【初心者向け】まとまったお金の運用方法を解説

【初心者向け】まとまったお金の運用方法を解説

資産運用

この記事のポイント

  • 低金利とインフレにより、預金だけではお金の価値は目減りする可能性がある
  • 安定重視の国債から、収益性を狙う外国債券や投資信託まで、目的別に運用方法を選ぶことが重要
  • 生活防衛資金を確保したら、まずは自分のリスク許容度を知ってから資産運用を始めよう
  • 一人で悩まず、IFAのような中立的な資産運用アドバイスの専門家に相談するのも有効な手段

退職金や相続、あるいは長年の貯蓄によって、まとまったお金を手にしたとき。「この大切なお金を、どうすればいいのだろう?」と、期待とともに大きな悩みを抱える方は少なくありません。

「銀行に預けておくだけでいいのだろうか」「投資はなんだか怖いし、何から始めればいいか分からない」

もしあなたがそうお考えなら、この記事はきっとお役に立てるはずです。この記事では、まとまったお金の運用先の選択肢から、初心者の方が失敗しないための心構えまで、IFA(独立系ファイナンシャル・アドバイザー)が分かりやすく解説します。

この記事を読み終える頃には、ご自身の状況に合ったお金の置き場所・育て方のヒントが見つかり、漠然とした不安が具体的な一歩を踏み出す自信に変わっているはずです。

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なぜ今、「まとまったお金の運用」が必要とされるのか?

そもそも、なぜ大切なお金をわざわざリスクのあるかもしれない「運用」に回す必要があるのでしょうか。

その理由は、私たちの生活を取り巻く経済環境の変化にあります。

低金利時代:銀行預金ではお金はほとんど増えない現実

現在、日本の大手銀行の普通預金金利は年0.2%程度(※出典 円預金金利|三菱UFJ銀行(2025年8月14日時点))です。

これは、1,000万円を1年間預けても、利息はわずか2万円(税引前)にしかならない計算です。定期預金にしても、金利はわずかに上乗せされる程度で、資産が大きく増えることは期待できません。

かつてのように、郵便局や銀行に預けることだけでお金を増やすことは難しくなってきています。現代において、預金は「お金を安全に保管する場所」ですが、ただ預けておくだけでは実質的な価値が目減りしてしまう可能性もあります。

インフレのリスク:何もしなければお金の価値は目減りしていく

もう一つの深刻な問題が「インフレ(インフレーション)」です。インフレとは、モノやサービスの値段(物価)が上がり、相対的にお金の価値が下がることです。

例えば、昨年に100円で買えたリンゴが、今年102円に値上がりしたとします。これは、物価が2%上昇したことを意味します。言い換えれば、あなたのお金の価値が実質的に2%減ってしまったのと同じことです。

総務省統計局が発表している「消費者物価指数」を見ると、近年、私たちの身の回りのモノやサービスの価格が上昇傾向にあることが分かります。

出典:総務省統計局「2020年基準 消費者物価指数」

仮に物価が年2%のペースで上昇し続けると、今ある1,000万円の価値は、10年後には約820万円、20年後には約673万円まで目減りする計算になります。まとまったお金をただ預金で眠らせておくと、何もしないうちにお金の購買力が失われていく。これこそが、現代における最大のリスクの一つなのです。

だからこそ、インフレ率を上回るリターンを目指して、お金にも働いてもらう「資産運用」の知識が不可欠になってきます。

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【投資方針別】まとまったお金の運用方法の選択肢

では、具体的にどのような運用方法があるのでしょうか。ここでは、以下のご投資方針別に、投資スタイルに合致すると考えられる代表的な金融商品をご紹介します。ご自身の考え方に近いものからご覧ください。

  1. 利回り・安定重視
  2. 利回り・値上り益重視
  3. 値上り益重視
  4. 積極的値上り益重視

投資方針1:利回り・安定重視【元本の安全性を重視した投資】

投資スタイル
・元本が減少しないことを最優先
・株式や外貨建て商品等、元本欠損リスクの高い商品への投資は好まない
代表的な金融商品
・国債
・地方債
・格付けの高い円建て債券 など
安定した資産運用を志向

出典:株式会社SBI証券提供資料

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投資方針2:利回り・値上り益重視【元本の安全性と収益性のバランスに配慮した投資】

投資スタイル
・安全性(元本維持)を重視
・ある程度のリスク商品にも投資し、値上がりや分配金を狙う
代表的な金融商品
・国内上場株式
・国内外の投資信託
・格付けの良い円建て債券
・外国債券 など
安全性と収益性のバランスに配慮した資産運用を志向

出典:株式会社SBI証券提供資料

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投資方針3:値上り益重視【収益性を重視した投資】

投資スタイル
・収益性をより重視
・ある程度のリスク商品にも投資し、値上がりを狙う
代表的な金融商品
・国内上場株式
・外国株
・新興国へ投資する投資信託
・仕組債 など
収益性を重視した資産運用を志向

出典:株式会社SBI証券提供資料

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投資方針4:積極的値上り益重視【収益性追求・リスクの高い商品にも積極的投資】

投資スタイル
・収益性を追求
・リスクの高い商品にも積極的に投資し、値上がりを狙う
代表的な金融商品
・外国株
・新興国に投資する投資信託
・信用取引
・ワラント
・デリバティブ取引 など
積極的に投資運用を志向

出典:株式会社SBI証券提供資料

このように、まとまったお金の運用方法には様々な選択肢があります。

円預金だけでは物足りないと感じる方のご投資方針は、1の「利回り・安定重視」には該当しませんので、日本よりも金利の高い国の「外国債券」や、運用の手間が比較的少ない「投資信託」なども投資対象として検討可能でしょう。

ご自身の目的やリスクに対する考え方を整理することが、適切な商品選びの第一歩です。

失敗しないために。まとまったお金を運用する前の2つの心構え

運用を始める前に、必ず押さえておきたい2つの心構えがあります。これを知っているだけで、大きな失敗を避けることができます。

生活防衛資金は必ず確保しておく

資産運用は、あくまでも「当面使う予定のない余裕資金」で行うのが大原則です。

病気やケガ、失業など、不測の事態に備えるためのお金は「生活防衛資金」として、すぐに引き出せる預金で確保しておきましょう。

一般的に、会社員なら生活費の半年分、自営業や退職者の方は1年分が目安とされています。

自身のリスク許容度を把握する

どのくらいの価格変動までなら、精神的に耐えられますか?この「リスク許容度」は、年齢、資産状況、家族構成、投資経験、性格などによって人それぞれです。

例えば、これから収入が増える見込みのある若い世代と、年金生活を送る退職後世代とでは、取れるリスクの大きさは全く異なります。自分のリスク許容度を超えた投資は、冷静な判断を妨げ、失敗の元になります。

専門知識がなくても大丈夫。お金の専門家に相談するという選択肢

ここまで読んで、「色々な選択肢や注意点があるのは分かったけれど、自分一人で判断するのはやっぱり不安…」と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。そのように感じるのは、至極当然のことです。

大切なお金だからこそ、自己判断に頼るだけでなく、客観的な視点を持つお金の専門家に相談するという選択肢があります。

なぜお金の専門家への相談が有効なのか?

お金の専門家に相談するメリットは、単に金融商品を教えてもらうだけではありません。

  • 現状の客観的な分析
    • あなたの資産状況やライフプランをヒアリングし、課題を客観的に整理してくれます。
  • 適切なポートフォリオの提案
    • あなたのリスク許容度に合った、具体的な金融商品の組み合わせ(ポートフォリオ)を提案してくれます。
  • 心理的な支え
    • 市場が大きく変動した際など、不安な時に相談できる相手がいることは、大きな心の支えになります。

銀行や証券会社との違いは?「IFA(独立系ファイナンシャル・アドバイザー)」の役割

相談先として銀行や証券会社を思い浮かべる方も多いですが、「IFA(Independent Financial Advisor=独立系ファイナンシャル・アドバイザー)」という存在も知っておくとよいでしょう。

IFAは、特定の銀行や証券会社に所属せず、独立・中立的な立場から資産運用のアドバイスを行う専門家です。

販売方針などがないため、本当にお客様のためになる商品は何か、という視点で提案してくれるのが大きな特徴です。

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まとめ:まとまったお金の運用は、あなたの未来を豊かにする第一歩

今回は、まとまったお金の運用方法について、基本的な考え方から具体的な選択肢、注意点までを解説しました。

  • 現状維持はリスク:低金利とインフレにより、預金だけではお金の価値は目減りする可能性がある
  • 選択肢は様々:安定重視の国債から、収益性を狙う外国債券や投資信託まで、目的別に運用方法を選ぶことが重要
  • 失敗しないための心構え:「生活防衛資金の確保」「リスク許容度の把握」が不可欠
  • お金の専門家への相談:一人で悩まず、IFAのような中立的な資産運用アドバイスの専門家に相談するのも有効な手段

まとまったお金をどうするかは、あなたのこれからの人生を左右する重要な決断です。この記事が、あなたがより豊かな未来へ向かうための最初の一歩となれば幸いです。

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このコラムの執筆者

MONEY HUB PLUS 編集部

株式会社Fan

未来につながる投資情報メディア「Money Hub Plus(マネハブ)」の編集部です。
みなさまの資産形成に役立つ情報を日々発信しております。

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