資産運用は、貯金を除いて「投資」と「投機」の2種類に分かれます。投資の世界へなかなか踏み出せない方は、ここの考え方が一緒になっている方が多い印象です。
では、資産形成に向いている投資方法はどういったものがあるのでしょうか?
こちらの記事では、この投資と投機の特徴や違いについてもわかりやすく解説していきます。「これから資産運用を始めてみよう!」と考えている方は、ぜひ一度読んでみてください。
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INDEX
貯金・投資・投機の違い
お金の増やし方には、大きく3つにに分けることができます。
- 貯金
- 投資
- 投機
私たちに馴染みがあるのは「貯金」ですが、銀行口座などにおいてコツコツと貯めていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
では、「投資」と「投機」の違いはいかがでしょう。何となく同じようなイメージで捉えられている方も多いのではないでしょうか。しかし、これから資産形成を行う上で、この違いを明確にしておくことはとても大切なことなのです。
では、順番にその違いについてご説明していきたいと思います。
貯金とは
「貯金」とは、お金を貯めること全般のことを指しており、具体的には銀行口座への普通預金や定期預金などが一般的な貯金の方法です。
元本保証されているために元本を守りながら、安全に資産形成ができるといったメリットがあります。ただ、その反面で大きく増やすことができないといったデメリットも存在します。
投資とは
「投資」とは、株や債券、投資信託などの購入などによって、将来有望と思われる事業や証券などに資金を投じることを指しています。
中長期的な志向によってゆっくりと資産を増やしていくイメージを持っています。そのため、購入した日にいきなり資産が増えるようなことや、短期間に資産が2倍や3倍になるようなものではありません。
また、投資のメリットとして、投資者だけでなく、企業や社会も豊かになる「Win-Win」の側面も持っています。
ただし、株や債券などには値動きがありますので、損失を被る可能性もあるということを理解しておく必要があります。
投機とは
「投機」とは、その字の通り「機会に投資する」と捉えることができるもので、短期的な価格変動を利用して利益を得ようとする取引のことを指しています。
デイトレードなどが投機に当たるもので、短期志向であるために、ギャンブル性が強いイメージをお持ちの方も多いでしょう。実際、短期的に大きな資産を獲得できる可能性もありますが、その反面で大きな損失を被る可能性も少なくありません。
リスク資産に投資をしてリターンを得る
「リスク資産に投資」というと、具体的には、株式や債券などの投資商品を購入することで、資産形成を目指していくことです。どのような点に着目しておくべきか、説明していきましょう。
リスクとリターンの関係
リスク資産に投資をするためには、リスクとリターンの関係について理解しておく必要があります。
たとえば、現金を貯金箱で貯めるような場合や、銀行口座に貯蓄していくような場合には、リスクはそれほど大きなものではありません。しかしその反面、リターンも微々たるものとなっています。
では、債券を見てみると、現金や預金と比べて少しリスクが高い商品であることが分かりますが、その半面でリターンも大きくなります。
同じように株式を見てみると、大きなリターンを獲得できる可能性があるものではありますが、リスクもその分、大きくなることが分かります。
リスクとは
上記のイメージ図をご覧になられると分かるように、値動きがあって大きなリターンが期待できる金融商品は、リスクも同時に大きくなると言えます。
ただ、リスクがすべて損失であるという訳ではありません。
たとえば、10を投資して11に増えることや、9になってしまう可能性のあるものが「ローリスク・ローリターン」な投資であるとします。
一方で、10を投資して、15になる可能性がある半面で、5になってしまう可能性があるものが「ハイリスク・ハイリターン」な投資のイメージといえるのではないでしょうか。
資産形成には比較的リスクを抑えて運用できる、投資信託や債券がおすすめ
投資に対するイメージについて、今までに投資の経験をお持ちでない方へ質問すると「ギャンブルのような怖さ」があるといった回答が多くあります。
しかし、投資信託相談プラザのIFAに投資について相談した経験のある方へ同じ質問をしてみると、投資は「コツコツと堅実に行うもの」というイメージがあるといった回答が多いです。
これから資産形成に取り組んでいく場合、比較的リスクが低いと考えられる「投資信託」や「債券投資」がおすすめです。どのような特徴を持っているのか、順番にご説明していきましょう。
投資信託とは
「投資信託」とは、投資家から集めたお金をもとにして、資産運用のプロがさまざまな株式や債券などに分散して投資を行い、運用していくというものです。
上記でご説明した貯金のように元本保証されるものではありませんが、分散して投資を行っているという点において比較的リスクが低いと言えるでしょう。
投資信託の投資対象にはさまざまなものが存在し、国内外の株式や債券、社債、不動産投資信託などから、好きなものを選択することが可能です。
また、数千円から1万円程度の少額から始めることができる点も投資信託の魅力です。
投資信託とは投資家からの資金を専門家が運用する商品。仕組みを解説
債券とは
「債券」とは、国や企業が発行しているものであり、投資家から資金を集めるために発行している有価証券のことを指しています。
投資家は債券の購入によって発行する国や企業に資金を提供すると、債券の満期となる償還日に額面の金額が払い戻され、決められた利子を受け取れる仕組みになっています。
満期日に国が破たんしていたり、企業が倒産しているようなことがない限り、債券の額面と利子が払い戻されるのです。
もちろん、国が破たんすることや企業が倒産するようなリスクは存在しますが、それらのリスクを把握したうえで投資を行えば、リスクを低く抑えることができるのです。
債券とは国や企業が資金調達目的で発行するもの。種類や株式との違い
証券選びから投資信託相談プラザがサポートします
投資信託相談プラザは全国に13店舗を展開するSBI証券・楽天証券のIFAパートナーになります。これから資産運用を始める若年層の方から、老後の資産形成を考えるシニア層の方まで幅広い年代の方に利用していただいております。
「IFAって何だろう?」「何から相談したら良いかわからない」という方もたくさんいらっしゃると思います。そういった方には、毎月開催している資産運用オンラインセミナーへの参加をおすすめします。参加費無料、ご自宅からオンラインでも参加できますので、お気軽にご参加ください。
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このコラムの執筆者
MONEY HUB PLUS 編集部
株式会社Fan
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