株主優待のおすすめを目的別に紹介!銘柄選びのポイントも解説
株式投資

株主優待のおすすめを目的別に紹介!銘柄選びのポイントも解説

2021.09.25

株主優待とは自社株を購入した株主に対して、企業が自社商品や自社サービス、金券、優待券などの優待品を贈る制度のことです。

売却益を目的とした株式投資とは違い、長期的な運用が基本となるため、堅実な投資方法のひとつとして株主優待の充実した株を選ぶことがおすすめです。

こちらの記事では、株主優待を目的とした株の選び方とおすすめの銘柄を紹介します。

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株主優待とは自社の株主に優待品を贈る制度

株主優待とは自社の株主に優待品を贈る制度

株主優待とは自社株を購入した株主に自社商品や優待券、金券、カタログギフト、企業独自のサービスなどの優待品を贈る制度のことです。

株券の投資においては売却益や配当金を目的としたものの他に、この株主優待に注目した運用方法があるのです。

暮らしに役立つさまざまな優待を受けながら、安定した株の運用が行えるため、堅実な投資を行いたいという層から注目されています。

上場企業のうち何割が実施し、年に何回贈っているのか、株主優待の種類について説明しましょう。

上場企業の約4割が株主優待を実施

株主優待はすべての企業が行っているわけではありません。2021年5月の時点で上場企業約3,700社のうち、約1,500社が株主優待を実施しています。つまり、全体の約4割の企業で株主優待を実施しているのです。

株主優待は実施する企業にとっても、自社商品や自社サービスを使ってもらうことで宣伝につながるというメリットがあります。

さらに株主優待を目的とした株主は、一般的に長期保有する傾向があるため、企業側は株価の安定という効果も期待できます。

株主優待は年1~2回の提供が一般的

株主優待は年に1~2回、提供されるのが一般的です。2020年10月から12月にかけて行われた野村インベスター・リレーションズ株式会社の調査によると、株式優待のもっとも多い送付月は6月、次いで12月となっています。

また実施回数は年1回が全体の38.8%、年2回の実施が18.3%、年3回の実施は1.1%です。

株主優待の回数に関しては企業の業績によって変化する点には注意しましょう。

参考HP 野村インベスター・リレーションズ株式会社「株主優待実施企業 実態調査」

自社商品や金券からギフト食品まで多彩

株主優待の種類は実にバラエティに富んでいます。自社商品や自社サービスは提供している企業の数だけ種類があるので、日々の生活でお得感を感じられるものから、旅行やレジャーなど家族で楽しめるもの、趣味や美容・健康で活用できるものまで、多彩です。

自社商品以外でも優待券や金券、食事券、宿泊券、さらにはカタログギフトなど、企業側も工夫を凝らして魅力的な優待品を提供しています。

株主優待で銘柄を選ぶ際の4つのポイント

株主優待の内容によって銘柄を選ぶ際には多角的に検討することをおすすめします。

まず株主優待を受けるための条件を満たしていなければなりません。さらに優待利回り、企業の経営状況なども確認すべきでしょう。

長期保有が前提であってもリスクがまったくないわけではありません。ここでは後悔しないための銘柄購入のポイントを解説していきます。

1.最低投資金額を確認する

株主優待を受けるためには、条件として設定されている数以上の株式を持っている必要があります。

最低投資金額は購入時点の株価×最低保有枚数です。例えば100株以上という条件があって株価が1,500円の場合、最低投資金額は15万円です。

最低投資金額を決めて銘柄を選ぶ方法もあります。ただし株価は日々変動しているので、購入するタイミングでの株価を確認しなければなりません。

2.優待内容の使いやすさを確認する

仮に株主優待が豪華なものであっても、ライフスタイルに合わないと使う機会がないまま無駄になるという状況も考えられます。

特に金券や優待券、サービスの優待割引には利用期限が設けられているのが一般的なため、よく確認しましょう。

優待品が送られてきても、使わなければ無駄になるだけです。優待品や優待サービスが普段の行動範囲の中で利用できるものであるのかどうかを確認して、日常的に使いやすい優待品から銘柄を選ぶといいでしょう。

3.優待利回りを確認する

優待の内容を判断する材料として、優待利回りがあります。買った株の金額に対して、優待の価値がどれくらいあるのかの比率を表した数値です。

この数値が高いほど、お得な優待と言えるのです。計算式は以下の通りです。

優待の価値(金額に換算)÷ 優待取得にかかった金額=優待利回り

 

例えばA社の株主優待が5,000円の商品券であるとします。100株保有が優待を受ける条件で、1株あたりの株価は1,000円です。数式は5,000÷(1,000×100)となり、利回りは0.05、つまり5%です。

優待利回り10%を超える高利回りの銘柄もありますが、一般的には3.5%以上であれば、かなりの高水準でしょう。

4.株価収益率(PER)や配当を考慮する

株主優待を目的とした投資であっても、株価収益率や配当などを含めて総合的に判断し、銘柄を購入することが求められます。

優待品目当てで入手した株式の株価が大幅に下落してしまった場合には、売却時に大きな損失となる可能性があるからです。

銘柄を購入する際には優待内容や条件以外にも企業の収益性や安定性、成長性などの確認を必ずするようにしましょう。

日々の生活でお得感のあるおすすめ株主優待

日々の生活でお得感のあるおすすめ株主優待

優待品でも特にうれしいのは日々の暮らしの中で利用できるものです。生活圏内でのショッピングに利用できるキャッシュバック特典のついたオーナーカード、グループ内で使用できる電子マネー、宿泊クーポン、交通費割引券などの「使える」ラインナップが揃っています。

ここでは日々の暮らしを彩る3銘柄の株主優待を紹介しましょう。

イオン(8267)のオーナーズカード

株主優待内容 オーナーズカード
(保有株数に応じてキャッシュバックあり。
100株以上 3%、500株以上 4%、1,000株以上 5%、
3,000株以上 7%)
必要保有株数 100株以上
最低投資価格 298,100円(2021年7月2日終値)
長期保有株主優待制度 あり(ギフトカード)

100株以上の保有という条件での優待です。イオングループでショッピングをした場合に3%のキャッシュバックがある、オーナーズカードが配布されます。

キャッシュバックの割合は保有する株数によって変化します。イオングループは全国的に広く展開しているため、日常的に使いやすくお得感のある株主優待です。

楽天グループ(4755)の楽天キャッシュ

株主優待内容 楽天キャッシュ(楽天市場、楽天トラベル、楽天ペイアプリ加盟店などで利用できるオンライン上の電子マネー。保有株数と保有期間によって金額が変わる)

楽天トラベル国内宿泊クーポン(15,000円以上の旅行で利用できる、国内宿泊1,500円クーポン1枚)

必要保有株数 100株以上
最低投資価格 126,300円(2021年7月2日終値)
長期保有株主優待制度 あり(保有株数と保有期間によって楽天キャッシュの金額が変わる)

楽天グループの株主優待はオンライン上の電子マネーの楽天キャッシュです。100株以上、5年未満の保有であれば500円の楽天キャッシュが付与され、株数や保有期間が増えると、金額も増えます。また、15,000円以上の国内旅行で利用できる楽天トラベルの宿泊クーポンもあり、旅行に行く機会が多い人にはうれしい優待内容です。

楽天キャッシュおよびクーポンは楽天株主優待専用サイトでの申込み後にウェブ上で楽天IDに後日付与されます。

JR東日本(東日本旅客鉄道、9020)の株主優待割引券

株主優待内容 株主優待割引券(4割引。100株ごとに1枚配布)、JR東日本グループの運営する施設割引サービス券
必要保有株数 100株以上
最低投資価格 792,800円(2021年7月2日終値)
長期保有株主優待制度 なし

JR東日本の株主優待割引券は路線内の運賃や特急券、指定席代を4割引する優待なので、使い方によってはかなり大きなメリットが期待できます。また100株ごとに1枚発行されるため、保有している株数が多いと、大きな恩恵を受けられるでしょう。

10万円以下で楽しめるおすすめ株主優待

10万円以下で楽しめるおすすめ株主優待

株主優待を目的としての株式投資を手軽に楽しみたい場合には10万円以下で株主優待を受けられる銘柄も検討してみましょう。10万円以下でもラインナップは充実しています。

日々の暮らしでうれしいお米券、さまざまな店舗で利用できるQUOカード、利用価値の高い商品券など、ここでは10万円以下の投資で楽しめるおすすめの銘柄を紹介します。

早稲田アカデミー(4718)

株主優待内容 QUOカード(1,000円相当):3月末の株主(6月発送)
株主優待券(5,000円相当):9月末の株主(11月発送)
必要保有株数 100株以上
最低投資価格 93,000円(2021年7月2日終値)
長期保有株主優待制度 あり(保有期間3年以上でQUOカードが2,000円相当、株主優待券が10,000円相当に増加)

早稲田アカデミーの株主優待は6月発送のQUOカードと11月下旬発送の株主優待券、年2回あります。また3年以上の保有で優待内容が金額で2倍相当に増えるので、長期保有がおすすめです。

ヤマダホールディングス(9831)のお買物優待券

株主優待内容 お買物優待券(3月末の基準日に基づき500円相当、9月末の基準日に基づき1,000円相当。株式保有数に応じて、お買物優待券の枚数が増加する)
必要保有株数 100株以上
最低投資価格 51,800円(2021年7月2日終値)
長期保有株主優待制度 なし

ヤマダホールディングスの株主優待は年に2回、お買物優待券を発送しています。株式の保有数に応じて、送付されるお買物優待券の枚数も増えます。ヤマダ電機は全国展開しているため、生活圏内で利用しやすい優待です。

趣味や美容で活用できるおすすめ株主優待

趣味や美容で活用できるおすすめ株主優待

株主優待品には趣味で使えるもの、美容や健康で活用できるものが数多くあります。普段から利用している商品やサービスを提供している企業の人気商品からセレクトされた優待品ならば、スムーズに利用することができるでしょう。

趣味・美容・健康関連の優待品は日々の暮らしをさらに豊かなものにしてくれることを期待できます。

ミルボン(4919)の自社製品

株主優待内容 自社商品(保有株数によってポイントが付与され、ポイントに応じて商品を選択する)
必要保有株数 100株以上
最低投資価格 631,000円(2021年7月2日終値)
長期保有株主優待制度 あり(保有期間3年未満と3年以上で付与ポイント数が変わる)

美容サロン用ヘア化粧品を扱っているミルボンの優待品は自社の人気商品です。保有する株数に応じてポイントが決まり、それぞれのポイントごとのセットから商品を選びます。ヘアケアを考えている方におすすめです。

女性層から注目されるポーラ・オルビスホールディングス(4927)の自社商品

株主優待内容 株主優待ポイント(保有数数によって、ポイントが変わり、その保有ポイントに応じて優待カタログから商品を選択)
必要保有株数 100株以上
最低投資価格 297,200円(2021年7月2日終値)
長期保有株主優待制度 あり(3年以上継続保有で20ポイント加算)

優待ポイントに応じて、ポーラの自社商品の優待カタログから商品を選ぶ仕組みになっています。ポーラ、オルビス、ジュリーク、THREE、ディセンシアなどの幅広い商品の他に、ポイント数によってはポーラ美術館の入場チケットも選択できます。

丸善CHIホールディングス(3159)の商品券

株主優待内容 500円相当の商品券(保有株数に応じて、金額もアップ)
必要保有株数 100株以上
最低投資価格 40,700円(2021年7月2日終値)
長期保有株主優待制度 なし

丸善CHIホールディングスの優待券は丸善やジュンク堂などの書店で使える商品券です。保有する株数に応じて、商品券の金額も上がります。全国に約90店舗あり、読書が趣味という方にとってはうれしい優待でしょう。

子育て世代におすすめ株主優待

子育て世代におすすめ株主優待

子育て世代におすすめしたい株式優待も数多くあります。子ども用品は子どもの成長に合わせて買い換えていくため、必要な商品が次から次と出てくるので、優待品や優待券はありがたい存在となるでしょう。

商品の割引カードや割引券の他に、一般では販売されていない貴重な特別企画セットが配布されることもあるので、情報をしっかりチェックすることをおすすめします。

西松屋チェーン(7545)のお買物カード

株主優待内容 お買物カード「株主ご優待カード」(1,000円相当。保有株数に応じて、金額もアップ)
必要保有株数 100株以上
最低投資価格 148,000円(2021年7月2日終値)
長期保有株主優待制度 あり(保有期間3年以上で2月に優待買物割引カード送付)

ベビー・子どもの生活用品を中心に販売している西松屋の株式優待は店舗で使用できるお買い物カードです。西松屋は全国で1,009店舗(2021年2月現在)展開しているため、生活圏で使用しやすい優待のひとつでしょう。

タカラトミー(7867)の公式通販サイトでの割引とオリジナルセット

株主優待内容 優待割引と特別企画セット
必要保有株数 100株以上
最低投資価格 96,100円(2021年7月2日終値)
長期保有株主優待制度 あり(保有年数に応じて割引率が変わる)

1年未満 10%割引

1年以上3年未満 30%割引

3年以上 40%割引

タカラトミーの株式優待は公式通販サイト「タカラトミーモール」での優待割引です。保有年数に応じて、割引率が変わります。この他に例年、一般販売されていない特別企画セットが配布されています。

2020年には50周年記念「トミカ」やトミカ50周年デザインのレーシングスーツを着用した「リカちゃん」がラインナップされました。

飲食で利用できるトリドールホールディングス(3397)の割引券

株主優待内容 株主優待食事割引券(100円優待券30枚、保有株数によって、枚数が増加)
必要保有株数 100株以上
最低投資価格 195,000円(2021年7月2日終値)
長期保有株主優待制度 あり(年2回、1年以上継続して200株以上の株式を保有している株主に対して、保有株数に応じて株主優待食事割引券を配布)

飲食店や居酒屋を幅広く展開しているトリドールの株主優待は割引券です。保有株数に応じて、100円優待券が30枚から最大150枚まで配布されます。

カフェやうどんから、ラーメン、とんかつ、焼きそば、カレーなど、バラエティに富んだ飲食チェーン店で使用できるので、使い勝手のいい優待です。

株主優待に注目して株式投資を検討しよう

株式優待は企業が株主に対して優待品を贈る制度です。優待品の内容も自社商品や自社サービスから、金券、割引券、食事券まで、幅広い優待があります。

ライフスタイルに合った優待を見つけて、その内容によって銘柄を検討するといいでしょう。

ただし最低投資額の確認は必須となります。また、企業の業績もしっかり確かめることが必要です。

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このコラムの執筆者

MONEY HUB PLUS 編集部

株式会社Fan

未来につながる投資情報メディア「Money Hub Plus(マネハブ)」の編集部です。
みなさまの資産形成に役立つ情報を日々発信しております。

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