法人の資産運用おすすめ商品5選|リスクを抑えて会社のお金を活かす方法

法人の資産運用おすすめ商品5選|リスクを抑えて会社のお金を活かす方法

法人向け 資産運用

この記事のポイント

  • 法人の資産運用においては、「本業の資金繰りの最優先」「流動性の確保」「決算・税務への影響の理解」という3つの鉄則を守ることが重要である
  • 節税などの目先のメリットばかりに気を取られず、商品本来の資産価値やいざという時の流動性を見落とさないように注意して商品を選ぶ必要がある
  • 法人の資産運用には専門知識と長期的な視点が不可欠であるため、中立的な立場から多角的な提案ができるIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)をパートナーとして選ぶのが有効である

「本業は順調で、会社の口座には現金が積み上がっている。でも、このままで本当に良いのだろうか?」

もし今、あなたがそのような漠然とした不安を感じているなら、それは経営者として非常に鋭い感覚をお持ちの証拠かもしれません。

かつては「現金こそが最強のリスクヘッジ」と言われていました。しかし、物価上昇(インフレ)や円安が進む現代において、「何もしないこと」は、実は「会社の資産価値を目減りさせるリスク」そのものになりつつあります。

とはいえ、大切なお金を過度なリスクにさらし、資産を損なうような結果は避けるべきです。法人の資産運用には、個人の運用とは異なる鉄則が存在します。

この記事では、多くの法人の資産運用をサポートしてきたIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)の視点から、以下の3点を分かりやすく解説します。

  1. 法人が資産運用をすべき本当の理由
  2. 失敗を避けるための「3つの鉄則」
  3. リスクを抑えたい法人におすすめの商品5選

読み終える頃には、自社が今とるべき選択肢が明確になり、自信を持って次の一歩を踏み出せるようになっているでしょう。

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なぜ今、「法人の資産運用」が必要なのか?

多くの経営者が資産運用を検討し始めている背景には、大きく2つの理由があります。

1. 「現金=安全」神話の崩壊とインフレリスク

これまで、日本円の現金は価値が変動しない安全な資産とされてきました。 しかし、昨今の急激な物価上昇により、その前提が崩れつつあります。

例えば、会社の口座に1億円の現金があるとします。 もし世の中の物価が年2%ずつ上昇した場合、現金の額面は1億円のままでも、実質的な購買力(価値)は毎年下がっていきます。単純計算で、10年後には約8,200万円分の価値しか持たなくなる可能性があるのです。

この「物価上昇(インフレ)」の大きな要因の一つが、昨今の円安です。 エネルギーや原材料の多くを輸入に頼る日本において、円安は輸入コストの増大を招き、それが国内のあらゆるモノの値段を押し上げているのです。

こうした外部環境の変化から会社を守るためには、「資産の一部を、インフレに強い形(運用商品)に置き換える」という対策が不可欠です。 これは攻めの投資ではなく、会社資産の価値を保つための「守りの経営判断」と言えます。

2. 経営安定化のための「第2の収益の柱」

本業が好調なときこそ、将来への備えが必要です。 万が一、本業の収益が悪化した際、運用益(配当金や利子収入など)があれば、それが「第2の収益の柱」として会社の財務を支えてくれます。

余剰資金や内部留保をただ眠らせておくのではなく、効率よく働かせることで、経営基盤をより強固なものにできるのです。

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法人の運用目的は「資産を大きく増やすこと」よりも「事業継続のために資産を守ること」にあります。 そのため、ハイリスク・ハイリターンな手法は適しません。

必ず守っていただきたい「3つの鉄則」をご紹介します。

鉄則1:本業の資金繰りを最優先にする

最も避けるべきは、運用の失敗によって本業の資金繰りが悪化することです。 元本が大きく毀損(きそん)するリスクのある投機的な商品は避け、ミドルリスク・ミドルリターン、あるいはローリスク・ローリターンの商品を選定しましょう。

  • 慎重な判断が必要な例:暗号資産(仮想通貨)、FX(外国為替証拠金取引)などの高ボラティリティ商品
  • 法人の余剰資金運用におすすめ:債券、分散投資された投資信託など

鉄則2:「流動性」を確保する(現金化のしやすさ)

法人の資金需要は突発的に発生することがあります。「急な設備投資が必要になった」「大口取引先からの入金が遅れた」といった際に、すぐに現金化できない商品はリスクとなります。

例えば、不動産投資は流動性が低く、現金化に数ヶ月かかることも珍しくありません。いつでも解約・売却ができ、数日以内に現金が手元に戻る「流動性の高い金融商品」を中心にポートフォリオを組むことが重要です。

鉄則3:決算・税務への影響を理解する

法人の資産運用では、評価益(含み益)や評価損(含み損)が決算書の数字に直接影響を与える場合があります。

  • 売買目的有価証券:期末の時価で評価替えを行い、評価損益を計上する。
  • 満期保有目的の債券:原則として取得原価で評価する(時価評価しない)。

運用商品の種類や保有目的によって会計処理が異なるため、知らずに高リスク商品を購入し、決算期に大きな評価損が出て赤字転落…といった事態を避けるには、税理士や会計士と連携しながら進めることが重要です。

【リスク・目的別】法人の資産運用におすすめの商品5選

ここからは、前述の「3つの鉄則」を踏まえた上で、法人におすすめできる具体的な金融商品のカテゴリーを5つご紹介します。

※具体的な銘柄選定は、企業の財務状況によって異なります。ここでは特徴とリスクを解説します。

1. 国内債券(国債・社債)

国や企業が発行する有価証券に投資し、定期的に利子を受け取りながら、満期に元本が償還される商品です。

  • メリット:
    • 満期まで保有すれば、発行体が破綻しない限り元本と利子が戻ってくるため、計画が立てやすい。
  • リスク:
    • 発行体の信用リスク(倒産など)。
    • 途中売却する場合、金利情勢によっては元本割れする可能性がある。

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2. 外国債券(米国債など)

仕組みは国内債券と同じですが、外貨(米ドルなど)で発行される債券です。

  • メリット:
    • 国内債券よりも高い金利収入が期待できる。
    • 資産の一部を外貨で持つことで、円安リスクへの備え(通貨分散)になる。
  • リスク:
    • 為替リスク:円高に進んだ場合、円換算での資産価値が減る可能性がある。

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3. 投資信託(バランス型・債券重視型)

投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、ファンドマネージャー(金融資産を運用する専門家)が株式や債券などに投資・運用する商品です。

  • メリット:
    • 1つの商品で複数の資産・地域に分散投資できるため、リスクを抑えやすい。
    • ファンドマネージャーに運用を任せられるため、銘柄選びや売買の手間がかからない。
  • リスク:
    • 元本保証ではない。
    • 保有期間中に信託報酬などのコストがかかる。

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4. 国内株式(高配当株など)

安定した利益を出している企業の株式を保有し、配当金を得ることを主目的とする手法です。

  • メリット:
    • 受取配当等の益金不算入制度:法人が受け取る配当金の一部または全部が、法人税の課税対象から除外される制度を利用できる(※保有比率等により条件が異なります)
    • インフレ局面では株価の上昇も期待できる。
  • リスク:
    • 価格変動リスクが大きい(元本割れの可能性)。
    • 減配(配当金が減る)リスクがある。

5. 外貨建てMMF

格付けの高い外貨建て(米ドルなど)の短期証券を中心に運用される投資信託の一種です。

  • メリット:
    • 売買手数料がかからないケースが多く、少額から投資可能。
    • 換金性が高く、申し込みの翌営業日には現金化できることが多い。
    • 外貨預金よりも利回りが高い傾向にある。
  • リスク:
    • 元本保証ではない。
    • 為替リスクがある。

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ここに注意!法人の資産運用でよくある「失敗パターン」

「良かれと思って始めた運用が、逆に会社の負担になってしまった」残念ながら、そのようなケースは少なくありません。

私たち「投資信託相談プラザ」にご相談に来られる企業様からよく伺う、典型的な失敗例をご紹介しましょう。

全体の方針(出口戦略)を決めずに始めてしまう

特定の銘柄や商品だけに注目し、「なぜその資産を持つのか」「いつ現金化するのか」という全体の方針がないまま運用を開始するパターンです。個別の商品の良し悪し以前に、会社の財務目標に合致していない資産を選んでしまうと、いざ資金が必要な時期に大きな含み損を抱えて動けなくなるリスクがあります。

限られた情報や一つの提案にのみ頼るのではなく、客観的な視点で「ポートフォリオ(資産の組み合わせ)」を検討することが不可欠です。

節税目的だけで複雑な商品に手を出す

「全額損金になりますよ」「節税効果が高いですよ」という言葉に惹かれ、金融商品を購入するケースです。

節税メリットばかりに目が行き、肝心の「資産としての価値」や「流動性」を見落としてしまうと、いざ現金が必要になったときに多額の解約手数料が発生し、結果的に大損をしてしまうことがあります。

継続的なモニタリング体制が不足している

一度商品を購入したきり、その後の市場環境や自社の財務状況の変化を運用に反映させないパターンです。金融市場は常に変動しており、数年前の賢い選択が今の「リスク」になっていることも少なくありません。

社内に専任の担当者がいない場合、購入時の判断を振り返る機会が失われがちです。運用の成果を定期的に見直し、必要に応じて構成を組み替える(リバランス)といった「継続的な管理体制」を外部のパートナーも含めて構築しておくことが、長期的な成功の鍵となります。

法人の資産運用は「中立的な立場のIFA」と一緒に進めるのがおすすめ

ここまで解説してきたように、法人の資産運用には専門的な知識と、長期的な視点が不可欠です。しかし、本業で多忙な経営者様が、相場を常にチェックし、適切な商品を選び続けるのは現実的ではないでしょう。

だからこそ、「信頼できる運用のパートナー」を持つことをおすすめします。

投資信託相談プラザが選ばれる理由

私たち「投資信託相談プラザ」は、特定の金融機関に所属しない「IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)」です。多くの法人様に選ばれているのには、明確な理由があります。

  1. 中立的な立場で、御社に合った商品を提案
    • 私たちは「売りたい商品」ではなく、経営状況や目的に合わせて「本当に必要な商品」だけをご提案します。
    • SBI証券・楽天証券というネット証券大手と業務委託契約を締結しているため、幅広い選択肢の中から商品選びが可能です。
  2. 転勤なし。長期的なパートナーとして伴走
    • 原則として転勤がありません。担当者が原則変わることはありません。
    • 5年後、10年後の会社の未来を見据え、長期的な視点で資産運用をサポートいたします。
  3. 対面相談で丁寧な対応。確かな実績
    • 対面相談が可能で丁寧な対応をいたします。
    • 全国各地に相談店舗を展開しており、仲介するお預かり資産残高は5,000億円(※令和8年2月時点)、仲介口座数は延べ60,000口座(※令和7年12月時点)と、確かな実績があります。

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IFAをパートナーに選ぶメリット

利益の蓄積による「自社株評価の高騰」への対策や、効率的な利益繰り延べが期待できる「オペレーティング・リース」、さらには万が一の保障と退職金準備を兼ねた「法人保険」など、証券以外の手段も交えて多角的にアプローチできる点が、IFAをパートナーに選ぶ大きな利点といえます。

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まとめ:会社を守り、育てるための資産運用を始めましょう

法人の資産運用は、決して「濡れ手で粟(あわ)」の儲け話ではありません。インフレや円安といった外部環境の変化から会社を守り、持続的に発展させるための重要な経営戦略です。

「何から始めればいいかわからない」「今のポートフォリオが適正か診断してほしい」

そのようなお悩みをお持ちでしたら、まずは一度、投資信託相談プラザの無料相談をご活用ください。御社の財務状況や経営目標をじっくり伺った上で、リスクを抑えた適切なプランをご提案させていただきます。

まずは「知る」ことから、会社の未来を守る一歩を踏み出してみませんか。

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弊社の生命保険募集人は、保険契約の締結にあたり保険会社の承諾を必要とする媒介の権限のみが認められており、契約締結の代理権や告知受領権はありません。保険契約の申込をされる際は、ご契約のしおり、約款、重要事項説明書(契約概要・注意喚起情報)、契約締結前交付書面等の書面を十分にご確認くださいますようお願い申し上げます。また、変額保険には運用リスク等のリスク、外貨建て保険には為替リスク等のリスクがございます。リスクや手数料等の重要事項をよくご確認ください。

このコラムの執筆者

道谷 昌弘

株式会社Fan IFA

AFP(日本FP協会認定) 大学卒業後、大手証券会社に入社。国内営業部門にて法人・個人の資産運用アドバイスを行う。8年間勤めたのち退社し、より中立的なアドバイスができるIFA(独立系投資アドバイザー)に転身。現在は富山を拠点に、全国各地のお客様に幅広くコンサルティングを行いながら、お客様にとって本当に良い商品提案を日々追求している。

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