月10万円の積立投資でいくらまで増やせるか⁉ シミュレーションしてみる!
資産運用 投資信託

月10万円の積立投資でいくらまで増やせるか⁉ シミュレーションしてみる!

2020.12.28

投資の第一歩目として積立投資を考えている人は多いのではないでしょうか。

いざ積立投資を始めるとして、どの程度の資金を作れるのか気になる人が多いと思います。

将来のある時点で、まとまった資金を作りたい人はそれなりの投資資金(元手)が必要になります。

今回は毎月10万円を積立投資に回していき、最終的にどれくらいの資金を作れるのかを検証してみたいと思います。

積立投資を始めよう!

資産形成の王道は積立投資です。

様々な投資関連本やネット記事などで推奨されていますので、投資に興味がある人は一度は耳にしたことがあると思います。

運用相談を受ける立場の者から見ても積立投資は優れた運用法であると言えます。

ベストではないかもしれませんが、ベターな運用法であることは間違いありません。

投資初心者であれば是非取り入れてほしい運用法です。

それではなぜ積立投資が優れた運用法と言えるのでしょうか?

それは定期的に投資することにより、時間分散のメリットを受けることが出来るからです。

一度にまとまった資金を投入する場合、投資のタイミングによっては高値掴みとなり、期待した利益が出せない、あるいは大きく損を出してしまうことも充分に考えられます。

時間を分散して投資すればその心配がありません。

高い局面では少なく買い、安い局面では多く買うことになるので、平均取得単価を抑える効果が期待できます(もちろんベストは安い局面で一気に資金を投じることですが、現実的に難しいと言えます)。

「手堅く資産を増やす」ことを考えれば積立投資は外せないでしょう。

月10万の積立投資でいくらまで増やせるか⁉ シミュレーションツールを使って概算金額を出してみよう!

「積立投資が資産運用の王道なのは理解したけど、結局どれくらいの資産を作れるの?」というご質問をよくいただきます。

残念ながら将来は不確実なので絶対にこの金額を作れます、とお伝えするのは出来ません。

それでは全く見当がつかないのかと言われればそうとも言えません。

例えばインデックス投資信託で積立を行う場合、必ず(基準)価格が連動する指数があります。

対象とする指数は過去何年にもわたり算出されているのが一般的です(最近作られた指数も当然あります)。

何年にもわたって算出されている指数はパフォーマンスがどうだったかを見ることが出来ます。

例えば日本だったら日経平均株価、米国だったらS&P500といった指数があります。

上記のような指数が過去どのように推移してきたかを振り返れば、今後の参考になるでしょう。

日経平均株価なら直近20年間で利回りは約3%、S&P500なら同約9%といった実績です。

それでは早速シミュレーションを行ってみましょう。

今回利用するシミュレーションツールは楽天証券が提供している『積立かんたんシミュレーション』です。

誰でも利用出来ますので、これから積立投資を始める人は参考にしてみてください。

シミュレーションの前提条件として、毎月10万円を20年間積立投資して(元本総額2,400万円)、利回りを3%・5%・7%とした3つのケースで算出しました。

各想定利回りはそれぞれ「慎重運用型」・「バランス運用型」・「利益追求運用型」といった運用イメージとなります。

先程の日経平均株価やS&P500などの実績からすれば、シミュレーションの前提条件の利回りは的外れではないと思います。

シミュレーション結果を見ますと、20年間のトータルリターンは
利回り3%なら約37%(約883万円の利益=積立総額約3,283万円)
利回り5%なら約71%(約1,710万円の利益=積立総額約4,110万円)
利回り7%なら約117%(約2,809万円の利益=積立総額約5,209万円)
となります。

年間2%のリターンの差で最終的な運用残高が大きく変わってくることが分かります。

それならばと利益追求を目指したいところですが、高いリターンを目指すならば大きなリスクを取らなくてはならないことはしっかりと認識しておきましょう(当初の期待リターンを大きく下回ることもある)。

※当該数値はあくまでもシミュレーションであり、将来の成果を約束するものではありません。※期待利回りは、再投資され、複利計算を行ったものです。※申込手数料、税金等は控除しません。

「つみたてNISA」や「iDeCo(個人型確定拠出年金)」などの優遇制度から始めよう!

積立投資を始めるにあたり活用したい制度が「つみたてNISA」や「iDeCo(個人型確定拠出年金)」などの制度です。

各制度とも毎月〇〇円などといった形で積立投資を行っていきます。

お勧めしたい理由は、各制度とも運用益が非課税というメリットがあるからです。

通常は金融商品取引で得た利益に対して約20%の税金負担が発生します。

2つの制度を使えばその約20%の税金がかからない(非課税)=利益全部が手取りとなります。

つみたてNISAは誰でも年間40万円、iDeCoはその人の立場により異なりますが、会社員なら年間27万6千円(勤務先で企業年金がない場合)まで投資することが可能です。

毎月10万円(年間120万円)の積立投資を行う場合は投資枠いっぱいを使ってしまうので、投資枠いっぱいを使った上で、余った部分を課税口座で運用してもらえればと思います。

「つみたてNISA」や「iDeCo(個人型確定拠出年金)」についての制度概要は下記の表をご覧ください。

積立投資は非常に手堅く資産形成を図れる運用法です。

優遇制度を活用しながら資産形成を図ってもらえればと思います。

このコラムの執筆者

小須田 徹

株式会社Fan IFA

プライマリー・プライベートバンカー(日本証券アナリスト協会認定) 関西学院大学卒。政府系金融機関勤務を経てIFAに転身。東京丸の内店に在籍。日本人の金融リテラシー向上に寄与すべく活動中。投資初心者の若い世代から退職世代の方まで、幅広い年齢層のお客様の金融コンサルティングを行う。

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