ソニー銀行の住宅ローンの特徴として、申し込みから借り入れ後までサポート体制が充実しており、インターネットで手続きが完結する点が挙げられます。今回はソニー銀行の住宅ローンの特徴やメリット、ローンシミュレーションなどを解説します。
当社はソニー銀行を所属銀行とする銀行代理業者です。
当社では円普通預金口座開設、円預金(円普通預金、円定期預金、積み立て定期預金)、外貨預金(外貨普通預金、外貨定期預金)、住宅ローン、外貨送金、おまかせ入金サービス、Sony Bank WALLET のお申し込みの媒介ができます。
INDEX
ソニー銀行の住宅ローンの特徴
ソニー銀行はインターネット銀行としてはじめて住宅ローンを取り扱った銀行です。2001年6月営業開始から20年以上に渡るノウハウを生かして、AIを取り入れた住宅ローン審査や、専任のローンアドバイザーによる手続きのサポート体制などがあることが特徴です。
ここではソニー銀行の3つの住宅ローン商品、手続きについて解説してきましょう。
金利
マイホーム購入のために利用する住宅ローンでは、特にその金利が気になるところです。ソニー銀行では、商品性の異なる3つの住宅ローン商品がありますのでご紹介します。
- 変動セレクト住宅ローン
- 固定セレクト住宅ローン
- 住宅ローン
低い変動金利を希望される方は変動セレクト住宅ローン、低い固定金利を希望される方は固定セレクト住宅ローン、諸費用を抑えたい方は住宅ローンがおすすめです。
2022年8月適用分のソニー銀行の金利は次のとおりです。
(*)お借り入れ総額が、ご購入される物件の購入価格および建築される物件の建築請負価格(いずれも諸費用、お取り扱い手数料を除く)の合計額に対して90%以内のお客さまが対象となります。また、現在お借り入れされている住宅ローンの借り換えを含む場合は、対象外となります。
変動セレクト住宅ローンの適用金利は、3つの商品のうち最も低い0.397%となっています。
なお、お借り入れ金額の具体的な相談については投資信託プラザへご相談ください。
手続きや審査はインターネットと郵送でOK
ソニー銀行の住宅ローンは申し込みから契約手続きまで、すべてインターネットと郵送で完結するため、店舗に出向く必要がありません。審査には仮審査と本審査があり、2回ともネットと郵送で対応可能です。
インターネットでのお手続きに不安があったり、事前に対面でのご相談をご希望の方は、投資信託相談プラザの店舗またはオンラインで相談が可能です。
ソニー銀行の住宅ローンがおすすめな方
ソニー銀行の住宅ローンは、次のような方におすすめです。
- なるべく早く完済したい
- 金利の変動にしっかり備えたい方
ここでは、これらの方におすすめな理由に関しても詳しく解説していきます。
なるべく早く完済したい
ソニー銀行の住宅ローンは、繰り上げ返済への対応が柔軟です。そのため、繰り上げ返済をしてなるべく早く完済したい方におすすめといえます。
繰り上げ返済手数料は、一部の返済、一括返済のいずれの場合も無料で、1万円から1円単位で繰り上げ返済をすることが可能です。繰り上げ返済は何回でもおこなうことができ、またインターネットで簡単に手続きをおこなえます。
金利の変動にしっかり備えたい方
金利の変動にしっかり備えたい方も、ソニー銀行の住宅ローンが向いています。
ソニー銀行の住宅ローンを利用する新規購入の方のうち、8割以上のかたが変動セレクト住宅ローン(変動金利)を選択しています。
変動金利はその名のとおり、金利が変動するリスクがありますが、ソニー銀行は毎月15日頃に翌月の金利を公表するため、前月のうちに翌月の金利を把握し、金利が変わる前に別の金利プランに変更するなど手続きをすることが可能です。そのため、知らないうちに金利が変わっていたというような事態は避けられるでしょう。
翌月の金利は月末に公表する金融機関もあるなか、ソニー銀行は少しでも早く金利を確認したい、金利の変動に備えたい、翌月の資金計画を立てたいという利用者のニーズに答える数少ない銀行といえるでしょう。
ソニー銀行の住宅ローンの6つのメリット
ソニー銀行の住宅ローンのメリットとして挙げられるのは、次の6点です。
- AI審査と専任のローンアドバイザー
- 申し込みや手続きがネットで完結
- 保証料と繰り上げ返済手数料がかからない
- 団信の無料付帯
- がん保障(50%)がついても保険料0円
- 転職してすぐの方でも申し込みできる
それぞれ詳しく解説していきます。
【メリット1】AI審査と専任のローンアドバイザー
ソニー銀行の仮審査では、AIによる仮審査を導入しており、最短で60分で審査結果を回答することができます。
また、本審査の手続きに進まれたお客さまには、専任のローンアドバイザーが手続きのサポートをしてくれるので、インターネット銀行が不安な方に対しても安心の体制が整っています。
【メリット2】申し込みや手続きがインターネットで完結
申し込みや手続きがすべてインターネットと郵送で対応可能であることも、大きなメリットといえるでしょう。わざわざ窓口に出かける必要がなく、インターネット環境さえあれば出先からでも申し込みができます。
【メリット3】保証料と繰り上げ返済手数料がかからない
保証料と繰り上げ返済手数料が無料である点も、メリットの一つです。保証料とは、住宅ローンの債務者が住宅ローン返済ができなくなった際、代わりに保証会社に返済してもらうための保証契約の費用のことです。金融機関によっては100万円を超えることもあります。
また、繰り上げ返済は回数無制限でおこなうことが可能で、一部の返済、一括返済のいずれのケースでも無料です。
【メリット4】団信の無料付帯
ソニー銀行の住宅ローンでは、住宅ローンを借り入れた方が死亡した場合や所定の高度障害状態となった場合に、住宅ローンが実質免除となる一般的な団信に無料で加入できます。
【メリット5】がん保障(50%)がついても保険料0円
一般的な団信だけでなく、がんに罹患した場合に住宅ローンが半分になる「がん団信(がん50%保障プラン)」もおすすめです。
通常の死亡保障や高度障害保障などに加え、がんと診断された場合に上乗せ金利なし、つまり無料で住宅ローン残高の50%が保障されます。ただし、がん団信の契約ができるのは、加入時の年齢が50歳未満の方であることに注意してください。
【メリット6】転職してすぐの方でも申し込みできる
ソニー銀行の住宅ローンは、勤続期間1ヵ月未満の方でも申し込みができます。一般的に、銀行融資の審査では勤続年数が重視されがちですが、ソニー銀行においては勤続年数の制限がありません。
住宅ローンシミュレーション
住宅ローンシミュレーションで、借り入れ希望額から毎月の返済額のシミュレーションができます。ここでは、新規購入で借り入れ金額3.000万円、借り入れ期間30年と設定し、変動セレクト住宅ローンと固定セレクト住宅ローンを利用した場合のシミュレーションをご紹介します。
【借入条件】
- 借り入れ希望金額:3,000万円
- 借り入れ期間:30年
- ボーナス時返済額:0円
- 商品:変動セレクト住宅ローン
- 金利タイプ:変動金利 年利0.397%(自己資金10%以上) 2022年8月1日現在 2022年8月適用分
- 商品:固定セレクト住宅ローン
- 金利タイプ:固定10年 年利0.800%(自己資金10%以上) 2022年8月1日現在 2022年8月適用分 当初固定期間終了後は変動金利 年利1.157%として計算
- 団信:がん団信50、一般団信(金利上乗せなし)
※計算結果は元利均等返済で算出しています。計算した日により、累計返済額などが変動します。
変動セレクト住宅ローンで借り入れをした場合、月々の返済額は88,408円、30年で完済した際の累計返済額は32,489,660円でした。
また、固定セレクト住宅ローンを利用すると、月々の返済額は93,760円、30年で完済した際の累計返済額は35,213,102円という結果となりました。変動セレクト住宅ローンを選択すると、累計の返済額が抑えられることがわかります。ただし、変動金利の場合は当初の金利が将来にわたって継続するものとして算出している点にご注意ください。
住宅ローンシミュレーションをご利用の際は、下記のサイトがおすすめです。
ソニー銀行の住宅ローンに関するよくある質問
ここまでソニー銀行の住宅ローンの特徴やメリット、ローンシミュレーションなどをお伝えしてきました。ここからは、ソニー銀行の住宅ローンのよくある質問をご紹介しましょう。
- 申し込みから融資実行までどのくらい時間がかかる?
- 事務手数料は「借り入れ金額×2.2%(税込み)」と一律44,000円(税込み)もの、どちらがおすすめ?
- 変動金利から固定金利への切り替えには手数料が発生する?
- ほかの金融機関へ借り換える場合、手数料は発生する?
申し込みから融資実行までどのくらい時間がかかる?
仮審査の申し込みから融資実行までは、通常1ヵ月程度かかることを見込んでおきましょう。仮審査は、最短では60分、時間を要する場合は3日程度で結果が出ます。また本審査は書類提出後7〜10日程度で結果がわかります。
事務手数料は「借り入れ金額×2.2%(税込み)」と一律44,000円(税込み)のもの、どちらがおすすめ?
ソニー銀行の住宅ローンには変動セレクト住宅ローン、固定セレクト住宅ローン、住宅ローンの3種類あり、このうち、変動セレクト住宅ローンと固定セレクト住宅ローンは事務手数料が借り入れ金額の2.2%(税込み)です。一方、住宅ローンは44,000円(税込み)です。
事務手数料に注目すると44,000円(税込み)の住宅ローンのほうが得のように考えられますが、変動セレクト住宅ローンと固定セレクト住宅ローンは金利の引き下げ幅が大きいため、総返済額で判断するとよいでしょう。
変動金利から固定金利への切り替えには手数料が発生する?
変動金利から固定金利への切り替えの際には、手数料無料でいつでも変更可能です。
ただし、現在固定金利をご利用されており、変動金利へ切り替えする場合、ソニー銀行所定の手数料がかかる場合があります。
ほかの金融機関へ借り換える場合、手数料は発生する?
ほかの金融機関へ借り換える場合、手数料は発生しません。通常、ほかの金融機関の住宅ローンに借り換える場合、既存の住宅ローンは一括繰り上げ返済という対応となりますが、ソニー銀行ではその手数料が無料です。
住宅ローンはソニー銀行がおすすめ
ソニー銀行の住宅ローンは、申し込みから借り入れ後までサポート体制が充実しており、インターネットと郵便で手続きが完結する点が魅力です。
商品については、低い変動金利を希望される方は「変動セレクト住宅ローン」、低い固定金利を希望される方は「固定セレクト住宅ローン」、諸費用を抑えたい方は「住宅ローン」が適しているといえるでしょう。
ソニー銀行の住宅ローンを検討している方は、Fanが運営する「投資信託相談プラザ」で対面での相談ができます。
たとえば、無理のない住宅ローンの組み方や、団体信用生命保険を含めた保険の考え方といった内容に関するアドバイスも受けられます。ぜひお気軽にご利用ください。
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このコラムの執筆者
MONEY HUB PLUS 編集部
株式会社Fan
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