中小企業の資産運用|リスクを抑えて育てる基本戦略を解説

中小企業の資産運用|リスクを抑えて育てる基本戦略を解説

法人向け

この記事のポイント

  • 資産運用は単なる利益追求ではなく、インフレによる資産の目減り防止や退職金準備といった、会社を守るための防衛策として活用するべきである
  • 会社の機動力を損なわないよう、運転資金には手を付けず、いつでも現金化できる流動性の高い商品を余剰資金で運用する必要がある
  • 債券と投資信託を組み合わせてリスクを抑えた分散投資を行い、自社の状況に合わせて長期的に伴走してくれる専門家(IFA)を活用することが重要である

「会社の利益が積み上がってきたが、普通預金に置いておくだけで良いのだろうか?」
「物価高や円安が続き、会社の現金の価値が目減りしている気がする…」

日々、本業に邁進されている経営者の皆様にとって、会社の資産を守り、育てていくことは切実な課題ではないでしょうか。

かつての高金利時代とは異なり、現在は預貯金だけで資産を大きく成長させることが難しい環境にあります。むしろ、昨今のインフレ(物価上昇)局面においては、「何もしないこと」自体が、実質的な資産価値を目減りさせるリスクになり得ます。

しかし、だからといって本業で積み上げた大切な資金を、大きなリスクに晒すわけにはいきません。

この記事では、中小企業経営者が知っておくべき「資産の価値を守り、着実に育てていく」ための運用の考え方を解説します。

本業に支障をきたさず、将来の退職金作りや経営安定化につながる「リスクを抑えた運用手法」について、ぜひ参考にしてください。

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なぜ今、中小企業に「資産運用」が必要なのか?

多くの経営者が資産運用を検討し始めている背景には、明確な理由があります。それは単なる「儲け話」ではなく、会社資産を守るための「防衛策」としての側面が強くなっているからです。

インフレによる「実質的な資産目減り」への防衛策

「1,000万円はずっと1,000万円のままだ」と思っていませんか?額面上の金額は変わりませんが、そのお金で「買えるモノの量」は変化します。

例えば、原材料費や設備費が毎年2%ずつ上昇するインフレが続いたと仮定しましょう。現在1,000万円で買える設備が、10年後には約1,219万円支払わないと買えなくなります。逆に言えば、何も運用せずに現金のまま持っていると、その価値は約820万円分にまで目減りしてしまうということです。

会社の資産を守るためには、少なくとも物価上昇率と同等以上の利回りで運用し、価値を維持する努力が必要です。

オーナー経営者の「役員退職金」の原資作り

中小企業オーナーにとって、会社の資産と個人のライフプランは密接に関わっています。特に大きなテーマとなるのが、ご自身や役員の退職金の準備です。

勇退時に十分な退職金を受け取るためには、相応のキャッシュを用意しておく必要があります。しかし、預金だけで目標額を貯めるのは容易ではありません。

時間を味方につけて資産を運用することで、将来の退職金支払いに向けた原資の着実な形成に寄与する可能性が高まります。

またこれは、事業承継をスムーズに進めるための準備としても非常に重要です。退職金を支給して会社の純資産を減らすことで、自社株の時価評価額を引き下げ、後継者が株式を引き継ぐ際の負担(税金や買取資金)を軽減できる効果が期待できるからです。

本業不振時の「第2の収益柱」として

ビジネスには波があります。どれほど優良な企業でも、外部環境の変化によって本業の収益が落ち込む時期は避けられません。そんな時、本業とは異なる収益源(金融資産からの配当や運用益)があれば、経営の安定性を高める『緩衝材(かんしょうざい)』となります。

資産運用は、本業が順調なうちにこそ着手しておきたい「転ばぬ先の杖」と言えるでしょう。

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中小企業の資産運用で押さえておきたい「3つのルール」

中小企業の資産運用は、個人の資産運用とは異なる注意点があります。失敗を避けるために、以下の3つのルールを必ず押さえておきましょう。

ルール1:運転資金には手を付けない(余剰資金の明確化)

まず重要なのは、会社の「血液」である運転資金を投資に回さないことです。

運用はあくまで「余剰資金」で行うのが鉄則です。まずは、毎月の固定費や仕入れなどの支払いに必要な「運転資金」を確保しましょう。

業種にもよりますが、一般的には月商の3ヶ月〜6ヶ月分程度は、いつでも引き出せるキャッシュとして手元に残しておくのが安全です。その上で、当面使う予定のない資金を運用に回すことで、心に余裕を持って投資を継続できます。

ルール2:「流動性」の低い商品は避ける

中小企業経営において、「キャッシュフロー」は命綱です。急な設備投資のチャンスが巡ってきたり、予期せぬトラブルで現金が必要になったりすることもあるでしょう。

その際、以下のような金融商品はリスクになる可能性があります。

  • 原則として中途解約ができない(資金が拘束される)期間が設定されている商品
  • 中途解約すると大きな違約金が発生する商品

いざという時に現金化しにくい、あるいは現金化すると大きく損をする商品は、事業の機動力を損なう恐れがあります。「必要な時に、数日程度で現金に戻せるかどうか(流動性の高さ)」は、商品選びの重要な基準です。

ルール3:「節税」だけを目的にしない

「これを買えば節税になりますよ」という提案には注意が必要です。

もちろん、税制優遇を賢く活用するのは良いことです。しかし、節税メリットに目がくらみ、本来必要のない高リスクな商品を購入したり、資金繰りを悪化させてしまっては本末転倒です。

「節税」はあくまで副次的な効果であり、主目的は「資産を守り、増やすこと」にあるという原則を忘れないようにしましょう。

中小企業が検討したい運用手法・金融商品の選び方

では、具体的にどのような手法が中小企業に適しているのでしょうか。

リスク分散の定番「世界株式・債券への分散投資」

特定の国や、一社の株式だけに集中投資するのはリスクが高すぎます。 その国で政治不安が起きたり、その企業の業績が悪化したりすれば、資産が大きく減ってしまうからです。

おすすめなのは、世界中の株式や債券に広く分散して投資する手法です。世界経済全体は、人口増加や技術革新に支えられ、過去には長期的な成長を続けてきたと考えられています。

世界中の株式や債券に分散して投資することで、特定地域や資産への集中リスクを抑えつつ、中長期的な資産形成を目指すという考え方のひとつとされています。

「債券」と「投資信託」の組み合わせがおすすめ

法人が持つ「資金のスケールメリット」を活かし、より効果的な世界分散投資を実現するため、一例として以下の2軸による考え方があります。

  1. 堅実性を重視する「債券(米国債、社債など)」
    • 個人投資家と異なり、法人はある程度まとまった資金(数百万〜数千万円単位)を動かせるケースが多いです。そのため、「債券」への直接投資も有力な選択肢となります。
    • 債券は、満期まで保有し、かつ発行体の信用状況に重大な変化が生じなかった場合には、元本(額面金額)が償還される仕組みであり、購入時点で利回りが概ね見通せるという特徴があります。
      一方で、途中売却時の価格変動、金利変動、外貨建ての場合の為替変動などのリスクが存在する点には注意が必要です。
  2. 手間をかけずに成長を狙う「投資信託」
    • ファンドマネージャー(金融資産を運用する専門家)が株式や債券などに分散投資してくれる商品です。少額から始められ、日々の基準価額をチェックすることで、運用の状況をリアルタイムで把握できる明快さが魅力。
    • インフレヘッジ(資産価値の維持)や成長を狙う部分に適しています。

【結論】この2つの「いいとこ取り」をする

  • 守りと堅実性は「債券」で確保する
  • 流動性と成長性は「投資信託」で確保する

このバランスを取ることで、経営の安定性を損なわずに資産を育てることを目指せます。

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法人の資産運用には投資信託がおすすめ!

資産運用の手段としてよく知られている「投資信託」は、一般的に個人が利用するイメージが強いですが、法人にとっても有効な資産運用の手段です。この記事では、法人が投資信託を活用することで、どのように資産を効率的に運用できるのかを詳しく解説していきます。具体的なメリットや商品選択のポイントを分かりやすくご紹介しますので、ぜひ貴社の資産運用にお役立てください。社内での情報共有や検討資料として、ぜひご活用ください。法人が投資信託を利用するメリットとして、以下の4点があげられます。詳しくみていきましょう。投資信託(ファンド)とは、多くの投資家から集めた資金を運用の専門家が運用し、その運用成果を投資家に還元する金融商品のことです。ここでポイントなのは、投資信託の運用は運用の専門家が行う点です。まず、貴社において運用担当者はどのような方が担当されるのかイメージしてみてください。運用担当者は、自社の資産のポートフォリオを作成し、投資方針を策定して資産の配分比率を定める必要があります。運用担当者が財務担当の社員である場合、配置転換や退職などで担当者が変わる可能性があります。どのような方が担当してもある程度のクオリティで運用をすすめることができるのが、投資信託を用いた資産運用なのではないでしょうか。なぜなら投資信託は、投資のプロが株式や債券などに投資・運用する商品であることから、専門家の力を借りられるため、投資初心者でも比較的はじめやすいとされているからです。投資信託は、法人の資産の規模に関わらず、少額から投資を開始できます。また、一つの投資信託に様々な種類の資産が組み込まれているため、分散投資によるリスクの軽減も期待できます。大きなリターンを狙うよりも、リスクを抑えた安定的な資産運用を目指したいと考えている場合におすすめです。多くの投資信託は、原則としていつでも売却することが可能です。そのため、必要な資金を迅速に調達できるというメリットもあります。解約の際に、信託財産留保額(換金時に負担する費用)がかかる商品もあるので注意しましょう。なお、投資信託の基準価額は毎日変動します。当日の基準価額がいくらになるのかわからない状況で取引をする、ブラインド方式で売買されることはおさえておきたいポイントです。投資信託の運用成績は運用する対象やタイミングに左右されますので、運用がうまくいき利益が得られることも、うまくいかず投資した額を下回り損をすることもあります。投資信託の運用によって生じた損益は、投資家それぞれの投資額に応じて投資家に帰属します。つまり、銀行の預貯金等とは異なり、投資信託は元本が保証されている金融商品ではありません。ただ、保有している投資信託を売却することで損失が発生した場合は、本業の利益と相殺することができます。そのため、結果的に本業の利益から計算される法人税の負担を軽減することができます。また、発生した損失は青色申告を行っている企業であれば、翌年以降最大10年間繰り越すことが可能です。投資信託における収益分配金、解約・償還時の収益について、一部のものについては益金不算入の適用を受けることができるということもポイントです。益金不算入とは、法人が受け取った収入であっても、法人税の計算上、益金(所得)に含めないことができる制度のことです。これにより、二重課税を防ぎ、企業の負担を軽減する効果があります。所得税の税額控除についてもおさえておきましょう。投資信託の分配金配当時には所得税が源泉徴収されますが、源泉徴収された所得税は法人税の先払いとなるので、計算上、源泉徴収を受けた所得税額分は所得税額控除が可能です。社内での情報共有や検討資料として、ぜひご活用ください。NISAとは、通常、株式や投資信託等の金融商品に投資をした場合、これらを売却して得た利益や受け取った配当に対してかかる約20%の税金がかからなくなる制度です。ただし、NISA口座で投資できる上限金額は決まっています。法人の資産運用において、NISAに該当するような税制上の優遇措置はなく、発生した運用益はすべて本業で発生する利益と同様に課税の対象となります。個人が投資信託を買付する場合、一般口座のほかに特定口座を選択することも可能です。特定口座とは、投資商品を保有する際に用意されている口座の一つです。特定口座を選択した場合、金融機関が、保有する商品の譲渡損益を計算して「年間取引報告書」を作成してくれます。法人のお客様が投資信託を買付する場合は、一般口座しか選択することができません。つまり、担当者の事務負担がその分増えることとなります。もし融資を受けたいと考えている場合、過剰に投資を行うことで現預金が手元に残らず、融資審査で不利になるケースがあります。金融機関によって融資審査の基準が異なるため、投資に現預金を回すことが必ずしも融資審査に不利になるとは限りませんが、いずれにしても本業とのバランスを保って投資を行いましょう。投資信託を用いた資産運用は、内部留保(余剰資金)を活用したいという場合におすすめです。運転資金など、ある程度の現預金を保有することは、健全な企業経営において重要なことですが、収益を生まない資産を多く抱えることによって、総資産利益率(ROA)や総資産回転率の低下に繋がる可能性があります。ROAは、同業他社と比較することで、その企業の収益性に対する相対的な評価が可能です。ROAが低い企業は、一般的に収益性が低いとみなされる傾向があります。先述のとおり、青色申告を行っている企業であれば、過去10年間の赤字分を将来の黒字と相殺することが可能です。この制度を活用することで、10年の間に利益が発生した際に損失を相殺し、長期的に税金の負担を軽減することができるでしょう。参考 国税庁 青色申告書を提出した事業年度の欠損金の繰越控除先述のとおり、運用担当者の配置転換や退職などで担当者が変わってもある程度のクオリティで運用をすすめることができるのが、投資信託を用いた資産運用です。投資信託は、運用のプロがさまざまな種類の株式や債券などに分散投資を行います。担当者がすべての銘柄を分析し、分散投資をする手間を省くことができます。投資信託は商品にもよりますが、短期的なリターンはそれほど期待できません。もしすぐに設備投資の予定があるのであればおすすめできませんが、いずれ設備投資の予定があるということが事前にわかっている場合、それに向けて準備をする目的で投資信託で運用するのもいいでしょう。役員や従業員の退職金の支払いに備える制度としては、中小企業退職金共済制度などの制度があげられますが、役員の加入に制限があります。柔軟に使えるまとまった資金の準備に、投資信託での運用はおすすめです。法人の投資信託選びは、企業の将来を左右する重要な決断です。単に資金を増やすだけでなく、企業の事業戦略やリスク許容度に合わせて適切な投資信託を選ぶ必要があります。投資信託を選ぶ際は、以下の6つのステップを踏まえて進めましょう。投資の目的を明確にすることは、資産運用戦略策定の基礎となります。たとえば、余剰資金を増やして、その資金を中長期的に新しい事業への設備投資に使いたいという目的であれば、長期的な視点で安定した資産形成を目指し、よりリスクの低い商品を選ぶことが考えられます。繰越控除による節税効果を求めるあまり、リスクの高い投資信託を複数保有することはおすすめできません。本業が赤字の場合は慎重に判断しましょう。本業の立て直しが最優先事項です。投資による収益で補填を検討しているとすれば、投資はあくまで将来の不確実なものであるため、短期的な資金の穴埋めを目的とすることは、大きなリスクを伴います。投資信託は、中長期的な資産形成を目的とした商品であり、短期的な収益を保証するものではありません。投資信託で利益を得るのは、分配金の受取時と、投資信託の売却(譲渡)時の2つのケースがあげられます。中でも分配金の支払い頻度はよく確認しておきましょう。分配金は、基本的に投資信託の基準価額から支払われるため、高頻度の分配は、基準価額の低下を招く可能性があります。普通分配金の場合、法人の所得に含めて課税されます。支払い頻度によって、税金計算のタイミングが変わり、年間の税負担額が変動する可能性があります。投資信託はその運用手法によって分類が可能です。「インデックス型」「アクティブ型」と耳にしたことがある方も多いかもしれません。インデックス型は、あらかじめ定めた指数の動きに連動することを目指す運用手法で、信託報酬などのコストが安いことが特徴です。アクティブ型は、あらかじめ決められた指数を上回るリターンを目標とする運用手法です。インデックス運用の投資信託に比べると信託報酬などのコストがかかります。この他に「テーマ型」というものがあります。特定のテーマに絞って投資を行う投資信託のことです。たとえば「FinTech」「半導体」「AI」などの例があげられます。こういった投資信託を個人で保有する場合、トレンドの変化に対応できなかったときに大きく損失を出しやすいという点がデメリットですが、法人の資産運用の場合は状況が異なります。法人の事業内容と関連性の高いテーマに投資することで、事業とのシナジー効果が期待できます。専門的な知識が必要となるテーマ型投資信託の銘柄選定の際も、社内に知識のある担当者がいれば容易にすすめることができるでしょう。投資信託を選定する際は、自社の財務状況や投資目標をしっかりと把握し、資産運用アドバイスの専門家に相談することをおすすめします。投資信託相談プラザのIFAは、長年の経験と専門知識を活かし、貴社の財務状況を勘案した上でポートフォリオをご提案します。現状の財務状況を詳細に分析したうえで、将来のキャッシュフローを予測し、投資計画に反映させます。また、特定の金融機関に属していないため、中立的なご提案が可能です。まずは、お気軽にご相談ください。>> 投資信託相談プラザの法人向けサービス一覧

法人の資産運用には投資信託がおすすめ!

債券の基礎知識|仕組みやリスク、選び方まで解説

「退職金やまとまった資金をなるべくリスクを抑えて運用したい」「物価上昇に備えたいけれど、株式のように価格変動が激しい商品は怖い」とお考えではありませんか?大切な資産を守りながら運用したい方にとって、有力な選択肢となるのが「債券」です。債券は株式と比べて価格変動が穏やかな傾向があり、定期的な利子収入が期待できる金融商品です。しかし、「債券の仕組みやメリットが分からない」「自分に合った選び方が分からない」と感じている方もいらっしゃるでしょう。本記事では、債券の基本的な仕組みやリターン、種類、メリット・リスクから、具体的な選び方やよくある質問まで、初心者の方にも分かりやすく解説します。まずは、債券とはどのような仕組みの金融商品なのか、基本となる考え方や種類・分類について分かりやすく解説します。債券とは、国や地方公共団体、企業などが、投資家から資金を借り入れるために発行する「有価証券(財産的な価値を表す証券のこと)」です。発行体(お金を借りる国や企業)は、資金を出してくれた投資家に対して、あらかじめ決められた「利子」を定期的に支払うことを約束します。債券に投資する際は、以下の基本用語を押さえておきましょう。満期を迎えると、発行体が破綻しない限り、原則として「額面金額」が投資家に償還されます。債券投資によって期待できるリターン(収益)は、大きく分けて以下の2種類です。債券は、これら2つのリターンの計算に必要な「利率」や「満期時に償還される金額」が、発行時にあらかじめ定められています。そのため、途中で売却せずに満期まで保有し続ければ、「将来どのタイミングで、トータルいくら受け取れるのか」という収益の見通しが立てやすい点が大きな特徴です。債券は「だれが発行するか」「どの通貨で取引されるか」「利子がどのように支払われるか」など、いくつかの視点によって分類されます。ここでは代表的な3つの分類方法とそれぞれの特徴を解説します。債券は、発行体が公的機関か民間機関かによって大きく「公共債」と「民間債」に分類されます。支払いや償還がどの通貨で行われるかによる分類です。なお、一般的に「国内債券」は日本国内で発行される債券を指し、「外国債券(外債)」は発行体、通貨、発行市場のいずれかが日本以外(外国)である債券のことを指します。外貨建て債券は、外国債券の代表的な区分のひとつです。利子がどのように支払われるかという性質による分類です。どのような金融商品にもメリットとリスクが存在します。事前に両面を正しく理解しておくことが大切です。債券投資には、主に以下のようなメリットがあります。債券は、購入した時点で「いつ満期を迎えるか(償還日)」「毎年いくらの利子が受け取れるか(利率)」が定められています。そのため、「数年後に使う予定が決まっている資金」や「リタイア後の生活費を補うための定期的な利子収入」など、将来のライフプランに合わせた計画的な管理がしやすいのが大きなメリットです。受け取った利子を趣味や日々の暮らしの充実に充てるなど、計算の立ちやすい運用手法として活用できます。一般的に、債券は株式などの資産と比べて、価格の変動が穏やかな傾向にあります。そのため、資産全体(ポートフォリオ)の中に債券を適切に組み入れることで、株式市場が下落した際の資産の目減りを和らげる「クッション(防波堤)」としての役割が期待できます。「日々の値動きに振り回されたくない」という方にとって、運用を続けるための心強い支えとなるでしょう。ただし、世の中の金利動向や市場環境によっては、債券と株式の値動きの関係性が変化することもあります。クッションとしての効果が常に得られるわけではない点には留意が必要です。日本の預貯金金利は近年少しずつ上昇してきていますが、物価の上昇ペースと比較すると、預貯金だけでは実質的な資産価値(購買力)が目減りしてしまう懸念があります。預貯金よりも一定の利子収入が期待できる債券を活用することで、資産の価値を保ちながら着実に増やしていく役割が期待できます。インフレリスクに備えつつ、無理のない範囲で資産の保全を目指すうえで有効な選択肢となります。参照:統計局ホームページ|消費者物価指数(CPI)値動きが比較的穏やかな傾向とされる債券ですが、元本保証ではありません。以下のリスクについて確認しておきましょう。債券の発行体(国や企業)が財政難や業績悪化などに陥ると、利子の支払いが遅れたり、満期時に額面金額が償還されなかったり(破綻・デフォルト)するリスクのことです。信用度を見極める指標として、第三者機関による「格付け(AAAやBBBなど)」があります。格付けが高い発行体ほど、破綻のリスクが低いと評価されます。そのため、投資家が求める利回りの水準も下がり、結果としてその債券の利回りは低めに設定される傾向があります。反対に、格付けが低い発行体の債券は、相対的に高い利回りが設定される傾向があります。投資する際は、利回りの高さだけでなく、発行体の財務健全性や格付けを事前に確認することが大切です。参照:格付とは|SBI証券、日本格付研究所 – JCR債券を満期まで保有せず途中で売却する場合、その時点の市場価格で取引されます。市場の金利が上昇した際などには債券価格が下落するため、購入価格を下回る価格で売却せざるを得ず、売却損が生じる可能性(元本割れ)があります。満期まで保有し続ければ原則として額面金額で償還されますが、「途中で売却する可能性があるか」を踏まえて購入を判断する必要があります。途中売却の可能性が少しでもある場合は、こうした価格変動リスクを十分に理解したうえで検討することが大切です。米ドル建てや豪ドル建てなどの外貨建て債券に投資する場合、為替相場の変動の影響を受けます。仮に現地通貨ベース(外貨ベース)で予定通り利子や償還金が支払われたとしても、受け取るタイミングで円高が進んでいる場合、日本円に換算した金額が購入時の円建て元本を下回る可能性があります。外貨建て債券を検討する際は、金利水準だけでなく為替リスクも考慮した慎重な資産配分が重要です。投資信託相談プラザ -近鉄あべのハルカス店債券の主な種類やリスクを押さえたうえで、ご自身の運用目的や考え方に合わせた選び方のポイントを確認してみましょう。「大切な資産をできる限り減らしたくない」「数年後に使う予定が決まっている」という場合は、安定性を重視した商品選びが適しています。日本政府が発行する「個人向け国債」や、比較的信用度が高い(格付けが高い)国内企業の「円建て社債」などが主な選択肢となります。為替変動リスクがなく、満期まで保有すれば原則として額面金額で償還されるため、着実な運用が目指せます。参照:個人向け国債窓口トップページ : 財務省「少しリスクを取ってでも、より高い利回りを目指したい」「定期的な利子収入をセカンドライフの足しにしたい」という場合は、利回りを重視した選択肢が考えられます。具体的には、日本よりも金利水準が高い傾向にある国の「外貨建て債券(米国債など)」や、個人向け国債と比べて相対的に高い利回りが期待できる「社債(米国社債など)」が候補となります。ただし、利回りが高い社債ほど発行体の信用リスクも相応に高い場合があるため、発行体の財務状況や格付けを事前にしっかり確認することが重要です。また、外貨建て債券の場合はさらに為替変動リスクも伴うため、為替の動きを考慮した慎重な資金配分を心がけましょう。個別債券は、個人向け国債のように1万円から購入できるものもありますが、企業が発行する社債や外貨建て債券などでは、数万円〜数十万円、中には100万円単位といった一定のまとまった資金が必要になることが一般的です。「まとまった資金を一気に投資するのは不安」「少額から複数の国や企業に分散してリスクを抑えたい」という場合は、パッケージ商品を活用するのが効果的です。複数の債券を組み入れた「債券型の投資信託(ファンド)」を活用することで、1万円などの少額から世界中の債券に分散投資ができます。また、株式同様に証券取引所でリアルタイムに売買できる「ETF(上場投資信託)」を活用するのも一つの方法です。どちらも満期が定められていない商品が多く、価格(基準価額や市場価格)は変動しますが、手軽にリスク分散をしながら債券投資を始めることができます。「債券の仕組みや目的別の選び方は分かったけれど、国債、社債、外貨建て債券、投資信託など種類が多くて、結局どれが自分に合っているか選べない…」と感じる方も多いのではないでしょうか。債券は商品によって利回りやリスクが異なるため、ご自身の状況に合わせた商品選びが重要です。さらに、実際の運用では「資産全体のどれくらいを債券にするか」という全体設計(ポートフォリオの構築)も欠かせません。「個人向け国債」「外貨建て債券」「投資信託」などから適切な商品を選ぶだけでなく、株式や預貯金を含めた適切なポートフォリオのバランスは、年齢、保有資産、退職予定時期、リスク許容度などによって大きく異なります。例えば、セカンドライフを見据えている50代〜60代の方であれば、債券などの「守りの資産」の比率を上げつつ、インフレへの備えとして一部を株式などに振り分けるといった工夫が考えられます。 しかし、数ある債券の中から自分の目的に合った商品を見極め、さらに「本当にこの資産配分で問題ないか」を自分だけで正しく判断するのは簡単ではありません。債券選びや資産配分に迷った際は、資産運用アドバイザーに相談するのも選択肢の一つです。なかでも、特定の金融機関に所属せず、独立した立場で顧客に助言を行う「IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)」は、客観的な視点からライフプランに合わせた提案を行ってくれます。「どの債券を選ぶべきか」「自分の資産全体のバランスは適切か」「為替などのリスクはないか」をアドバイザーと一緒に整理することで、納得感を持って資産運用を進めることができます。私たち「投資信託相談プラザ(運営:株式会社Fan)」は、SBI証券および楽天証券と業務委託契約を締結しています。「自分の状況や方針に合った債券が知りたい」「退職金を含めた資産全体をどう管理すべきか分からない」という方は、ぜひ一度「投資信託相談プラザ」の無料相談やセミナーをご活用ください。>> 投資信託相談プラザの特長を詳しく見る>> 開催予定の資産運用セミナーを見る債券投資を検討する際によくある疑問にお答えします。資産運用でよく比較される「株式」「ETF(上場投資信託)」「投資信託」と、債券を単体で購入する「個別債券」の違いを整理しましょう。株式は企業の成長による大きな値上がりが期待できる一方、価格変動の幅も大きくなりやすい傾向があります。一方、個別債券はあらかじめ満期日と利率が決まっているため、計画的な運用がしやすい傾向にあります。また、万が一発行体が破綻した場合には、通常、株式よりも弁済(残った財産の分配)の優先順位が高く設定されています。ただし、発行体の財政状況によっては、元本や利子が支払われないリスクがあることには留意が必要です。投資信託やETFは、複数の株式や債券を束ねて1つの商品にしたもので、少額から手軽に分散投資ができる仕組みです。特にETFは株式と同じように市場でいつでも売買できる特徴を持っています。どちらも特定の企業が破綻した際の影響(ダメージ)を全体に分散できるメリットがあります。※上記は一般的な傾向を説明したものであり、将来の運用成果や価格変動を保証するものではありません。いずれも元本が保証された商品ではなく、市場環境や発行体・組入資産の状況によっては投資元本を割り込むおそれがあります。お取引にあたっては、各商品の目論見書や契約締結前交付書面等の内容を必ずご確認ください。債券について調べていると、「表面利率」「利率」「クーポンレート」「利回り」といった似たような言葉が出てきて迷ってしまうかもしれません。結論から言うと、前半の3つと「利回り」は全く異なるものです。この3つはすべて同じ意味で使われます。債券の「額面金額」に対して、毎年どれだけの「利子」が支払われるかの割合を示したものです。たとえば、額面100万円で利率2%の債券なら、毎年2万円の利子を受け取れます。利回りとは、投資した金額に対して1年あたりに得られる「総合的な収益の割合」のことです。債券は、額面金額(例:100万円)ちょうどではなく、98万円や102万円など異なる価格で購入することがあります。そのため利回りは、「毎年受け取る利子」だけでなく、「買った価格と満期時に償還される金額(額面)との差額」も含めて計算されます。債券は額面通りの価格で購入できるとは限らないため、表面上の「利率」だけで判断するのは避けましょう。条件の異なる債券同士を比較・検討する際は、購入価格も踏まえた「利回り」をしっかり確認することが大切です。債券は、発行された後も市場で売買されているため、世の中の金利などの影響を受けて価格が日々変動しています。そのため、満期時には原則として「額面の金額(例:100万円)」で償還される債券であっても、購入するタイミングによっては購入金額が額面金額よりも安かったり高かったりします。アンダーパーとは、たとえば額面100万円の債券を、それ未満の価格(例:98万円)で購入することです。満期時には額面100万円で償還されるため、差額の2万円分が「償還差益」としてプラスになります。オーバーパーとは、たとえば額面100万円の債券を、それを超える価格(例:102万円)で購入することです。満期時には100万円で償還されるため、差額の2万円分は「償還差損(マイナス)」となります。「損をするのになぜ買うの?」と思うかもしれません。これは、償還時のマイナス(例:2万円)を考慮しても、保有期間中に受け取る利子の合計がそれを上回り、トータル(利回り)でプラスの収益が期待できる場合があるからです。そもそも額面より高く取引されるのは、世の中の金利が下がったことで、その債券の『利率』が相対的に魅力的になり、人気が集まって価格が上がっているためです。利子を含めた全体の利回りが十分に魅力的な水準であれば、投資の選択肢となります。なお、外貨建て債券の場合は、日本円に換算した際のリターンに購入時と満期時の為替相場が影響します。そのため、外貨ベースで額面より高く買ったとしても、円換算では必ずしもマイナス(償還差損)が発生するとは限りません。債券における「スプレッド」とは、基準となる国債の利回りと、他の債券(社債など)の利回りとの「差(上乗せ分)」のことです。一般的に、企業が発行する社債は国債に比べて信用リスクが伴います。そのため投資家は、「国債よりも高い利回りが得られないと社債を選びにくい」と考えます。この信用リスクに応じて上乗せされる利回りの差がスプレッドです。信用リスクが高い(格付けが低い)発行体ほど、このスプレッドは広くなる傾向があります。債券から受け取る「利子」や、途中で売却した際の「売却益」、満期時の「償還差益」には、原則として20.315%(所得税15%、復興特別所得税0.315%、住民税5%)の税金がかかります。なお、特定口座(源泉徴収あり)を活用すれば、確定申告を行わずに自動で納税を完結させることも可能です。また、上場株式や投資信託などで生じた損失(赤字)と債券の利益を相殺する「損益通算」を行うこともできます。ただし、税制が変更される可能性や、状況によっては取り扱いが異なる場合があるため、詳細については個別に所轄税務署等にご確認ください。参照:No.1510 公社債の償還金と税金|国税庁個別債券(国債や社債など)を購入する際、新しく発行される債券を買う場合(募集・売出し)や、証券会社から直接買う場合(相対取引)は、支払うのは購入代金のみで、別途の取引手数料はかからないのが一般的です。ただし、証券会社から直接買う場合(相対取引)は、提示される取引価格の中に、あらかじめ取引に必要な「コスト」が含まれています。このコストは、銘柄の種類や世の中の市場環境、発行体の信用リスクなどを踏まえて各証券会社が決定する仕組みです。なお、米ドルなどの外貨建て債券を取引する場合は、日本円と外貨を交換する際に「為替手数料」が発生します。取引する証券会社や通貨によって手数料率が異なるため、事前に確認しておきましょう。個別債券は一度にまとまった金額で購入するケースが多いため、毎月一定額をコツコツ買い付ける「積立」や、受け取った利子を自動で再投資する「複利運用」には対応していないのが一般的です。「毎月少額から積立購入したい」「利子を自動再投資して複利効果を得たい」という場合は、個別債券ではなく「債券型の投資信託(ファンド)」を活用するのがおすすめです。投資信託であれば、1万円などの少額から毎月自動で積立運用や再投資を行うことができます。国債や社債などの「個別債券」は、NISAの対象外です。一方、債券を投資対象に組み込んでいる「投資信託」であれば、NISAの「成長投資枠」を活用して非課税で運用することが可能です。ただし、「つみたて投資枠」を利用する場合は注意が必要です。つみたて投資枠では債券だけに投資するファンドは対象外となっているため、債券を含めて運用したい場合は、株式と債券などを組み合わせた「バランス型ファンド(金融庁の基準を満たすもの)」などを選ぶ必要があります。世の中の金利と債券価格には、一般的に「金利が上がると債券価格は下がり、金利が下がると債券価格は上がる」という逆相関(反対に動く)の関係があります。例えば、年利1%の債券を購入した後に世の中の金利が上昇し、新しく年利2%の債券が発行されたとします。すると、投資家は新しく出た年利2%の債券を求めるようになるため、過去に発行された年利1%の債券は相対的に魅力が下がり、買い手が付きにくくなることで市場価格が下がります。逆に、世の中の金利が低下した場合は、過去に発行された高い利率の債券に人気が集中するため、債券価格は上昇します。債券は、証券会社や銀行などの金融機関で購入できます。ただし、「どの種類の債券を買うか」によって購入できる窓口が異なる点に注意が必要です。※金融機関により取り扱う商品のラインナップは異なります。買いたい商品が決まったら、以下の流れで購入します。SBI証券や楽天証券などの「ネット証券」であれば、取扱銘柄の確認から購入手続きまでをスマートフォンやパソコンで完結させることが可能です。窓口で相談しながら購入したい場合も、ネットで手軽に購入したい場合も、まずは「自分が欲しい商品を取り扱っているか」を事前に確認しておくとスムーズです。債券は、大切な資産を守りながら次の世代へ残す手段として、相続対策や生前の資産承継にも活用されることがあります。具体的には以下のような特徴があります。満期まで保有すれば原則として額面金額で償還されるため、価格変動の大きい株式や不動産に比べて将来の評価額が計算しやすく、計画的な相続準備につながります。実家の土地や建物といった不動産と異なり、金融資産である債券は、複数人の相続人に対して金額を調整して分けやすい(分割しやすい)という特徴があります。定期的に利子が支払われる「利付債」をご家族に引き継ぐことで、残された配偶者やお子様に対して「定期的な利子」という形で、生活を支える収入源を残すことができます。また、生前贈与の制度を活用し、債券そのものや受け取った利子をご家族へ計画的に移転していく「資産承継」の手段として活用されるケースもあります。※税務に関するご留意事項相続税や贈与税の具体的な計算方法、およびお客様ごとの個別の税務に関するご相談・ご判断については、お近くの税務署や税理士などの専門家へ必ずご確認ください。※個人向け国債について<留意事項>
個人向け国債を募集により購入する場合は、購入対価のみをお支払いいただきます。個人向け国債は、原則として、発行から1年経過すれば中途換金が可能です。なお中途換金する際、「直前2回分の各利子(税引前)相当額×0.79685」の中途換金調整額が、売却される額面金額に経過利子を加えた金額より差し引かれます。ただし、発行から一定期間の間に中途換金する場合には、中途換金調整額が異なることがあります。※国内債券の取引にかかるリスク・費用について<リスク>債券は、債券の価格が市場の金利水準の変化に対応して変動するため、償還前に換金すると損失が生じるおそれがあります。また、債券を発行する組織(発行体)が債務返済不能状態に陥った場合、元本や利子の支払いが滞ったり、不能となったりすることがあります。<費用>円貨建債券を購入する場合は、購入対価のみお支払いいただきます(委託手数料はかかりません)。証券会社との相対取引により売買する場合は、取引価格※に取引の実行に必要なコストが含まれております。別途手数料をお支払いいただく必要はございません。
※証券会社は、お客様とのお取引にあたっては、社内時価を基準として各社が定めた一定の値幅の範囲内において、売買対象銘柄の種類、市場環境(相場変動を含む。)、各社が得るべき利益、銘柄固有の流動性、信用リスク、カントリーリスク、取引金額の規模等を考慮して取引価格(「お客様が購入される価格」と「お客様が売却される価格」)を決定しております。※外国債券の取引にかかるリスク・費用について<リスク>債券は、債券の価格が市場の金利水準の変化に対応して変動するため、償還前に換金すると損失が生じるおそれがあります。また、債券を発行する組織(発行体)が債務返済不能状態に陥った場合、元本や利子の支払いが滞ったり、不能となったりすることがあります。外国債券(外貨建て債券)は為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じたり、債券を発行する組織(発行体)が所属する国や地域、取引がおこなわれる通貨を発行している国や地域の政治・経済・社会情勢に大きな影響を受けたりするおそれがあります。<費用>外国債券を購入する場合は、購入対価のみお支払いいただきます(委託手数料はかかりません)。証券会社との相対取引により売買する場合は、取引価格※に取引の実行に必要なコストが含まれております。別途手数料をお支払いいただく必要はございません。※証券会社は、お客様とのお取引にあたっては、社内時価を基準として各社が定めた一定の値幅の範囲内において、売買対象銘柄の種類、市場環境(相場変動を含む。)、各社が得るべき利益、銘柄固有の流動性、信用リスク、カントリーリスク、取引金額の規模等を考慮して取引価格(「お客様が購入される価格」と「お客様が売却される価格」)を決定しております。また、為替取引には、当社為替スプレッドがかかります。外貨建債券を円貨決済で購入される場合および利金・償還金の円貨での受取を指定した場合の為替取引、外貨建債券(円貨決済型)の購入時および途中売却時には各社の為替スプレッドがかかります。為替スプレッドについては各社のWEBサイトにてご確認ください。

債券の基礎知識|仕組みやリスク、選び方まで解説

ネット証券活用のメリット(コスト削減)

金融商品を購入する際、「どこで買うか」も重要です。

同じような商品でも、購入する金融機関によって手数料(スプレッド等含む)が異なる場合があります。コスト意識の高い経営者様には、手数料が割安な「ネット証券(SBI証券・楽天証券など)」も有力な選択肢の一つとなります。

ネット証券は、店舗維持費や人件費を抑えている分、投資信託の販売手数料が無料(ノーロード)であったりと、コストメリットがあります。長期的な運用になればなるほど、このコストの差は大きなリターンの差となって返ってきます。

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運用を成功させるためには「誰に相談するか」も重要

運用商品は決まっても、「どのタイミングで買えばいいのか」「どの商品を組み合わせるか」「いつ売却するか」といった判断は難しいものです。ここで重要になるのが、相談相手(パートナー)の選び方です。

長期的なパートナーシップを築きやすい「IFA」という選択肢

そこで近年注目されているのが、「IFA(独立系ファイナンシャル・アドバイザー)」です。

IFAはその名の通り特定の金融機関に所属していないため、組織の販売方針に縛られにくいという特徴があります。また、証券運用に留まらず、法人の出口戦略に深く踏み込んだ提案も可能です。

例えば、利益の蓄積による「自社株評価の高騰」という課題に対し、株価の評価抑制が期待できるとされる「不動産小口化商品」や、特定の条件下で利益繰り延べ効果が見込まれる場合がある「オペレーティング・リース」、さらには万が一の保障と退職金準備を兼ねた「法人保険」など、運用か否やリスクを慎重に検討する必要のある手段も含めて、多角的に検討します。これらの手法は、税務・会計上の取扱いや事業内容によって適否が大きく異なるため、専門家による個別判断が不可欠です。

「会社にいくら残し、個人にいくら移すべきか」という公私のバランスを考慮しながら、事業承継という経営のゴールまで長期的に伴走できるのが、IFAという存在です。

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IFAとは?役割やメリット・注意点を解説

まとまった資金の運用や老後に向けた資産形成を考えるとき、「一体誰に相談すればいいのだろう?」と立ち止まることはありませんか?「お金の専門家のアドバイスを受けながらじっくりと考えたい」「自力で運用するだけでなく、第三者の視点も参考にしたい」など、一人ひとりに異なるニーズがあるかと思います。そのような中で、資産運用の相談先としておすすめなのが「IFA(独立系ファイナンシャル・アドバイザー)」です。本記事では、IFAの基本的な仕組みや、資産運用において果たす役割を分かりやすく解説します。相談前に知っておくべきメリットや注意点も丁寧にお伝えしますので、ご自身の目的に合った相談先を見つける参考にしてください。>> IFAへの資産運用相談なら「投資信託相談プラザ」投資信託相談プラザ -近鉄あべのハルカス店※イメージ図:株式会社Fanが作成IFAとは「Independent Financial Advisor」の頭文字をとった言葉で、日本語では「独立系ファイナンシャル・アドバイザー」と訳されます。その大きな特徴は、特定の金融機関から「独立した立場」にある点です。内閣総理大臣の登録を受けた「金融商品仲介業者」に所属しており、客観的な視点からライフプランに合わせたアドバイスを提供することを目指しています。具体的な役割は、お客様と証券会社などの間に立ち、丁寧なヒアリングを通じてライフプランに合った金融商品を提案することです。そして具体的な取引の仲介から、その後の継続的なサポートまでを担います。複数の金融機関の商品から、個人のニーズに合わせてポートフォリオを構築できる仕組みとなっており、欧米では弁護士や税理士と並ぶ身近な専門家として広く定着しているといわれています。参照:金融庁「金融商品仲介業者登録一覧」、金融庁「独立系フィナンシャルアドバイザー(IFA)に関する調査研究」IFAを活用することで、一般的にどのようなメリットが期待できるのでしょうか。主なポイントを3つに整理してご紹介します。IFAは、特定の金融機関から「独立した立場」でアドバイスを提供します。一人ひとりのリスク許容度や資産状況を丁寧にヒアリングし、ライフプランに沿った提案が期待できます。資産運用は、数十年単位の長期にわたる取り組みです。IFAは原則として転勤がないため、相場が急落して不安なときや、生活環境が変化したときでも、お客様の投資方針やご家族の状況をよく知る同じ担当者に継続して相談しやすい環境が整っています。現役時代の資産形成から、リタイア後の計画的な取り崩し、さらには次世代への資産引き継ぎ(相続・贈与)まで、長期にわたって一貫したサポートを受けやすいことも特徴の一つです。金融商品仲介業者は、業務委託契約を締結している証券会社等の金融機関が提供する商品を取り扱います。事業者によっては、複数の証券会社と契約している場合もあります。そのため、特定の金融機関から独立した立場から業務委託契約先が提供する投資信託や債券を仲介するなど、多角的な視点からお客様に合わせたポートフォリオの構築がしやすい仕組みとなっています。IFAには多くの魅力がある一方で、事前に知っておくべき注意点も存在します。 後悔のない選択をするために、以下の3点を確認しておきましょう。IFA(アドバイザー)は、それぞれ得意とする運用領域や相談のアプローチ方法が異なります。例えば、投資信託などを活用した長期的な資産形成の提案が得意なケースや、できるだけリスクを抑えた運用、ライフステージに応じた計画的な資産の取り崩しなど、注力する分野はさまざまです。ご自身の資産運用の目的やご希望に合ったアドバイザーであるかを事前に確認することが大切です。IFAへの相談自体は「無料」としているケースが多いですが、金融商品の購入(媒介)や保有時には、業務委託契約を締結している所属金融商品取引業者(証券会社)等に支払う手数料(販売手数料や信託報酬など)が発生します。これらは、ご自身で直接ネット取引を行う場合でも商品に応じて必要となる基本的なコストです。ただし、一般的なインターネットでの直接取引とは異なり、IFAを通した取引では専用の手数料体系(IFAコースなど)が適用される場合があるため、負担するコストが変わる可能性があります。取引にあたってどのような費用が発生するのか、事前に明確な説明・開示をしてくれるIFAを選ぶようにしましょう。日本には多数のIFAが存在し、個人で活動するアドバイザーから、全国に支店を持つ大規模な組織まで、その規模や特徴はさまざまです。「どこに相談すれば自分に合ったアドバイザーに出会えるか」について、実績やサポート体制、店舗の有無などを事前にWebサイト等で比較し、主体的に見極める必要があります。前章の注意点でお伝えした通り、金融商品仲介業者や担当者によって得意とする運用テーマやサポート体制、手数料の仕組みなどがそれぞれ異なるため、「どこに相談しても同じ」というわけではありません。注意点を踏まえ、ご自身が納得できる相談先を見極めるためには、以下の3つの基準を意識して選ぶことをおすすめします。IFAが提案できる金融商品の種類や範囲は、そのIFAが所属している金融商品仲介業者が業務委託契約を締結している証券会社等によって決まります。そのため、ご自身のニーズに合ったポートフォリオを構築できる環境があるかを事前に確認することが大切です。特に、豊富な商品ラインナップと運用コストの抑制を両立しやすい「大手ネット証券(SBI証券や楽天証券など)」と業務委託契約を結んでいるかどうかは、一つの分かりやすい目安となります。資産運用は数十年単位の長期的な取り組みとなるため、担当者個人の知識や経験だけでなく、所属する組織(金融商品仲介業者)が継続的な運営体制を整えているか、これまでの実績があるかを確認することが重要です。組織として継続的に顧客をサポートしてきた客観的な実績があるかどうかに注目してみてください。具体的には、ホームページなどで公開されている「仲介口座数」や「仲介する預かり資産残高」などの数値を確認することが、ご自身に適した窓口を判断する際の一つの材料となります。資産運用を進める中では、相場の変動時や生活環境の変化など、担当者に直接相談をしたい場面が出てくる可能性があります。そのため、「必要なときに直接顔を見て話したい」という方にとっては、ご自身の生活圏内に店舗があるなど、気軽にアクセスできる環境かどうかも大切なポイントです。前述した「IFA選びの基準」を満たす相談窓口の一つが、私たち「投資信託相談プラザ」です。投資信託相談プラザは、ネット証券大手のSBI証券および楽天証券と業務委託契約を締結しています。ネット証券ならではの低コストで豊富な商品ラインナップを活用しながら、IFAによる丁寧な対面アドバイスを受けられる点が強みです。「ネット証券は便利だけれど、操作や商品選びに不安がある」という方に適した環境が整っています。投資信託相談プラザでは、これまでに延べ60,000口座の仲介を行い、仲介する預かり資産残高は5,000億円に上ります。(※令和8年2月時点)この実績は、一回限りの提案で終わるのではなく、長期的な関係を築きながら評価をいただいてきた結果です。組織としての実績は、これから資産運用を検討する上での一つの判断材料となります。「IFAの事務所は敷居が高い」というイメージを払拭するため、全国の身近なショッピングセンター内などに店舗を展開しています。お買い物ついでやお仕事帰りに気軽に立ち寄れるオープンな雰囲気づくりを大切にしており、初めて資産運用の相談をする方でもリラックスしてお話しいただけます。>> 店舗一覧を見る常に客観的で専門性の高い情報を発信し続ける姿勢を大切にしており、その取り組みが各種大手メディアでも紹介されています。>> 投資信託相談プラザの特長を詳しく見る資産運用は「始めること」だけでなく、「長期にわたって継続すること」が非常に重要です。複雑な金融商品選びやライフプランの設計を、すべて一人で抱え込む必要はありません。IFAは、お客様のお悩みを整理し、目標達成に向けた具体的なプランの実行と継続を支えるパートナーです。「今のポートフォリオで本当に良いのだろうか」「今後の生活資金に合わせた運用の見直しを行いたい」など、少しでも気になることがございましたら、まずは投資信託相談プラザの無料相談をご活用ください。全国の身近な店舗やオンラインで、経験豊富なアドバイザーがお客様のご状況に寄り添い、適切な解決策を一緒に考えます。まずは一度、気軽にお話ししてみませんか。投資信託相談プラザ -近鉄あべのハルカス店

IFAとは?役割やメリット・注意点を解説

中小企業の資産運用なら「投資信託相談プラザ」へ

IFAへの相談を検討される際、「具体的にどこに相談すれば良いのか」「自社のニーズに合ったIFAはどう探せば良いのか」と迷われる経営者様も少なくありません。

前述の通り、中小企業の資産運用では「リーズナブルな手数料体系のネット証券」と「長期的に伴走するIFA」の活用がおすすめです。数あるIFAの中でも、この2つのメリットを同時に実現できる体制を整えているのが、私たち「投資信託相談プラザ」です。

SBI証券・楽天証券での資産運用を「対面」で相談可能

私たちは、ネット証券大手の「SBI証券」「楽天証券」と業務委託契約を締結しています。

つまり、ネット証券ならではの「多彩な商品ラインナップ」と「リーズナブルな手数料体系」を享受しながら、全国の店舗で対面でIFAに相談できるという、ハイブリッドなサービスを提供しています。

「ネット証券の操作は難しそう…」とご不安な場合でもご安心ください。店舗では担当者が隣で、オンラインでは画面共有などを通じて、専門知識を持ったIFAが注文完了まで丁寧に手続きをサポートいたします。「ネット証券の実利」と「相談できる納得感」を両立したい経営者様におすすめです。

経営者の「ゴール」に合わせた出口戦略の提案

私たちのゴールは、商品を売ることではありません。 お客様の資産を増やし、経営目標やライフプランを達成していただくことです。

  • 「10年後の役員退職金を作りたい」
  • 「事業承継のタイミングで現金化したい」
  • 「インフレに負けないよう、資産価値を維持したい」

それぞれのゴールから逆算し、「いつ、どのように現金化するか(出口戦略)」まで見据えた運用プランをご提案します。

豊富な相談実績

おかげさまで多くのお客様に信頼をお寄せいただき、仲介するお預かり資産残高は5,000億円を突破しました(※令和8年2月時点)。

多くの法人様・経営者様の資産運用をサポートしてきた実績とノウハウがあります。

社内には公認会計士をはじめとする専門知識を有する社員が在籍し、不動産専門部署も併設しております。外部の税理士・弁護士といった士業ネットワークとも緊密に連携しており、必要に応じてご紹介できる体制を整えています。

これにより、金融商品のみならず、税務や法務、不動産までを見据えた包括的な視点から、貴社にとって有益な情報提供や橋渡しが可能です。

「初めてで何から相談すればいいかわからない」という場合でも、貴社の状況に寄り添い、二人三脚でサポートいたします。

「法人の資産運用について相談したい!」そんな方へ

私たち「投資信託相談プラザ」はネット証券大手のSBI証券・楽天証券と提携しており、仲介する預かり資産残高は5,000億円超の実績があります。(※)
全国各地の店舗・またはオンラインで無料相談可能です。お気軽にご利用ください!

※令和8年2月時点

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まとめ

中小企業の資産運用は、単にお金を増やすことだけが目的ではありません。インフレから会社を守り、将来の退職金を準備し、経営をより盤石にするための重要な経営戦略の一つです。

成功のポイントは以下の3点です。

  1. 運転資金と切り離し、余剰資金で運用する
  2. 「個別債券」と「投資信託」を組み合わせ、成長と守りの両立を目指す
  3. 長期視点で伴走してくれる資産運用アドバイスの専門家(IFA)の活用を検討する

「うちの会社の場合は、どれくらいの資金を運用に回せるだろうか?」
「具体的にどんな商品が合っているのか知りたい」

そう思われた方は、ぜひ一度「投資信託相談プラザ」の無料相談をご活用ください。店舗でのご相談はもちろん、オンラインでの相談も承っております。

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弊社の生命保険募集人は、保険契約の締結にあたり保険会社の承諾を必要とする媒介の権限のみが認められており、契約締結の代理権や告知受領権はありません。保険契約の申込をされる際は、ご契約のしおり、約款、重要事項説明書(契約概要・注意喚起情報)、契約締結前交付書面等の書面を十分にご確認くださいますようお願い申し上げます。また、変額保険には運用リスク等のリスク、外貨建て保険には為替リスク等のリスクがございます。リスクや手数料等の重要事項をよくご確認ください。

このコラムの執筆者

道谷 昌弘

株式会社Fan IFA

AFP(日本FP協会認定) 大学卒業後、大手証券会社に入社。国内営業部門にて法人・個人の資産運用アドバイスを行う。8年間勤めたのち退社し、より中立的なアドバイスができるIFA(独立系投資アドバイザー)に転身。現在は富山を拠点に、全国各地のお客様に幅広くコンサルティングを行いながら、お客様にとって本当に良い商品提案を日々追求している。

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