なり、具体的な金融商品の仲介まで行える点が特徴です。転勤が少なく、長期的な視点でライフプランに寄り添ったサポートを受けられる点も大きなメリットと言えます。一方で、アドバイザーによる力量差や、手数料体系の確認が必要といった注意点もあります。信頼できるIFAを見つけるためには、情報収集をしっかり行い、無料相談などを活用して相性を見極めることが重要です。人生100年時代、大切なお金の相談相手選びは、将来を左右する重要な選択です。IFAの特徴をよく理解し、ご自身の状況や考え方に合った相談先を見つけるための一助となれば幸いです。

IFAとは?FPとの違いや特徴、相談料や選び方など詳しく解説

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このコラムの執筆者

道谷 昌弘

株式会社Fan IFA

AFP(日本FP協会認定) 大学卒業後、大手証券会社に入社。国内営業部門にて法人・個人の資産運用アドバイスを行う。8年間勤めたのち退社し、より中立的なアドバイスができるIFA(独立系投資アドバイザー)に転身。現在は富山を拠点に、全国各地のお客様に幅広くコンサルティングを行いながら、お客様にとって本当に良い商品提案を日々追求している。

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