お金のことを相談したいとき、誰に相談していますか?まず思い浮かぶのは金融機関の窓口でしょうか。あるいは家族や友人でしょうか?IFAという選択肢についてぜひ検討してみましょう。中立・公平な立場からアドバイスが可能な、資産運用のプロです。当コラムではIFAに相談するメリットについて解説していきます。
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投資信託などの商品選びの情報源はどこから?
みなさんは株式や投資信託を購入する際に、どこから情報を入手していますか?当コラムでは、金融広報中央委員会でのレポートを引用させていただきました。
2011年と2016年の比較です。
2011年における上位3位は、上から「金融機関の窓口での相談」、「家族・友人との会話、口コミ」、「テレビ・新聞等」の順番でした。
2016年における上位3位では、上から「ウェブサイト」、「金融機関の窓口での相談・パンフレット」、「テレビ・新聞等」の順番でした。
直近の年間で、ウェブサイトで情報を取得される方が増え、知人からの口コミは順位を下げました。また最近の調査でも情報源は金融機関(窓口・パンフレット)に偏っていることがわかります。
次のグラフでは、「資産運用」、「生命保険」、「借入れ」といった金融相談をする際に、相談窓口を複数検討したかどうかのアンケート結果となります。
グラフからわかる通り、3項目いずれも約3~4割の方が他社との比較をしていないことがわかります。
さらに資産運用の中身を深堀りしてみると、株式、投資信託、外貨預金等のリスク性商品を購入された方の中でも、商品性を理解していない方が約2~3割もいらっしゃることがわかりました。
これまでの情報をまとめると、
- 取得される情報源はいまだに金融機関の窓口・パンフレットが4割近くある
- 商品の提案を受け検討する際に、他社比較しない方が約3~4割いる
- リスク性商品を購入した際、約2~3割の方が商品性の理解度が乏しい状態である
以上のようなことがわかります。
IFAは独立系の資産運用アドバイザー!
IFAという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
日経新聞などで取り上げられることも増えてきたので、日本でも少しずつ認知度は上がっていると思いますが、それでもメジャーな存在とはまだまだ言えません。初めて聞いたという方も多いと思います。
IFAとは独立・中立的な立場から資産運用のアドバイスを行う専門家のことをいいます。
日本では「独立系ファイナンシャルアドバイザー」とも呼ばれています。
日本でのIFAというのは、内閣総理大臣の登録を受けて証券会社や銀行と業務提携を結び、株や債券、投資信託などの売買の仲介を行う金融商品仲介業者に所属する外務員のことをいいます。簡単にいうと、金融機関から独立した資産運用アドバイザーであり、金融商品の仲介も行える業者です。
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IFAに相談するメリットとは?
金融先進国である欧米では、IFAが弁護士や税理士と並ぶ地位を確立しており、重要な役割を担っています。
IFAは銀行・証券会社から独立した存在のため、金融機関の営業方針に縛られることなくお客様にとって最適な金融商品や運用方法の提案が可能です。また、原則転勤や人事異動がないので、長期的なお付き合いができるのも強みといえます。
金融機関の窓口のパンフレットやネットの情報だけで運用商品を選んでいると、どうしても情報が偏ってしまう可能性があります。また、自分なりに考えて運用をしているつもりでも、それが本当に自分に合っているかどうか判断するのは難しいです。
もちろん、家族や友人に相談するのもひとつの手段だと思います。しかし、これからはIFAに相談するという選択肢を持っていただきたいと思います。独立・公平な視点で、客観的なアドバイスが可能だからです。
- 運用を始めたいけど、どうしたらよいかわからない
- 持っている商品のことをもっと詳しく聞いてみたい
…など些細なことでも構いませんので、資産運用のことでわからないことがあればぜひお気軽にご相談ください。
このコラムの執筆者
道谷 昌弘
株式会社Fan IFA
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AFP(日本FP協会認定) 大学卒業後、大手証券会社に入社。国内営業部門にて法人・個人の資産運用アドバイスを行う。8年間勤めたのち退社し、より中立的なアドバイスができるIFA(独立系投資アドバイザー)に転身。現在は富山を拠点に、全国各地のお客様に幅広くコンサルティングを行いながら、お客様にとって本当に良い商品提案を日々追求している。